【B'z初期の集大成とも呼べるアルバム】「RUN」を振り返る。(その1)
2018年4月30日 更新

【B'z初期の集大成とも呼べるアルバム】「RUN」を振り返る。(その1)

1992年10月28日に発表された、B'zのアルバム「RUN」。フルアルバムとしては初期のB'zの集大成とも呼べるアルバムだと思います。このアルバム「RUN」から、今回は冒頭の3曲を振り返ります。

7,016 view

B'z RUN(1992年10月28日発売)。

Amazon | RUN | B’z, KOHSHI INABA, TAKAHIRO MATSUMOTO, MASAO AKASHI | J-POP | 音楽

2,545
RUNがJ-POPストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。

1つの区切りのアルバム、初期の集大成ともいえるアルバム。

あくまでも個人の感想としてお読みいただければと思います。
ここまでのB'zは、松本さんがバックグラウンドとして参加していたTM NETWORKの雰囲気がかなり濃かった「だからその手を離して」のリリースから、一気に突き進んできた初期のB'zサウンドが、ここで完全に濃縮しきった作品であると、私は思います。
1. THE GAMBLER
2. ZERO
3. 紅い陽炎
4. RUN
5. Out Of Control
6. NATIVE DANCE
7. MR.ROLLING THUNDER
8. さよならなんかは言わせない
9. 月光
10. Baby,you’re my home
この10月の「RUN」の発売の後、神曲「いつかのメリークリスマス」を含むミニアルバム「FRIENDS」を、1992年12月9日に立て続けに発表し、これからもB'zのリリースは続々続くんだな!!と、大いにファンを期待させました。
しかし、翌年1993年は、これもB'zの代表曲の一つになった「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」と、「裸足の女神」の2つのシングルの発表に留まり、アルバムは1993年にはB'zは発表しませんでした。
この空白に近い1993年という年が、おそらくB'zが初期の「若さあふれる作品」から、「大人が聴くじっくりとした雰囲気の作品」への移行期だったのではないかと、後から振り返ると思います。
その後1994年に、シングル「Don't Leave Me」と、ものすごい分量のB'z初の2枚組アルバム「The 7th Blues」は、ブルースという名をアルバムにつけたように、「ノリノリ」路線に決別をつけ、より熟成した「大人のグループ」になっていく流れになります。
ただ、完全に路線変更したわけではなく、その後「 LOVE PHANTOM 」や、「ねがい」、「love me, I love you」の時期には、もとの「ノリノリ」のB'z路線に戻ってはいます。

Amazon | FRIENDS | B’z, KOHSHI INABA, TAKAHIRO MATSUMOTO, MASAO AKASHI | J-POP | 音楽

1270+送料
FRIENDSがJ-POPストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。

それでは、アルバム「RUN」の収録作品を見ていきましょう。

1. THE GAMBLER

イントロがオルガンから始まる、このアルバム自体のイントロにふさわしい、「さあ、これからどんなbeatが流れてくるのかなー!?」という期待がいやが上にも高まる作品です。
いなせな男は皆ギャンブル好き。もちろん金をかけるギャンブルだけの意味ではなく、人生自体がギャンブル、のような、「イチかバチか」の人生を送る男の魅力を余すところなく歌い上げた作品です。
「明日はどの目が出るか 誰にもわかりはしない・・・」と、余韻をもって終わるところが、次の、シングルにもなった「ZERO」へといざなう、伏線となっているようにも思えます。

参考動画 コピーバンドで「THE GAMBLER」。

B'z 歌ってみた THE GAMBLER

2. ZERO

1曲目「THE GAMBLER」とは正反対の、毎日が同じことの繰り返しのような男の、しがない日常をロックで歌い上げた、シングルにもなった作品です。
「思わぬ工事渋滞で 赤いランプを眺めりゃ」という描写に、もっと活気のある人生を送りたいのに、クルマの運転まで思い通りにいかない、ままならぬ人生を歩み、ウジウジしている男の嘆きを感じます。
曲の後半は、「もうこんな人生はこりごりだ!すべて変えたい、ゼロにしてやり直したい!」という魂の叫びを感じさせる激しい曲調。
異論を承知で申し上げれば、「松本さんのギターの魅力を思い切り感じたいならどの作品か?」と問われれば、私個人は迷わずこの「ZERO」を挙げたいと思います。
稲葉さんの、曲の途中のラップ調のセリフもいい!!。

B'z「ZERO」 Live Gym PLEASURE95

この動画の冒頭で稲葉さんと「ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!」とセッションしているのが、「3人目のB'z」と呼ばれる明石昌夫さんです。
最初はスッキリした短髪の金髪だったのですが、この頃から髪の毛がものすごく長くなり、かなりの量のヒゲもたくわえ、モンスターのような風貌に変わっていっています。
B'zのライブ映像ではなかなか映らない明石昌夫さんですが、一旦映るとそのインパクトがすごいんです。B'zのライブ映像を見るときは、この明石昌夫さんを血眼になって探すほど、好きですねー。
明石昌夫さんは、こんな風貌なので一見コワイ感じの人なのかな、と思っていましたが、実際はすごーくやさしい、ポップな感じの人なんです。
こちらの書籍、現在は中古品のみの販売になってしまっているのですが、実にフレンドリーに、音楽業界の話をしてくれています。
(中古品のみにつき、売り切れ、価格変動の場合があります。2018年4月28日調べ。)

3. 紅い陽炎

28 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • くろまっち 2018/5/2 00:36

    え、全部やらないの?アルバム表題曲「RUN」の深い歌詞、「MR. ROLLING THUNDER」のサビがエアロスミスの曲ににてる、とかもっと触れたら?あまりにも記事として薄い!

    すべてのコメントを見る (1)

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

【B'z初期の集大成とも呼べるアルバム】「RUN」を振り返る。(その3)

【B'z初期の集大成とも呼べるアルバム】「RUN」を振り返る。(その3)

1992年10月28日に発表された、B'zのアルバム「RUN」。フルアルバムとしては初期のB'zの集大成とも呼べるアルバムだと思います。このアルバム「RUN」から、今回は7曲目以降を振り返りたいと思います。
ジバニャンLOVE | 3,266 view
【B'z初期の集大成とも呼べるアルバム】「RUN」を振り返る。(その2)

【B'z初期の集大成とも呼べるアルバム】「RUN」を振り返る。(その2)

1992年10月28日に発表された、B'zのアルバム「RUN」。フルアルバムとしては初期のB'zの集大成とも呼べるアルバムだと思います。このアルバム「RUN」から、4曲目の、アルバム表題曲でもある「RUN」から6曲目「NATIVE DANCE」までを振り返ります。
ジバニャンLOVE | 5,518 view
B'z、小室哲哉、Mr.Children、井上陽水…国民的歌手たちの意外な側面!『J-POPの音楽的冒険』が発売決定!!

B'z、小室哲哉、Mr.Children、井上陽水…国民的歌手たちの意外な側面!『J-POPの音楽的冒険』が発売決定!!

ディスクユニオンの出版部・DU BOOKSより、TOMC著『J-POPの音楽的冒険 レアグルーヴ感覚で楽しむ日本のメジャーポップス』の発売が決定しました。
隣人速報 | 182 view
デビュー35周年を迎えるB’z・稲葉浩志の企画展『稲葉浩志作品展 シアン』がところざわサクラタウンで開催決定!!

デビュー35周年を迎えるB’z・稲葉浩志の企画展『稲葉浩志作品展 シアン』がところざわサクラタウンで開催決定!!

埼玉県所沢市の「ところざわサクラタウン」内「角川武蔵野ミュージアム」5階にて、企画展『稲葉浩志作品展 シアン』の開催が決定しました。開催日程は2023年4月21日~5月28日。
隣人速報 | 219 view
1992年8月に永井真理子が横浜スタジアムで開催した伝説のライブが待望のBlu-ray化!!

1992年8月に永井真理子が横浜スタジアムで開催した伝説のライブが待望のBlu-ray化!!

ソニー・ミュージックレーベルズより、歌手・永井真理子が1992年に横浜スタジアムで開催したライブの映像作品『1992 Live in Yokohama Stadium』のBlu-ray化が決定しました。
隣人速報 | 695 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト