【1999年】八反安未果覚えてる!? 日本レコード大賞新人賞の受賞曲は!?受賞者は今!?
2023年9月19日 更新

【1999年】八反安未果覚えてる!? 日本レコード大賞新人賞の受賞曲は!?受賞者は今!?

昔は大晦日の夜といえば、テレビの前で一家団欒。『日本レコード大賞』と『紅白歌合戦』をはしごして視聴した方が多かったことでしょう。中でもドキドキするのが、日本レコード大賞の「大賞」と「最優秀新人賞」の発表の瞬間。今回は、日本レコード大賞の「新人賞」にフォーカスし、受賞曲と受賞者の今についてご紹介します。

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最優秀新人賞候補者(新人賞)は四組

1990年代の日本レコード大賞は、人気獲得のため様々な試みが行われました。ポップス・ロック部門と歌謡曲・演歌部門の二部門制になったのが1990〜1992年。1993年からは従来の一部門に戻されますが、同時に最優秀新人賞ノミネート(新人賞)も3組に縮小されます。1999年は4組に増やされました。(2000年以降は再び3組)

月と太陽 / 太陽とシスコムーン

リリース:1999年4月21日
作詞:つんく
作曲:つんく
編曲:小西貴雄・下町兄弟


太陽とシスコムーンは、テレビ東京の『ASAYAN』の企画「つんくプロデュース芸能人新ユニットオーディション」で合格した4名による音楽ユニット。オーディションは "芸能活動の経験を有すること" が参加条件だったため、メンバーには各々の経歴がありました。信田美帆はソウルオリンピックの体操代表選手、稲葉貴子は元大阪パフォーマンスドール、RuRuは中国出身で西城秀樹とも共演実績のある歌手、小湊美和は実家が民謡小湊流家元の民謡歌手(かつオーディション時は21歳ながら2児の母)でした。

1999年4月、『月と太陽』でデビュー。オリコンシングルチャート6位以上がグループ存続の条件でしたが、初登場4位で見事条件をクリアしました。本曲は、本人たちが出演したDDIポケットのCMソングに起用され、お茶の間でもおなじみの曲に。本曲で、日本レコード大賞新人賞を受賞しています。

続くシングル『ガタメキラ』『宇宙でLa Ta Ta』もトップ10ヒットを記録しますが、徐々に人気が低下。翌年にはユニット名をT&Cボンバーに変えて再起を図りますが、結成からわずか1年半で解散しました。その後は、個人での活躍が主となりますが、たびたび再結成しており、2023年も再結成し、SNSで積極的な情報発信を行っています。

以下は、2023年8月に解禁されたミュージックビデオです。

月と太陽 / 太陽とシスコムーン

太陽とシスコムーン「月と太陽」Music Video

SHOOTING STAR / 八反安未果

リリース:1999年5月26日
作詞:HIMW、伊秩弘将
作曲:伊秩弘将
編曲:水島康貴


八反安未果(本名も同じ)は、日本音楽事業者協会が1997年に開催した「THE JAPAN AUDITION」の歌手部門で合格。歌手部門の合格者には他に、島谷ひとみ、上良早紀がいました。

1998年3月より『THE夜もヒッパレ』にレギュラー出演し、同年11月に伊秩弘将プロデュースにより『Miss You 〜忘れないで〜』で歌手デビューを果たします。3枚目のシングルとなる本曲『SHOOTING STAR』が、TBS系列のテレビドラマ『L×I×V×E』の主題歌に起用され、オリコンシングルチャート最高位10位の大ヒット。日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞しました。本曲は、八反のオリジナル曲と勘違いしている人が多くいますが、実は原曲はHIMの1996年の楽曲です。

その後は、音楽活動を行う傍ら、自らの写真集やハワイアンカフェのオーナーなど、幅広く活動しています。

SHOOTING STAR / 八反安未果

Amika Hattan - SHOOTING STAR

海峡花火 / 山本智子

リリース:1999年4月1日
作詞:たきのえいじ
作曲:徳久広司
編曲:南郷達也


山本智子は、1999年4月『海峡花火』で演歌歌手として20歳でデビュー。愛くるしい笑顔と透明感のある歌声で人気を博し、本曲で日本レコード大賞新人賞を受賞しました。TBSラジオ『いすゞ歌うヘッドライト〜コックピットのあなたへ〜』では、2000年から放送終了の2001年まで約1年間、水曜深夜のパーソナリティーを務めていました。

その後も、演歌歌手として活動しており、2013年には、芸名を山本さと子に改名。2017年5月には、14枚目のシングル『揺れて日本海』をリリースしています。現在は、荒木一郎のプロデュースで結成した、ギタリスト米山典昭とのユニット「るーじゅのあーる」として活動しており、公式サイトやYouTube動画にてその様子が見られます。

海峡花火 / 山本智子

山本智子 海峡花火

上野発 / 和田青児

リリース:1999年2月24日
作詞:中谷純平
作曲:原譲二
編曲:鈴木操


和田青児最初のデビューは1987年。当時の芸名は藤堂哲也で、デビュー曲は『港町ろくでなし』でした。しかし、学業との両立が難しく1年で断念。それでも、歌手への道をあきらめ切れなかった和田は、上京して北島三郎の門下生となります。付き人を11年間務めた後の1999年和田青児の芸名で、本曲『上野発』念願の再デビューを果たしました。日本レコード大賞、日本有線大賞で新人賞を受賞しています。

その後も毎年のようにシングルをリリースしており、2012年には自身の事務所を構えて独立。2023年の最新シングルは、自ら(星つかさ名義で)作詞・作曲を手がけた35枚目のシングル『八雲の空』です。

上野発 / 和田青児

上野発/和田青児
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