そんなファミコンが爆発的なヒットとなったのは1985年のこと。同年9月に発売された「スーパーマリオブラザーズ」が空前のブームとなったことで、ファミコン本体とともに買い求める人が続出。そのあまりの売れ行きから、不人気ソフトとの抱き合わせ販売が横行するなど社会問題にもなりました。その後も「ドラゴンクエストシリーズ」などがヒットしたファミコン。最終的に全世界で6000万台を売り上げるモンスターハードとなりました。
ビックリマンシール
ロッテが販売するチョコレート菓子「ビックリマン」のおまけとして一大ブームとなった「ビックリマンシール」。1985年から1991年にかけて販売された10代目のシール「悪魔VS天使シール」が特に人気が高く、漫画化やアニメ化されるなど、当時の小学生の間で社会現象となっていました。
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ビックリマンに関する当時のエピソードとしては、シールを集めたいがためにお菓子を大量に購入し「シールだけ抜き取ってお菓子を捨てる」といったケースが挙げられます。これは当時社会問題となり、「一人3個まで」といった購入制限を設ける店舗が見受けられました。
また、正規品のシールを模倣したパチモンも出現。シール裏の「ロッテ」の文字が「ロッチ」になっている偽物が、ガシャポンなどで出回っていました。なお、今となっては正規品よりもパチモンの方が流通量が少ないといった理由から、パチモンの方がオークションサイトで高値で取引されているケースもあります。
ホバークラフト
水面などに向けて空気を高圧で噴出することで浮遊して運転出来る「ホバークラフト」。80年代には、子供向けの玩具としてホバークラフトのラジコンが登場しました。玩具メーカーのタイヨーから「タイフーン」という名のラジコンが発売され、普通のラジコンと差別化出来たことから、これを持っていると他の子供に自慢出来た記憶があります。ちなみに、水上で運転させることが多いため、水上で電池切れを起こして回収不能になってしまわないように気を付ける必要がありました。
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ゾイド
1982年にトミー(現:タカラトミー)が発売した玩具シリーズ「ゾイド(ZOIDS)」。動物や恐竜をモチーフに作られた玩具であり、ゼンマイや電動モーターにより稼働するギミックなどが特徴でした。当初は売上が振るわなかったため、翌1983年には「メカ生体ゾイド」へと名称を変更、そして80年代半ばには「ゴジュラス」「アイアンコング」などを販売し、展開を本格化させていきました。ゾイドは80年代における男児向け玩具の傑作として現在も語り継がれており、21世紀に入ってからも新作が発表されています。
ミニ四駆
タミヤが販売している小型モーター搭載のプラモデル「ミニ四駆」。1982年7月にミニ四駆第1号として「フォード・レンジャー 4×4」が発売され、1984年には「コミカルミニ四駆シリーズ」、1986年には「レーサーミニ四駆シリーズ」が登場。このレーサーミニ四駆シリーズはオンロードタイプであり、外でミニ四駆を走らせて遊ぶ子供が急増し、第1次ミニ四駆ブームのきっかけとなりました。
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そして1987年には、徳田ザウルスによる漫画「ダッシュ!四駆郎」が小学館の月刊コロコロコミックで連載され、さらにブームは加速。「四駆郎」のアニメ化や、ミニ四駆の全国大会である「ジャパンカップ」の開催なども手伝い、80年代後半のプラモデルと言えばミニ四駆、と呼ばれる時代が到来しました。
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カードダス
バンダイが販売しているトレーディングカード「カードダス」。自動販売機で1枚20円で買える手軽さが評判となり、当時人気が落ち始めていたビックリマンシールに代わる存在として人気を博しました。