【渚のオールスターズ】これぞ、夏!TUBEや織田哲郎を中心に結成されたスペシャルユニット
2017年7月24日 更新

【渚のオールスターズ】これぞ、夏!TUBEや織田哲郎を中心に結成されたスペシャルユニット

まるで海岸線をドライブしているかのような気持ちになる。 TUBEと、TUBEに楽曲提供をしていた織田哲郎、亜蘭知子、栗林誠一郎らが「渚で聴いて気持ち良い音楽」をコンセプトに集い1987年に結成した『渚のオールスターズ』。 参加した歴代のメンバーと当時の動画、再結成について紹介。

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1987年に結成、期間限定のスペシャルユニット『渚のオールスターズ』

1987年、TUBEとTUBEに楽曲提供をしていた織田哲郎、亜蘭知子、栗林誠一郎とサポートメンバーの伊藤一義らが結成したスペシャルユニット『渚のオールスターズ』。

グループ結成のきっかけはTUBEの代表曲『サマードリーム』の歌詞にある『渚のカセット好きな歌だけ詰め込んで』というフレーズに一同が共感し「気の合った仲間で好きな曲だけを詰め込んだアルバムを作ろう」という全員一致の思いからであった。

活動期間は短いものの、まさに「渚で聴いて気持ち良いメロディ」を世に送り出した『渚のオールスターズ』について、懐かしい映像を交えながら紹介。

『渚のオールスターズ』結成当初のメンバー

TUBE(チューブ)

TUBE(チューブ)

1985年デビュー。バンド名はサーフィン用語の「チューブライディング」に由来する。アマチュア時代は「パイプライン」というバンド名で活動していた。
織田哲郎からの初提供作品となる3rdシングル『シーズン・イン・ザ・サン』が30万枚を超える大ヒットを記録。
以降、夏を代表するアーティストとして活躍している。

前田亘輝(ボーカル)
春畑道哉(ギター・キーボード)
角野秀行(ベース)
松本玲二(ドラムス・パーカッション)
織田哲郎(織田哲郎)

織田哲郎(織田哲郎)

シンガーソングライター・プロデューサー。
1958年3月11日生まれ、東京都出身。
1979年、ギタリストの北島健二らと共にWHYを結成。それと並行し、楽曲提供やプロデュース業も行う。1983年、アルバム『VOICES』でソロデビュー。以降、TUBE「シーズン・イン・ザ・サン」や、B.B.クイーンズ「おどるポンポコリン」など数々のヒット曲を世に放つ。
1992年には自身のシングル『いつまでも変わらぬ愛を』がミリオンセラーを達成した。
亜蘭知子(あらん ともこ)

亜蘭知子(あらん ともこ)

作詞家、歌手、エッセイスト
1958年1月14日生まれ、青森県出身
19歳の時に知人の紹介でプロデューサーと出会い、その詞の才能を認められ、作詞家としてデビュー。
当時、三原順子をスターダムにのし上げた一連の「セクシーナイト」「ドラム」はセンセーショナルを巻き起こし、新進作詞家として注目を集めた。又、TUBEが唄う「シーズン・イン・ザ・サン」「サマー・ドリーム」など次々とヒット作を出す。
1981年からは、自らもアーティストとしてLP制作活動を始め、これまで9枚のアルバムと3枚のシングルをリリースしている。
現在は作詞家として活動する他、エッセイストとしても活動の幅を広げている。
栗林誠一郎(くりばやし せいいちろう)

栗林誠一郎(くりばやし せいいちろう)

作曲家、シンガーソングライター、ベーシスト、ギタリスト、キーボーディスト
1965年2月11日生まれ、東京都出身。
高校中退後、ロサンゼルスに4年間留学。
帰国後2年間はデモテープ作りに励む。1987年にTUBEのアルバム『SUMMER DREAM』で作曲家デビュー。
1989年に『LA JOLLA(ラ・ホーヤ)』でソロデビュー。
1990年に『おどるポンポコリン』を歌っていたB.B.クィーンズにベーシストとして参加し、第41回NHK紅白歌合戦に出場。
ZARD、MANISH、DEEN等に楽曲提供をし、1994年にはオリコン作曲家シングルセールス6位を達成。
1998年を最後に活動停止中。
伊藤一義(いとう かずよし)

伊藤一義(いとう かずよし)

コーラス、シンガーソングライター
1959年5月16日生まれ、神奈川県出身。
高校卒業後、ビーイングの長戸大幸などに師事。
その後、透き通った自身の声を活かす形で、LOUDNESS、TUBEのサポートメンバーとして多くのアルバムでコーラスを担当してきた。
TUBEや制作陣の織田哲郎が主導した渚のオールスターズでは一部ボーカルを担当するパートもあった。現在は、ソロ活動やヴォイストレーナーとして活躍している。

1988年7月1日、1stシングル『Be My Venus』をリリース。

作詞:亜蘭知子、作曲・編曲:織田哲郎という『シーズン・イン・ザ・サン』をヒットさせた黄金コンビの楽曲。
前田亘輝の圧倒的な歌唱力、渋さと色気を感じさせる織田哲郎の声。
そして、厚みのあるコーラス。
この曲を聴くだけで『夏』と『海』を感じる名曲♪

四国旅客鉄道(JR四国)のCMソングに起用された。

【動画】渚のオールスターズ『Be My Venus』

歌詞を忘れてはにかむ前田亘輝。
とにかく楽しそうな雰囲気が伝わってくる。

渚のカセットVOL.1

1,999~
TUBEと楽曲制作者の亜蘭知子、織田哲郎、栗林誠一郎にスタジオミュージシャンの伊藤一義を迎えた本作は12曲中5曲はTUBEの楽曲をを渚のオールスターズ流解釈によってリメイクしたセルフカバーで、全ての冒頭にキャプテン・ジョージ(現:ケビン・クローン)のDJが付いている。
TUBEの楽曲でも豪華コラボレーションによる良さがや味わいが出ており、TUBE版と是非聞き比べてほしい。
「なにせジョージさんのDJで曲をつなげるので楽しいです。海辺のFM局の放送を聴いているようです。昔は普通に行っていたA面からB面へ切り替わる感じも、なんだか懐かしくてテンションが上がります。」

「まるでひと夏が終ったかのように泣けてきます。いいですよー! 」
読むだけでテンションが上がる『渚のカセットVOL.1』のレビュー

半年後、新メンバーにかまやつひろしが参加。

ムッシュかまやつ 本名:釜萢 弘(かまやつ ひろし)

ムッシュかまやつ 本名:釜萢 弘(かまやつ ひろし)

1939年1月12日生まれ、東京都出身。
日本ジャズ界の草分け、ティーブ釜萢の長男として幼少時から音楽に親しみ、カントリー&ウェスタンの学生バンドを結成、米軍キャンプを中心に活動を始める。
アメリカの音楽留学から帰国後はロックバンド「キャノンボール」で活動。
1964年、堺正章らとザ・スパイダース結成、多くのヒットを飛ばした。
現在もラジオ、ドラマ出演、ライブ演奏など精力的に活動中。

渚のカセットVOL.2

2,100~
ムッシュかまやつ加入後のアルバム。
シングル「Be My Venus」は織田哲郎、亜蘭知子が、「Summer Illusion」は栗林誠一郎がセルフカバーをした。
特に、「Summer Illusion」は、栗林がBLIZARDへの楽曲提供の影響があったため、ヘヴィ・メタル色を強調した作品に仕上がっている。
「CDは、目覚まし代わりに、すっと耳に入ってくるのでよく夏にかけてました。朝から気分も軽くなって、どこにもいけない人も夏を満喫してる気分になれてとってもおすすめです!」

「2曲目のシーズンインザサンは作曲者である織田哲郎さんが自ら熱唱しておりTUBEのシーズンインザサンとはまた違った味があります。」

「独身の若い頃、海に行くときいつもカセットで聴いていたので懐かしい気持ちになりました。見つける事が出来て本当に嬉しかったです。 」

「モーニングコールから始まるあたりは、vol1並みに凝っています。vol1とは違い、曲がどんどん流れるので楽しめます。」

「発売当時、レンタルで借りてカセットに入れ、テープが擦り切れるほど聞きました。」
熱いコメントが盛りだくさんな『渚のカセットVOL.2』のレビュー

1989年には近藤房之助・坪倉唯子・増崎孝司も参加

後にビーイングが企画したバンド『B.B.クイーンズ』のメンバーとなる近藤房之助・坪倉唯子・増崎孝司の3人が参加。
なお、『B.B.クイーンズ』でコーラスをつとめた『Mi-Ke』は渚のオールスターズには参加していない。
近藤房之助(こんどう ふさのすけ)

近藤房之助(こんどう ふさのすけ)

1951年5月4日生まれ、愛知県出身。
日本では数少ないブルース・シンガー。
1990年 ライヴレコーディングアルバム[Heart Of Stone]でソロデビュー。
B.Bクィーンズで「おどるポンポコリン」日本レコード大賞受賞。
海外ミュージシャンでは、B.Bキング、ロバート・クレイ、オーティス・ラッシュ、ボビー・ブランド等多数のミュージシャンと共演するかたわら、日本においてもその音楽活動は数多くのミュージシャンに影響をあたえている。
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