「さあ、ゲームの始まりだ。お前は1000ポイント貯めなきゃいけない。もし1000ポイント貯めたら、大砲のついた戦車を家に持って帰れるんだよ。」(グイド)
ジョズエが収容所でゴネ始めた時に、この過酷な環境をゲームに変えて表現し、ジョズエを納得させるグイドの言葉でしたね。
グイドは何度も何度もこうしてジョズエを楽しませながら収容所の生活を送りました。
立派な父親だと思います。
グイドは何度も何度もこうしてジョズエを楽しませながら収容所の生活を送りました。
立派な父親だと思います。
「これが私の物語。父が命をかけて私にくれた贈り物。」(ジョズエ)
ユーモアと明るさをもってホロコーストという過酷な環境下で息子を守り通した偉大な父に対して、物語の最後の最後で、このジョズエのセリフで幕を閉じました。
どんな状況かでもゲームの様に楽しむことを、命をかけて伝えてくれた父の贈り物だったという表現は、この物語の全てを語っていたと思いました。
どんな状況かでもゲームの様に楽しむことを、命をかけて伝えてくれた父の贈り物だったという表現は、この物語の全てを語っていたと思いました。
こぼれ話
ジョズエを演じたG・カンタリーニは、当時はまだ5歳の子どもだったため、2時間の映画なら2時間で撮影も終わると思っていたそうだ。3時間経っても終わらないので「あとどれくらいかかるの?」と聞かれたR・ベニーニは、返事に困ったという。「3ヶ月かかると告げるのは勇気がいったけど、仕方なかった。でも、彼は驚くほど器用でやる気も満々だった。(現場の)みんなは、彼のことが大好きだったよ」と、インタビューに答えている。
スタッフ
監督 ロベルト・ベニーニ
脚本 ヴィンチェンツォ・チェラーミ、ロベルト・ベニーニ
製作 エルダ・フェッリ、ジャンルイジ・ブラスキ
製作総指揮 マリオ・コトネ
音楽 ニコラ・ピオヴァーニ
撮影 トニーノ・デリ・コリ
編集 シモーナ・パッジ
脚本のヴィンチェンツォ・チェラーミは2002年に公開されたピノッキオでもロベルト・ベニーニと共に脚本を共同制作しています。
予告編
Life is Beautiful (1998) Official Trailer - Robert Benigni Movie HD
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映画としての評価
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第51回カンヌ国際映画祭(1998)で審査員グランプリを受賞。第71回米国アカデミー賞(1999)で作品賞ほか7部門にノミネートされ、そのうち、主演男優賞、作曲賞、外国語映画賞を受賞した。また、トロント国際映画祭の観客賞やセザール賞の外国映画賞も受賞している。
主演を演じたロベルト・ベニーニは、この作品で脚本・監督・主演の三役をこなし、アカデミー賞受賞本命のトム・ハンクス(プライベート・ライアン)を押しのけ、主演男優賞を受賞しています。
映画を観ると判るのですが、この映画で脚本・監督・主演をこなしているというのは、とんでもないことだと思います。はっきり言って偉業です。
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確かに5歳の子供に対して、映画の撮影は永過ぎますよねぇ(笑)
それでも、あれだけの演技をみせたジョルジョ・カンタリーニは立派でしたね!