超合金
ポピー(現:バンダイ)が1974年から販売していた「超合金」シリーズ。アニメ「マジンガーZ」の玩具「超合金マジンガーZ」を原点とした、亜鉛合金を使用した重厚な玩具であり、その頑丈で豪華な仕様から当時の子供たちの憧れの的となりました。
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超合金シリーズの中でも特に人気が高かったのは「ゴールドライタン」。これは1981年から1982年にかけて放送された同名アニメのキャラクターであり、亜鉛合金をダイヤモンドカッターで削り(クリスタルカットと呼ばれた)、さらに金箔を貼るなど、さながら工芸品のような仕上がりが話題となりました。
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一方、アニメ「勇者ライディーン」などがラインナップされた、高度なギミック(合体、変形など)を取り入れた「デラックス超合金」シリーズ、「がんばれ!!ロボコン」「バトルフィーバーJ」などの特撮関連の超合金も登場。昭和期の男児向けのアニメ・特撮の多くで、超合金が商品として展開されていました。
ソフトビニール
中身が空洞になっているビニール製人形などの総称「ソフトビニール(ソフビ)」。60年代には「ゴジラ」などの怪獣のソフビが市場を席巻し、その後も「ウルトラマン」「スーパー戦隊シリーズ」などの男児向け、「リカちゃん人形」などの女児向けの玩具が多数登場しました。80年代には、鳥山明のヒット作のひとつ「Dr.スランプ」の主人公・アラレちゃんのソフビも登場。漫画・アニメ関連作品のキャラクターもソフビとして展開されていました。
マイコン
70年代から80年代にかけて、マイコンの略称で親しまれた「マイクロコンピュータ」。現在のパソコンの前身とも言えるもので、パソコンの価格が個人でも所有可能な価格帯まで降りてきたことから、趣味や娯楽を目的とした用途で買い求める人が急増しました。
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とはいえ、当時の子供たちにとってはまだまだマイコンは高根の花。そんな中人気を集めたのが、マイコンを題材とした漫画です。1982年には、「ゲームセンターあらし」で有名な漫画家・すがやみつるが漫画「こんにちはマイコン」を発表。「PC-6001」「JR-100」「ぴゅう太」といった当時の最先端のマイコンを紹介し、マイコンによって未来はどのようになるのかを予想していました。こうした漫画を通じて、手元にマイコンの無い子供たちはマイコンへの憧れを増幅させていったのです。
ロボダッチ
1975年に今井科学(イマイ)が発売したキャラクター商品「ロボダッチ」。ロボダッチは漫画家・小澤さとるが生み出したロボットのキャラクターで、メインキャラとして「タマゴロー」、その他ロボQ、ロボZ、ロボXなど様々なキャラが登場しました。なお、ロボダッチの名称は「人間だったら友達だけど、ロボットだからロボダッチ」という理由から来ています。
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商品のラインナップには1975年に発売したプラモデルをはじめ、ソフビ人形や消しゴム、さらには漫画作品などがあり、80年代には自社の「サンダーバード秘密基地」のパーツを流用した「ロボッ島」シリーズがヒット。その後もガンプラにインスパイアされた「モビルタマゴロー」や、ゼンマイ歩行が可能な「テクテクロボダッチ」など、様々な商品が展開されました。
アタリ(ATARI)
1977年にアタリ社が発売したゲーム機「Atari 2600」。ファミコンに先駆けて登場した家庭用ゲーム機として有名なアタリですが、日本では「アタリショック」の名で知られていると思います。
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