「アタリショック」とは、1982年にアメリカで起こった家庭用ゲーム機の急激な市場規模縮小のことであり、その原因は「低品質なゲームソフト(後年、クソゲーと称される)」の量産。中でも「E.T.」は、伝説のクソゲーとして歴史に名を残すなど不名誉な扱いを受けています。このアタリショックの結果、多くのゲームメーカーが倒産に追い込まれ、アタリ社も分割されることとなりました。売れ残った不良在庫を埋めて処分するという「ビデオゲームの墓場」が存在したという都市伝説も生まれましたが、後年になって真実であったことが判明しています。
ちなみに日本では、まだファミコンが登場する前であったことから家庭用ゲーム機はほとんど普及しておらず、アタリショックの影響は無かったと言われています。
ちなみに日本では、まだファミコンが登場する前であったことから家庭用ゲーム機はほとんど普及しておらず、アタリショックの影響は無かったと言われています。
ガンプラ
80年代以降、現在に至るまで高い人気を誇っている「ガンプラ(機動戦士ガンダムのプラモデル)」。発売されたのはアニメ放送終了後の1980年7月のことであり、初のガンプラとして「1/144 RX-78 ガンダム」及び「1/100 RX-78 ガンダム」が登場しました。ガンプラの価格は300円~800円に設定されており、超合金やゲーム&ウオッチなどに比べ当時の子供たちの財布に優しく、さらにガンダムが再放送されたこともあり、翌1981年頃より爆発的にヒットしていきます。
ガンプラ発売当初のラインナップとしては、1/144スケールの第2弾「シャア専用ザク」や第3弾「改良強化新型グフ」、1/1200スケールの「量産型ムサイ」、1/100スケールの第2弾「ドム」などが登場。ラインナップが拡大するに従い「ガンプラブーム」はさらに加速し、模型雑誌や漫画雑誌がこぞってガンプラを特集しました。その結果、巷ではガンプラが品薄状態となり「ガンプラ狩り」が発生するなど社会問題にもなりました。
キン消し
ゆでたまごの漫画「キン肉マン」に登場する超人の玩具「キン肉マン消しゴム(キン消し)」。80年代においては、バンダイなどのメーカーが「ガシャポン(ガチャガチャ)」形式で販売していました。
キン消しの種類は非常に多岐にわたっており、基本は4cm程度のサイズの肌色(または赤色・青色など)の消しゴムなのですが、中には「でかキン消し」と呼ばれた大型のものや、逆に「チビ消し」と呼ばれた小型なもの、さらにはデフォルメされたSDシリーズなども存在します。バンダイが販売する正規品だけでも400を超える種類があり、その全てを収集するのは当時の子供には困難だった記憶があります。
なお、バンダイが販売していた正規品がある一方で、玩具メーカー「コスモス」などが販売していたパチモンも当時流通していました。今となっては、このパチモンの方がむしろプレミアが付いていたりもします。
ビッグワンガム
カバヤ食品が1978年に発売した「ビッグワンガム」。「精巧なプラモデル&大きなガムが1枚」という構成で、食玩(食品玩具)の元祖とも呼ばれています。当時100円から150円の価格で購入出来たため、プラモデルを作りたい子供の間で爆発的に流行しました。
プラモデルの種類は、戦闘機、潜水艦など陸海空の乗り物を網羅しており、さらには鉄道車両や自衛隊の戦闘車両などもラインナップされていたため、大人でもビッグワンガムを購入する人が続出。箱に空いている「このまどからプラスチックモデルの種類がわかるよ!」と書かれた丸い穴から中身をチェックした上で、レジに運ぶという光景が見られました。
ファミコン
80年代に子供時代を過ごした人であれば、外すことの出来ないゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」。「ゲーム&ウオッチ」に続き、1983年7月に任天堂が世に送り出した据置型ゲーム機であり、当時の価格は14800円でした。
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ファミコンは、カセットをスロットに差し込むことで多種多様なゲームをプレイ出来るという画期的なシステムであり、1983年の本体発売と同時に「ドンキーコング」「ドンキーコングJR.」「ポパイ」の3本が発売。さらに「五目ならべ 連珠」「麻雀」「マリオブラザーズ」などが発売され、徐々に人気を獲得していきました。
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