みんな食べてた!一世を風靡したヤマザキパンのヒット商品!
2022年1月5日 更新

みんな食べてた!一世を風靡したヤマザキパンのヒット商品!

人気パンの多いヤマザキパンの商品。過去にもたくさんのヒット商品が発売されましたよね。今でも定番人気商品ですが、一時は爆発的にヒットしてブームになった商品を振り返ってみようと思います。

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ダブルソフト

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まずは1989年に発売された食パン「ダブルソフト」。耳まで柔らかいことと真ん中から二つに割れる食べやすさというのをテーマにした食パンです。

食パンといえばみなおなじ立方体の大きさで6枚切りか8枚切りかという選択肢しかなかったような時代に画期的な食パンでしたね。ダブルソフトは通常の食パンよりも大きく、6枚切りですがかなり分厚かったです。

ちょっとリッチな気分になれる食パンとして大ヒットしました。発売された平成元年には「平成元年度食品ヒット 大賞」を受賞。そして、平成30年に「平成30年度食品ヒット大賞 ロングセラー平成貢献賞」を受賞しました。

数々の食パン専門店がある現在では高級食パン=ダブルソフトというイメージはなくなっていると思いますがまだまだ根強いファンが多くロングセラーとなっています。いまだに「食パンはダブルソフトしか食べない」という根強いファンもいますね。

「ユニバーサルデザインフード」として「容易にかめる」商品として認定されているので介護職としても使用されることがあります。

チーズ蒸しケーキ(ソフトチーズ)

1990年に発売されたのは「ソフトチーズ」。覚えているのはこのパッケージなのですがみんな「チーズ蒸しパン」と呼んでいませんでしたか?もともとチーズ蒸しパンの元祖となる商品は北海道の日糧製パンが販売していたのです。こちらの商品は全国発売され、大ヒットしました。そして、各大手製パンメーカーでも発売されるようになったのです。同じ年に発売になっていますが、「ソフトチーズ」は後発だったんですね。

ヤマザキパンのホームページには、柔らかさにこだわった「ダブルソフト」のヒットとティラミスの大ヒットからヒントを得て、柔らかいチーズの商品を開発した、とのことです。

「チーズ蒸しパン」、「ソフトチーズ」はパンでありながらスイーツのような感覚で食べられておいしいと人気に火が付いたのです。常温保存可能ですが冷やして食べるとよりケーキのような感覚で食べられます。

1998年に原材料を見直し、やわらかさ、しっとり感をアップさせて「北海道チーズ蒸しケーキ 」という名前に変更。現在も続くヒット商品になっています。日糧製パンの方は首都圏ではあまり見かけないですね。

その後、2009年に日糧製パンと山崎製パンは業務提携を行っています。

まるごとバナナ

1992年にはスイーツ部門から「まるごとバナナ」が登場。当時はまだコンビニも特にスイーツに手を入れていることはなく、ケーキはなかなか手の届く存在ではありませんでした。

まるごとバナナはスーパーやコンビニでも売っていて、学生でも簡単に買えるほど価格が安いのがうれしいです。

名前の通り、スポンジに丸々1本のバナナと生クリームをサンドして丸めた商品。「オムレット」と呼ばれるお菓子ですね。ですがまるごとバナナの方が知名度あるのでは?というくらいです。プレーンのほかにココアスポンジを使ったまるごとチョコバナナやバナナの代わりに苺が入った「まるごとイチゴ」という商品もあります。

バナナが丸ごと1本入っているのでおなかがいっぱいになるのも学生に嬉しいポイントでした。今でも時々食べたくなります。

雪苺娘(ゆきいちご)

1998年に発売されたのは「雪苺娘(ゆきいちご)」。こちらもスイーツ部門です。

求肥の大きな饅頭のようなものの中に、ホイップクリーム、スポンジ、苺が入っている商品です。丸ごとバナナと同じく、ボリュームのある商品ですが200円前後で買えるという嬉しいスイーツです。

「雪娘(ゆきむすめ) チョコバナナ」や「雪娘 ブルーベリーレアチーズ」という派生商品が販売されていたこともあります。

雪苺娘は期間限定商品で毎年12月27日以降からゴールデンウイーク明けまで約5か月間発売されています。クリスマスまではクリスマスケーキを優先しているため、安定した苺の入荷ができる期間だけの販売となっているそうです。

間違いないおいしさの商品ですが、季節限定というプレミア感も人気に火をつけているのでしょうね。雪苺娘が発売された頃もまだコンビニスイーツはなかったので、ショートケーキやチーズケーキが主流の中、なかなか珍しい商品が発売されブームになり、その後も売り上げを伸ばしています。

マロン&マロン

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同じく1998年に発売された「マロン&マロン」。生クリームとマロンあんが入ったパンの上に、さらにマロンペーストが渦巻き状になっているパン。意外に甘すぎず、大人好みの味の商品です。当時、栗のスイーツも昔ながらのモンブランと天津甘栗くらいしかなかったような時代なので、こちらも衝撃的なパンでした。パンですがスイーツ感覚で食べられるパンですね。

最近ではあまり見かけなくなったかもしれませんが、まだまだ販売されているロングセラー商品です。

他にも「おいも&おいも」、「かぼちゃ&かぼちゃ」、「チーズ&チーズ」、「いちご&いちご}、「レモレモン」、「イタリア産栗のマロン&マロン」などの派生商品もありました。どれもおいしかったですよね。こちらも、コンビニスイーツがなかったから売れた商品なのかもしれませんね。

今回ご紹介した商品はどれも現在でも販売しています。久しぶりに食べたくなった!という方は是非探してみてくださいね。
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