フンドシ姿での太鼓演奏はフランス生まれ?ピエール・カルダンと和太鼓の意外な関係。
2017年4月15日 更新

フンドシ姿での太鼓演奏はフランス生まれ?ピエール・カルダンと和太鼓の意外な関係。

春が来ました。春といえば「ヤマザキ春のパンまつり」です。1981年(昭和56年)から今日まで、期間中に入手できる白いお皿を手に入れようとするファンたちの熱い戦いが日本中で繰り広げられます。ふと思いました。「祭」といえば何を連想するのだろうか?と。

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春が来ました。春といえば「ヤマザキ春のパンまつり」です。1981年(昭和56年)から今日まで、期間中に入手できる白いお皿を手に入れようとするファンたちの熱い戦いが日本中で繰り広げられます。
ちなみに、自分は1つだけ入手したことがありますが、実家に置いてきてしまいました…

「祭」といえば「和太鼓」

ふと思いました。「祭」といえば何を連想するのだろうか?と。
実は海外でも幅広く認知されているものがあります。
それは「太鼓」。「和太鼓」です。

それは「太鼓」。「和太鼓」です。

お祭の時に見かけたことありませんか?聞いたことありませんか?おそらく誰もが一度は聞いたこと・見たことがあると思います。

北米で人気が高い和太鼓

その和太鼓。
北米でも人気が高い。これはアメリカの太鼓の父とも言われる田中誠一さんの功績です。戦後、1967年(昭和42年)にアメリカに移住した田中さんが翌1968年(昭和43年)の春、サンフランシスコの日系コミュニティで行われた「さくら祭」の出しものとして、太鼓を打ったことがきっかけと言われております。

3.10.12 San Francisco Taiko Dojo Japantown Performance

田中さんは1970年代初期に「サンフランシスコ太鼓道場」を設立。ここが一大拠点となり北米に和太鼓が広がります。「道場」というだけあって、ストイックな精神性と練習で知られています。

もうひとつ、海外で和太鼓が広がるきっかけとなった出来事

もうひとつ。海外で和太鼓が広がるきっかけとなった出来事があります。こちらはヨーロッパ。しかも広めたきっかけを作ったのは日本人ではありません。

ファッションデザイナーのピエール・カルダンさんです。

ピエール・カルダンによって固定化した?太鼓の演奏スタイル

ピエール・カルダン(Pierre Cardin、1922年7月2日 ~)。1960年代~70年代のファッション業界を代表するデザイナーとして、また、日本人ファッションモデルの松本弘子さんを起用したことでも知られるデザイナーです。
※松本さんは日本人で初めてパリコレクションに出演したモデルとして知られています。

え?どういうこと?と思う方の方が多いと思いますが、カルダンさんの一言で、現在に至るまで太鼓の演奏スタイルがひとつ、固定化したのです。

「フンドシで太鼓を演奏するスタイル」

それは…
フンドシで太鼓を演奏するスタイル!
フンドシのみで舞台にあがり、観客に背中を向けて大太鼓を打つ…そんな演奏法を見たことある方もいると思います。これは日本古来のスタイルではなく、鬼太鼓座が始めたもの。1974年に岡山市・西大寺会陽(はだか祭)にヒントを得てフンドシ姿になってみて、その時の写真を翌1975年のフランス公演のポスターに活用してみたところ、「それ、良いね~♪」と後押ししたのがファッションデザイナーのピエール・カルダンさん。そのアドバイスを受けて、公演期間中、舞台上でもフンドシ姿で演奏してみたのがきっかけです。

Ondekoza (Taiko Drummers of Mt. Fuji)

鍛えた体を惜しげもなく晒す、そんな裸同然で太鼓を打つ男たちの姿…現地で相当な話題になりました。で、結果、このスタイルが定着しました。

ですから、フンドシ姿での太鼓演奏は、日本生まれというより、フランス生まれ。ファッションデザイナーのアドバイスが生んだスタイルなんですよ♪

アメリカ、フランスそれぞれの由来はありますが、日本から生まれた「和太鼓」が世界で今も愛されている事は、とても嬉しいですね♪
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