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そして68年1月、激しい攻防のさ中、ロンはヴェトコンの銃弾の前に倒れ、下半身不随の重傷を負ってしまう。ブロンクス海兵病院に運び込まれたロンは、怪我をしても人間らしい扱いをしてもらえないここでの苛酷な現実に、ただ絶望感を募らせるだけだった。
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69年、故郷のマサピークアに戻って来たロンは家族に温かく迎えられるが、ヴェトナム戦争を批判し、反戦デモを繰り広げている世間の様相に大きなショックをうけるのだった。この年の独立記念日に、在郷軍人会主催の集会の壇上に立ったロンは、戦場のトラウマが蘇りスピーチを続けることができなかった。シュラキース大学にロンはドナを訪ねるが、彼女も反戦運動に加わっていた。世間の冷たい風当たりに、ロンは次第に酒に溺れ、両親(レイモンド・J・バリー)(キャロライン・カヴァ)の前でも乱れ続けるのだった。
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苦しみから逃れるように、70年にメキシコに渡ったロンは酒と女で孤独を紛らわせる。しかしここで知りあったチャーリー(ウィレム・デフォー)の厳しい言葉に目が覚めたロンは、自堕落な生活と訣別し、ウィルソンの両親を訪ね罪を詫びるが、返ってきたのは優しい慰めの言葉だった。72年、苦しみの中で人生の意味を誰よりも強く知ったロンは、反戦運動の先頭に立ち、マイアミのニクソンを支持する共和党大会に乗り込み、戦争の悲惨さを訴えた。そして76年、自らの戦争体験を綴った『7月4日に生まれて』という本を出版し、大反響を呼び、その年の民主党大会で彼は演説をするため、その壇上に立つのだった。...
戦争とはなんの意味があるのか、人の命を奪ってまでやるべき事なのかを深く考えさせられます。
ラストシーンは、とても感動せずにはいられない。
1972年、ニクソン大統領が再選を狙う共和党大会へ
『戦争反対!
北ベトナム爆撃やめろ!
この戦争は間違っている!
独立のために1000年にわたって戦っている誇り高いベトナム人民を弾圧している。
我々は黙ってはいられない。』
と異議申し立て行動を行う。
そこはこの先も戦争を続けつもりのニクソン支持者しかいない場所。
ロンたちは『裏切り者!』とののしられながらもくじけない。
『俺たちのような障害者を戦争が作り出すんだ!
英雄視されたって意味はないぞ!』
権力の弾圧に屈しないロンたちの姿。
デモの場面が感動的。本物のデモはこうやるんだ!と教えてくれる。
特典映像で、モデルとなったロン・コビックさんは語る、
『どんなに苦しくても耐え抜くんだ!!
挑戦し、信じ続ければ、
いつか夢はかなう。
人生をあきらめるな。
つらい経験をしたからこそ、
より良い人間になれると思う』
このことをラストシーンは語っているのではなかろうか
映画の評価は、どうだったかと言うと・・・。
全米の映画評論は本作品を絶賛した。映画評論のウェブサイト「ロッテン・トマト」は37のレビューのうち90%が本作品に好意的な評価を下していると発表した
この映画は、戦争に行った人の気持ちがよく伝わてくるよく出来ている映画だと思うので、高評価なのは頷けます。
その一方、批判も存在する。著名な映画評論家のジョナサン・ローゼンバウムは本作品に対する批評において、「B級映画につきものの陳腐な結末、至る所にちりばめられたわざとらしい盛り上げシーン、障害者となり人生に絶望したベトナム帰還兵のトラウマが自伝を著し有名人になっただけで克服できるという嘘くさいメッセージ」について指摘している。『ワシントンポスト紙』のハル・ヒンソンは本作品を「非理性的で、高圧的で、共感を覚えることの出来ない作品」としている。 『ロザンゼルス・タイムズ紙』のシーラ・ベンソンは「オリバー・ストーンは『プラトーン』を監督したときの感性を失ってしまったのだろう」と評し、そして同記事で「誇張」、「過剰殺戮」、「弱者いじめ」という用語を用いている
厳しい評価を下す人達もいるんですね。皆さんはこの映画を観た時にどう評価するでしょうか?