そういえばジャガーやベンツなど高級車のボンネットマスコットが無くなったような…
2016年6月26日 更新

そういえばジャガーやベンツなど高級車のボンネットマスコットが無くなったような…

昔は高級車といえばボンネットにマスコットやエンブレムがありましたが、最近見かけなくなりました。かつての車のエンブレムや使われなくなった理由について調べてみました。

54,253 view

高級車のステータスだったボンネットマスコットが減っている…

車のボンネットについている立体的なエンブレムはフードクレストマークまたはフードマスコット、ボンネットマスコットという。
自動車メーカーのシンボルを立体化し、フロントグリルやボンネットに装着するようにしたもので昔は高級車に着けられていることが多かった。

しかし、歩行者への衝突安全性の問題から各社ともボンネットのマスコットは減っている。
これは平成13年(2001年)6月に自動車の国際基準調和の一環として道路運送車両の保安基準等が改正され、国際基準である「乗用車の外部突起(協定規則第26号)」が導入されたことが要因である。

現在もボンネットマスコットを使用している車種は、可倒式や収納式で歩行者に配慮した仕組みになっている。

外車のボンネットマスコット

ロールスロイスのエンブレム

ロールスロイスのエンブレム

ロールスロイスのボンネットマスコットは、スピリット・オブ・エクスタシー(The spirit of Ecstasy )という名が付けられている。一般には「フライング・レディ」とも呼ばれる。
1910年頃自動車雑誌「The Car」の編集者であったジョン・ダグラス・スコット・モンタギューが自分のロールス・ロイス・シルヴァーゴーストの高性能にふさわしいマスコットを装着しようと考え、友人の彫刻家チャールズ・ロビンソン・サイクスに製作を依頼した。サイクスは過去に手がけていた『シルバー・ファンシー』という作品を元にイメージを膨らませ、モンタギューの秘書もしくはモンタギューの父の秘書であったエレノア・ヴェラスコ・ソーントンをモデルとし、ニーケーに似た女性のマスコットを完成させ、『スピリット・オブ・エクスタシー』と名付けた。その後モンタギューとクロード・ジョンソンの話し合いの結果、ロールス・ロイスの正式なマスコットとなった。
自動で格納されるロールスロイスのボンネットマスコット

自動で格納されるロールスロイスのボンネットマスコット

ロールスロイスのボンネットマスコット(スピリットオブエクスタシー)はドアロックすると自動で収納される。
ベンツのエンブレム

ベンツのエンブレム

世界で最も有名なエンブレムの一つ、ベンツのエンブレム「スリーポインテッドスター」。
星が指し示す3ヵ所は、「陸」「海」「空」を示し、メルセデスベンツが「陸・海・空」の頂点に立つことを表している。
マイバッハのエンブレム

マイバッハのエンブレム

マイバッハ創業者のウィルヘルム・マイバッハとその息子の会社名「マイバッハ・モトーレンバウ社」の頭文字をとったもの、現在は、「マイバッハ・マニュファクチャラー」の頭文字をとったもの。
ベントレーのエンブレム

ベントレーのエンブレム

ベントレーのエンブレム「ウイングドB」。
創業者のウォルター・オーウェン・ベントレーの頭文字「B」をあしらった物である。
ジャガーのエンブレム

ジャガーのエンブレム

車好きなら一度は憧れるジャガーのエンブレム。
1938年、アマチュアの彫刻家”ビル”ランキンが、車雑誌「オートカー」の美術を担当していた彫刻家のF・ゴードン・クロスビーにデザインを依頼し制作された。このマスコットは「ザ・リーピング・ジャガー」もしくは「リーピングキャット」と呼ばれ、以来、じっとジャガー車のラジエーターキャップの上に立っていたが、1970年代、アメリカの安全規制で突起物と見なされ、着けられなくなった。

ジャガーのエンブレムが好きすぎて…

ジャガーをこよなく愛するファンがガレージで製作した「ザ・リーピング・ジャガー」のバイク。
バイクのベースは、空冷式ビューエルS3のた1200cc Vツイン

国産車のボンネットマスコット

日産 シーマ

日産 シーマ

シーマの一見、貝殻にも見えるマークは「アカンサス」という植物。
地中海沿岸に約20種が分布する毎年花を咲かせる多年草でギリシアの国花。古代ギリシア・ローマ時代、コリント様式の建築に、アカンサスの葉が彫刻のモチーフとして用いられた。
原型制作は彫刻家・二田原英二氏の手によるものでシーマの持つ気品を表現している。
トヨタ クラウンマジェスタ

トヨタ クラウンマジェスタ

トヨタの高級大型車「クラウン」マジェスタのエンブレム。
英語で「王冠」を意味するクラウンだけに、ド直球の王冠モチーフとなっている。
クラウンマジェスタのフードクレストマークは、他の形式のクラウンマジェスタやクラウンに装着させて、視認性を向上させるオーナーもいる。
日産 グロリア

日産 グロリア

日産自動車が1959年から2004年まで製造・販売していた上級セダン「グロリア」のエンブレム。
頭を上に上げて羽を広げた鶴をイメージしている。
日産 セドリック

日産 セドリック

グロリアの兄弟車。日産自動車が1960年から2004年まで製造・発売していた高級セダン「セドリック」のエンブレム。

復活して欲しいボンネットマスコット

近年、似たようなデザインの車が多い気がするのも、ボンネットマスコット(フードクレストマーク)が減少しているからかもしれません。

若い時にジャガーを見て、「わぁ、こういう車に乗りたいなぁ」と憧れた気持ちは今も覚えています。
安全性への配慮も勿論重要ではありますが、技術でクリアして頂いて是非、復活させて欲しいです。
18 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

「不良少女とよばれて」「ポニーテールはふり向かない」で活躍した伊藤かずえ!30年間乗り続けている「初代シーマ」を披露!

「不良少女とよばれて」「ポニーテールはふり向かない」で活躍した伊藤かずえ!30年間乗り続けている「初代シーマ」を披露!

女優として長年活躍する伊藤かずえ(53)が、自身のツイッターにて30年間乗り続けている愛車「日産・シーマ」の写真を投稿しました。
隣人速報 | 1,913 view
現在では標準装備が当たり前なのに昔はオプションで高額だったクルマの装備品!!

現在では標準装備が当たり前なのに昔はオプションで高額だったクルマの装備品!!

今では当たり前の様に装備されているクルマの装備品が、昭和の頃は「パワーステアリング」、「パワーウインドウ」、「エアコン」といえば、比較的高額なクルマではないと、装着されていませんでした。
ギャング | 5,707 view
1994年の事故の真相とは?伝説のF1ドライバー「アイルトン・セナ」の生涯を描いたドラマが制作決定!!

1994年の事故の真相とは?伝説のF1ドライバー「アイルトン・セナ」の生涯を描いたドラマが制作決定!!

オンライン動画配信サービス大手のNetflixはこのたび、伝説のF1ドライバーとして知られるアイルトン・セナ(1994年死去)の生涯をモチーフにしたドラマを制作し、2022年に公開予定であることを明らかにしました。
隣人速報 | 1,552 view
「ベンベ」「アーマーゲー」何のこっちゃ?今ではオッサンしか分からないクルマ死語!!

「ベンベ」「アーマーゲー」何のこっちゃ?今ではオッサンしか分からないクルマ死語!!

30代以下の若者の皆さんには、一体何んの事なのか意味不明の「クルマ死語」で、今では、オッサン世代しか分からないクルマ用語を集めてみました。
ギャング | 3,678 view
初代&4代目のデザインを意識!日産「フェアレディZ」が12年ぶりのフルモデルチェンジを行う!!

初代&4代目のデザインを意識!日産「フェアレディZ」が12年ぶりのフルモデルチェンジを行う!!

日産自動車は、1969年の発売以来同社の代表車種として高い人気を誇る「フェアレディZ」の7代目となる新型のプロトタイプモデル『フェアレディZ プロトタイプ』をオンラインイベントで公開しました。
隣人速報 | 2,141 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト