90年代の中華圏で絶大な人気を誇った「フェイ・ウォン」
1989年に“北京からやってきた女の子”のキャッチフレーズで王靖雯(Shirley Wong(シャーリー・ウォン))の名で歌手デビューを果たし、3枚のアルバムをリリースするもヒットに恵まれず、91~92年の半年間アメリカで遊学します。
1992年、中島みゆき作詞・作曲の「容易受傷的女人」でブレイク
Coming Home (1992)
2. Miss You Night & Day
3. 容易受傷的女人
4. 不相識的約會
5. 把鎖匙投進信箱
6. 這些……那些……
7. 開心眼淚
8. 重燃
9. 兜兜轉
10. Kisses In The Wind
そして同アルバムに収録された曲、中島みゆきが作詞作曲し、ちあきなおみに提供した楽曲「ルージュ」のカバー「容易受傷的女人」が大ヒットを記録、92年の香港の音楽賞を総なめにしました。2年後の94年には、初の北京語でのアルバム 「迷」を発表し台湾や東南アジアへ進出。当時、サンディ・ラムらと並ぶ中華圏でのトップ女性シンガーとなりました。
王菲 - 容易受傷的女人 (十大中文金曲) 1993
1994年に出演した映画「恋する惑星」で女優としてもブレイク
映画「恋する惑星」は、当時日本では有名ではなかった監督のウォン・カーウァイや俳優の金城武、そして、フェイ・ウォンの名を一気に有名にした作品で、映画の舞台となった重慶大厦や中環の名物エスカレーター(中環至半山自動扶梯)周辺は日本人観光客が多く訪れる観光スポットになったりしました。
今更ながら恋する惑星を見た、香港に旅行する前に見ておけばよかったな。フェイウォンがいたこのエスカレーターに乗りたい。 pic.twitter.com/Eq1cL0RLrL
— エリ (@ekr301) February 5, 2017
そんな彼女の、主に90年代にリリースされたシングル曲
1994年10月26日『夢遊』(ポリドール)
王菲 - 夢遊 480p
1995年06月25日『夢中人』(ポリドール)
恋する惑星 Faye Wong フェイ・ウォン 夢中人
満島ひかりさんの役者としての佇まいの原点が「恋する惑星」にあったと知って、今凄くしっくりきている。この映画のフェイウォンがそうであるように、ただただずっと観ていたい。そんな人。
— naimononedari (@naimonokb) May 12, 2016
今夜は、これを聴いて寝よう。フェイウォンの夢中人。 pic.twitter.com/8Ihdaj1zHA
1999年02月24日『Eyes On Me』(東芝EMI)
1999年2月に日本国内で発売され、オリコン洋楽シングルチャートにおいて、19週連続1位を記録。累計50万枚を越える大ヒットを記録しました。