日本人プロデューサー・平田国二郎の手紙
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』の後、一通の奇妙な手紙がジム・ジャームッシュの手元に届いた。そこには「あなたの映画が好きだ。一緒にビールを飲もう。私は東京に住んでいる」と書いてあった。
もしNYに来られるならOKだよと返事すると、10日後、本人がやって来た。
JVCの平田国二郎氏だった。彼はジャームッシュの新作のためにプロデューサーになった。監督に映画創作のための自由を保証し、製作費もバックアップしたこの作品は、『ミステリー・トレイン』(MYSTERY TRAIN/1989)と名付けられて1989年のカンヌ映画祭で初披露された。
会話も展開も淡泊なモノクロ映画・ストレンジャー・ザン・パラダイス - Middle Edge(ミドルエッジ)
1984年の映画「ストレンジャー・ザン・パラダイス」。監督は小津安二郎監督の影響を受けたジム・ジャームッシュ。劇中にも小津の影響を垣間見れるシーンがある。ワンカットの撮影を多用し、淡々と若者達の日常を切り取ったような演出が魅力だった。
作品データ
【監督】 ジム・ジャームッシュ
【脚本】 ジム・ジャームッシュ
【製作】 ジム・スターク
【製作総指揮】平田国二郎、須田英昭
【撮影】 ロビー・ミューラー
【音楽】 ジョン・ルーリー
【配給】 フランス映画社
【出演】 永瀬正敏、工藤夕貴、スティーヴ・ブシェミ、スクリーミン・ジェイ・ホーキンス
【公開】1989年
【脚本】 ジム・ジャームッシュ
【製作】 ジム・スターク
【製作総指揮】平田国二郎、須田英昭
【撮影】 ロビー・ミューラー
【音楽】 ジョン・ルーリー
【配給】 フランス映画社
【出演】 永瀬正敏、工藤夕貴、スティーヴ・ブシェミ、スクリーミン・ジェイ・ホーキンス
【公開】1989年
工藤夕貴の天真爛漫さと永瀬正敏のクールな演技が初々しい「ミステリートレイン」。
工藤夕貴は2009年「リミッツ・オブ・コントロール」でジム・ジャームッシュの映画に再登場。
永瀬正敏は2016年、ジム・ジャームッシュの新作「パターソン(原題) / Paterson」に出演している。
工藤夕貴は2009年「リミッツ・オブ・コントロール」でジム・ジャームッシュの映画に再登場。
永瀬正敏は2016年、ジム・ジャームッシュの新作「パターソン(原題) / Paterson」に出演している。
ハリウッドにも挑戦しました~!体当たりな女優「工藤夕貴」 - Middle Edge(ミドルエッジ)
「工藤夕貴」と言えば単身ハリウッドにも挑戦した体当たりな女優というイメージが強いですよね、英語もいちから覚えてました。もっと昔だと「お湯をかける少女」でしたでしょうか。