1986年のヒット曲から選出
全米シングルチャート(Billboard Hot 100)で、1986年の年間トップ50前後にランクインした楽曲を対象とし、その中から "一発屋(ワンヒットワンダー)" と称されることの多いアーティストを選出しました。
パーティ・オール・ザ・タイム / エディ・マーフィ
『パーティ・オール・ザ・タイム(Party All The Time))』は、アメリカのコメディアンで俳優のエディ・マーフィ(Eddie Murphy)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位2位、年間チャートで7位を記録しました。
デビューアルバム『How Could It Be』からの第一弾シングルで、リック・ジェームス(Rick James)がプロデュースを手掛けています。シンガーとしてのエディ・マーフィは、主演映画『48時間』のサウンドトラックでバックボーカルを経験した程度で、本格的なソロデビューは本曲です。
その後もアルバムをリリースしますが、いずれもヒットには至らず。一方、俳優としては、映画『ビバリーヒルズコップ』シリーズや、『ブーメラン』、『シュレック』シリーズ、『星の王子ニューヨークへ行く』など、多くの主演映画が大ヒットしています。今なお、トップ俳優として活躍中です。
デビューアルバム『How Could It Be』からの第一弾シングルで、リック・ジェームス(Rick James)がプロデュースを手掛けています。シンガーとしてのエディ・マーフィは、主演映画『48時間』のサウンドトラックでバックボーカルを経験した程度で、本格的なソロデビューは本曲です。
その後もアルバムをリリースしますが、いずれもヒットには至らず。一方、俳優としては、映画『ビバリーヒルズコップ』シリーズや、『ブーメラン』、『シュレック』シリーズ、『星の王子ニューヨークへ行く』など、多くの主演映画が大ヒットしています。今なお、トップ俳優として活躍中です。
Eddie Murphy - Party All the Time
via www.youtube.com
フレンズ・アンド・ラバーズ / グロリア・ローリング&カール・アンダーソン
『フレンズ・アンド・ラバーズ(Friends And Lovers)』は、グロリア・ローリング&カール・アンダーソン(Gloria Loring and Carl Anderson)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位2位、年間チャートで13位を記録しました。
当時、グロリア・ローリングが出演していた、人気の昼ドラ『デイズ・オブ・アワ・ライブス』の中で歌われ、話題になったのがこの曲です。彼女はラウンジ・シンガー役で、劇中ではカール・アンダーソンとデュエットで歌い、後にシングル化されました。その後、二人は何度か本曲の再録音を行いましたが、最後の録音から1年後の2004年、カール・アンダーソンは58歳の若さで亡くなっています。
本曲には、ジュース・ニュートン(Juice Newton)とエディ・ラビット(Eddie Rabbitt)が歌ったもう一つのバージョンがあり、 カントリーチャートでナンバーワンを獲得しています。
当時、グロリア・ローリングが出演していた、人気の昼ドラ『デイズ・オブ・アワ・ライブス』の中で歌われ、話題になったのがこの曲です。彼女はラウンジ・シンガー役で、劇中ではカール・アンダーソンとデュエットで歌い、後にシングル化されました。その後、二人は何度か本曲の再録音を行いましたが、最後の録音から1年後の2004年、カール・アンダーソンは58歳の若さで亡くなっています。
本曲には、ジュース・ニュートン(Juice Newton)とエディ・ラビット(Eddie Rabbitt)が歌ったもう一つのバージョンがあり、 カントリーチャートでナンバーワンを獲得しています。
Gloria Loring And Carl Anderson Friends & Lovers
via www.youtube.com
アイ・キャント・ウエイト / ニュー・シューズ
『アイ・キャント・ウエイト(I Can't Wait)』は、アメリカのR&Bグループ、ニュー・シューズ(Nu Shooz)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位3位、年間チャートで26位を記録しました。
本曲のオリジナル盤が制作されたのは、1984年のこと。当時はオレゴン州ポートランドで人気を集めていましたが、メジャーレーベルとの契約には至りませんでした。ところが、オランダでリミックス盤をリリースすると、これが "ダッチ・ミックス(Dutch Mix)" と呼ばれヒット。アトランティック・レコードの目に留まり、1986年、アメリカに逆輸入されました。
その後はヒットに恵まれなかったものの、ジョン・スミス(John Smith)とヴァレリー・デイ(Valerie Day)の夫婦で音楽活動を継続。2010年代に入っても、アルバムをリリースしています。
本曲のオリジナル盤が制作されたのは、1984年のこと。当時はオレゴン州ポートランドで人気を集めていましたが、メジャーレーベルとの契約には至りませんでした。ところが、オランダでリミックス盤をリリースすると、これが "ダッチ・ミックス(Dutch Mix)" と呼ばれヒット。アトランティック・レコードの目に留まり、1986年、アメリカに逆輸入されました。
その後はヒットに恵まれなかったものの、ジョン・スミス(John Smith)とヴァレリー・デイ(Valerie Day)の夫婦で音楽活動を継続。2010年代に入っても、アルバムをリリースしています。
Nu Shooz - I Can't Wait (Official Music Video)
via www.youtube.com
トゥ・オブ・ハーツ / ステーシーQ
『トゥ・オブ・ハーツ(Two Of Hearts)』は、ステーシーQ(Stacey Q)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位3位、年間チャートで51位を記録しました。
元々は、SSQというバンドのリードボーカルで、後にソロデビューして唯一ヒットしたのが本曲です。最初はインディーズ盤としてのリリースでしたが、アトランティック・レコードが目をつけ、世界的に売り出しました。彼女のソロデビュー後も、SSQのメンバーは彼女のバックバンドとして行動を共にしています。楽曲は、サビや前奏・間奏で歌われる "I need you" の繰り返しが印象的です。当時アイドル歌手だった長山洋子が、自身の洋楽カバーアルバムで、本曲をカバーしました。
その後はヒットには恵まれなかったものの、現在もミュージシャン、女優、ダンサーとして活動を続けています。
元々は、SSQというバンドのリードボーカルで、後にソロデビューして唯一ヒットしたのが本曲です。最初はインディーズ盤としてのリリースでしたが、アトランティック・レコードが目をつけ、世界的に売り出しました。彼女のソロデビュー後も、SSQのメンバーは彼女のバックバンドとして行動を共にしています。楽曲は、サビや前奏・間奏で歌われる "I need you" の繰り返しが印象的です。当時アイドル歌手だった長山洋子が、自身の洋楽カバーアルバムで、本曲をカバーしました。
その後はヒットには恵まれなかったものの、現在もミュージシャン、女優、ダンサーとして活動を続けています。
Stacey Q - Two Of Hearts (Official Music Video)
via www.youtube.com
パーフェクト・ウェイ / スクリッティ・ポリッティ
『パーフェクト・ウェイ(Perfect Way)』は、イギリスのポップバンド、スクリッティ・ポリッティ(Scritti Politti)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位11位、年間チャートで64位を記録しました。因みに、自国の全英シングルチャートでは最高位48位に終わっています。
ミュージックビデオは、モノクロとカラーが交互に現れる構成で、スタジオで本曲を演奏するシーンが描かれています。ジャズトランペット奏者のマイルス・デイヴィス(Miles Davis)が本曲をインストゥルメンタルでカバーし、自身のアルバムに収録。これがきっかけで、バンドの次作アルバム『Provision』にゲスト出演しました。
その後はヒットに恵まれず1991年に解散しますが、1999年に再結成し、今日まで活動を続けています。創設メンバーでリードボーカルのグリーン・ガートサイド(Green Gartside)は、バンドの全活動期間で在籍している唯一のメンバーです。
ミュージックビデオは、モノクロとカラーが交互に現れる構成で、スタジオで本曲を演奏するシーンが描かれています。ジャズトランペット奏者のマイルス・デイヴィス(Miles Davis)が本曲をインストゥルメンタルでカバーし、自身のアルバムに収録。これがきっかけで、バンドの次作アルバム『Provision』にゲスト出演しました。
その後はヒットに恵まれず1991年に解散しますが、1999年に再結成し、今日まで活動を続けています。創設メンバーでリードボーカルのグリーン・ガートサイド(Green Gartside)は、バンドの全活動期間で在籍している唯一のメンバーです。
Scritti Politti - Perfect Way
via www.youtube.com
17 件