『黒の獅子』とは?
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未来人と忍者の間に生まれた天王獅子丸が、虚無世界から繰り出される軍団と戦う。獅子丸は、未来や過去の人間と力を合わせて、時空を超えてあらゆる時代に侵入してくる敵の軍団と戦う。敵の一人、銅磨陣内は不死身の兵法者で、ターミネーターばりに戦国時代を暴れまわる。
「週刊少年マガジン」(講談社)1978(S53)5/28~1979(昭54)6/10号に連載。
1992年にOVA版が発売!
原作コミック『黒の獅子』の内容を忠実に映像化したOVA作品『時元戦国史 黒の獅子 陣内編』がリリースされました。本作で監督を務めた渡部高志さんは、後に『灼眼のシャナ』『一騎当千』『RAVE』『いちばんうしろの大魔王』といったアニメ作品も手掛け、現在では多くのアニメファンからも認知されている存在です。
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今回の記事では、OVA版『黒の獅子』を中心に、その内容をご紹介していきたいと思います。
OVA版『黒の獅子』のストーリー
天正八年、大阪の石山本願寺。伊賀忍郡は織田信長の軍勢に果敢に立ち向かっていました。しかし、土砂降りの雨にもかかわらず、その威力を発揮する鉄砲隊、大地を焼き尽くす雷といった戦力をもつ織田信長の軍勢の戦力は圧倒的なものでした。さらに織田信長の軍勢には『忍び殺し』と呼ばれる魔人・胴磨陣内がおり、その肉体は、敵の刀を弾き返すほどの屈強ぶりを誇りました。
伊賀忍群では実力が認められていた忍者・獅子丸は胴磨陣内に一矢報いようと戦いを挑みましたが、その不死身ぶりに歯が立たず、仲間のお夕を死なせてしまいました。なんとか生き延びた獅子丸は、仲間の仇討ちのため、織田信長の軍勢を追い払うため、魔人・胴磨陣内に再び戦いに臨むのでした…
伊賀忍群では実力が認められていた忍者・獅子丸は胴磨陣内に一矢報いようと戦いを挑みましたが、その不死身ぶりに歯が立たず、仲間のお夕を死なせてしまいました。なんとか生き延びた獅子丸は、仲間の仇討ちのため、織田信長の軍勢を追い払うため、魔人・胴磨陣内に再び戦いに臨むのでした…
OVA版『黒の獅子』の本編動画
YouTube動画
Black Lion (OVA/1992)
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OVA版『黒の獅子』の魅力とは?
忍術による派手な攻撃
主人公・獅子丸や他の忍者たちが仕掛ける忍術は派手で格好良いです。織田信長の軍勢の鉄砲隊や雷といった戦力は凄いといった設定になっていますが、忍者たちが用いる術の数々もチート級で一般的な兵隊なら一網打尽にできるでしょう。
少年向けの漫画・アニメには多い展開ですけど、やはり必殺技という要素は、どこかワクワクさせられるものがありますよね。『ドラゴンボール』でいえばカメハメ波、『北斗の拳』でいえば北斗神拳、『聖闘士星矢』でいえばペガサス流星拳など、例を挙げだしたらキリがないです。
そういった要素を取り入れ、アニメ作品として、しっかり演出しているところは見逃せないポイントといえるでしょう。
魔人・胴磨陣内の強さ
少しネタバレになってしまいますが、本編では魔人・胴磨陣内は機械仕掛けのロボットという設定が明らかになります。まさにターミネーターといった感じですよね。その不死身な強さで迫ってくる様子はターミネーターの再現といえるでしょう。
ここでポイントとなるのは、映画『ターミネーター』は1980年代の作品であるということ。
『黒の獅子』は上記でも紹介しているように、原作漫画は1978年に連載されていたもので、ターミネーターの先駆けといえる存在なのです。
『黒の獅子』は上記でも紹介しているように、原作漫画は1978年に連載されていたもので、ターミネーターの先駆けといえる存在なのです。
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そして、胴磨陣内には、圧倒的な敵キャラがもつ独特な魅力を備えています。
例を挙げるのなら…
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連載誌 :週刊周年マガジン
連載期間:1978年~1979年
コミック:全4巻