映画『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』
1992年に公開された映画。日本での公開は翌1993年。
原題はScent of a Woman。監督はエディ・マーフィ主演の『ビバリーヒルズ・コップ』のマーティン・ブレスト。
イタリアの作家ジョヴァンニ・アルピーノの小説をもとに『カッコーの巣の上で』のボー・ゴールドマンが自身の体験も加えて脚本を執筆した。
なお、本作は1974年のディーノ・リージ監督作品『女の香り』のリメイク作品である。
原題はScent of a Woman。監督はエディ・マーフィ主演の『ビバリーヒルズ・コップ』のマーティン・ブレスト。
イタリアの作家ジョヴァンニ・アルピーノの小説をもとに『カッコーの巣の上で』のボー・ゴールドマンが自身の体験も加えて脚本を執筆した。
なお、本作は1974年のディーノ・リージ監督作品『女の香り』のリメイク作品である。
via www.itaria.it
本作で盲目の元軍人を演じたアル・パチーノは、まったく瞳を動かさない演技を行い、主人公の孤独な心の内を見事に表現した。この演技によりアカデミー主演男優賞を受賞している。
これは彼にとって悲願であり、『セルピコ』や『狼たちの午後』などを含め、5度目のノミネートにして初の受賞となった。
2017年1月現在においても唯一の受賞となっている。
他にも同作は、多くの受賞歴があり、ゴールデン・グローブ賞作品賞〈ドラマ部門〉、最優秀主演男優賞〈同〉、最優秀脚本賞を受賞している(※助演男優賞もノミネートされた)。
これは彼にとって悲願であり、『セルピコ』や『狼たちの午後』などを含め、5度目のノミネートにして初の受賞となった。
2017年1月現在においても唯一の受賞となっている。
他にも同作は、多くの受賞歴があり、ゴールデン・グローブ賞作品賞〈ドラマ部門〉、最優秀主演男優賞〈同〉、最優秀脚本賞を受賞している(※助演男優賞もノミネートされた)。
≪あらすじ≫クセのある退役軍人と心優しい青年の物語
アメリカはボストンの全寮制名門高校に奨学金で入学した苦学生チャーリーは、裕福な家庭の子息ばかりの級友たちとの齟齬を感じつつも無難に学校生活を過ごしていた。
感謝祭の週末、故郷オレゴンへ帰るための旅費を稼ぐためチャーリーはアルバイトに出ることになっていた。そのアルバイトとは、姪一家の休暇旅行への同伴を拒否する盲目の退役軍人フランク・スレード中佐の世話をすること。
とてつもなく気難しく、周囲の誰をも拒絶し、離れで一人生活する毒舌家でエキセントリックな中佐にチャーリーは困惑するが、報酬の割の良さと中佐の姪・カレンの熱心な懇願もあり、引き受けることにする。
翌朝、トラクス校長(ジェイムズ・レブホーン)が全校生徒の前でペンキまみれにされるというイタズラが起き、校長はその犯人の顔を知るチャーリーと同級生のジョージ(フィリップ・S・ホフマン)を呼びつけ、犯人の名を明かさないと週明けの特別集会で退学を申し渡すと脅した。
さらに校長はチャーリーに大学進学の奨学金を交換条件に提示した。
アルバイトに来たチャーリーに対して、中佐は突然ニューヨークへ行くと伝え、サポートを強制する。学校でのゴタゴタを抱えているチャーリーは困惑するが、中佐の強引さに負けて、飛行機に搭乗する。
機内でCAと会話を交わし、出身地などを推察する。その的確さに驚かされるチャーリーだが、同時に中佐が相当な女好きだということも理解したのだった。
ニューヨークでは運転手付き高級車をチャーターし、高級ホテル、レストランで豪遊する。中佐のあまりに派手な金使いに懐事情が気になるチャーリーに対して、中佐はある”計画”を伝える。それはこの旅の最後に拳銃で自殺するということだった。
機内でCAと会話を交わし、出身地などを推察する。その的確さに驚かされるチャーリーだが、同時に中佐が相当な女好きだということも理解したのだった。
ニューヨークでは運転手付き高級車をチャーターし、高級ホテル、レストランで豪遊する。中佐のあまりに派手な金使いに懐事情が気になるチャーリーに対して、中佐はある”計画”を伝える。それはこの旅の最後に拳銃で自殺するということだった。
中佐はチャーリーが思い悩む学校での一件について、ジョージに裏切られる前に友を売って自分を救えとアドバイス。
翌日、中佐の兄の家を訪ねるが、久しぶりの来訪であるにも関わらず、横柄な態度の中佐をよく思わない一家。ディナーで中佐が下品な話をし続け、ついに親族から出ていけと言われてしまうが、それでも自分の態度を軍人時代の栄光に重ねて、正当化する。時折、寂しげな表情をする中佐は、最後兄に詫びを入れ、家を出ていく。
翌日、中佐の兄の家を訪ねるが、久しぶりの来訪であるにも関わらず、横柄な態度の中佐をよく思わない一家。ディナーで中佐が下品な話をし続け、ついに親族から出ていけと言われてしまうが、それでも自分の態度を軍人時代の栄光に重ねて、正当化する。時折、寂しげな表情をする中佐は、最後兄に詫びを入れ、家を出ていく。
あるホテルのラウンジで、偶然近くに座った美しい女性ドナ(ガブリエル・アンウォー)。中佐は彼女に近づき、声を掛ける。男性を待っているというドナに猛然とアプローチし、会話の流れから中佐がタンゴをレッスンする展開に。そして、多くの人々に見られる中、優雅にタンゴを踊る。それは非常に美しい光景で、ゆったりとした空気がその場を包んだ。その後、ドナは待ち人と共にホテルを出て行った。
次の日、免許取り立てのチャーリーを運転手に、フェラーリに強引に試乗する。そして、なんと盲人である中佐が運転をすると言い、チャーリーからハンドルを奪う。チャーリーの掛け声に合わせ、左にハンドルを切り、コーナーを曲がり、はしゃぎまくる。しかし、運の悪いことに警察のパトカーに見つかり、違反切符を切られそうになるが、落ち着き払う中佐は嘘八百の巧みな誤魔化しで、難を逃れてしまう。
ただ、すぐに塞ぎ込むようになる中佐。その様子を不安げに見るチャーリー。
ホテルに戻り、チャーリーに買い物を頼み、部屋に残る中佐。ホテルのロビーでチャーリーは嫌な予感を感じ、部屋に戻る。すると中佐が軍服に着替え、まさに拳銃自殺を図るところだった。
チャーリーは必死に自殺を止め、もみ合いになる二人。
なんとか自殺を思いとどまらせると、二人の間には奇妙な友情が生まれていた。
次の日、免許取り立てのチャーリーを運転手に、フェラーリに強引に試乗する。そして、なんと盲人である中佐が運転をすると言い、チャーリーからハンドルを奪う。チャーリーの掛け声に合わせ、左にハンドルを切り、コーナーを曲がり、はしゃぎまくる。しかし、運の悪いことに警察のパトカーに見つかり、違反切符を切られそうになるが、落ち着き払う中佐は嘘八百の巧みな誤魔化しで、難を逃れてしまう。
ただ、すぐに塞ぎ込むようになる中佐。その様子を不安げに見るチャーリー。
ホテルに戻り、チャーリーに買い物を頼み、部屋に残る中佐。ホテルのロビーでチャーリーは嫌な予感を感じ、部屋に戻る。すると中佐が軍服に着替え、まさに拳銃自殺を図るところだった。
チャーリーは必死に自殺を止め、もみ合いになる二人。
なんとか自殺を思いとどまらせると、二人の間には奇妙な友情が生まれていた。
via movietada.com