1984年のヒット曲から選出
全米シングルチャート(Billboard Hot 100)で、1984年の年間トップ50前後にランクインした楽曲を対象とし、その中から "一発屋(ワンヒットワンダー)" と称されることの多いアーティストを選出しました。
ミッシング・ユー / ジョン・ウェイト
『ミッシング・ユー(Missing You)』は、イギリスのミュージシャン、ジョン・ウェイト(John Waite)のヒット曲で、全米シングルチャートで1週だけナンバーワン、年間チャートで11位を記録しました。
詞の内容は、最初は元恋人に会いたい気持ちを歌いますが、サビに入ると一転、「君に会えなくても寂しくなんかないよ(I ain't missing you at all.)」と歌い、揺れ動く気持ちを表現しています。冒頭の詞 "Every time I think of you" は、かつて所属したバンド、The Babysのヒット曲のタイトルが由来です。
実は、『ミッシング・ユー』がナンバーワンになったことで、ティナ・ターナー(Tina Turner)の代表曲『愛の魔力(What's Love Got To Do With It)』がナンバーワンの座から陥落しました。そのことが理由で1996年、ティナ・ターナーは本曲をカバーしています。
ジョン・ウェイトは、その後、ソロヒットには恵まれなかったものの、後に結成したバンド、バッド・イングリッシュ(Bad English)でリードボーカルを務め、『When I See You Smile』がナンバーワンに輝きました。
詞の内容は、最初は元恋人に会いたい気持ちを歌いますが、サビに入ると一転、「君に会えなくても寂しくなんかないよ(I ain't missing you at all.)」と歌い、揺れ動く気持ちを表現しています。冒頭の詞 "Every time I think of you" は、かつて所属したバンド、The Babysのヒット曲のタイトルが由来です。
実は、『ミッシング・ユー』がナンバーワンになったことで、ティナ・ターナー(Tina Turner)の代表曲『愛の魔力(What's Love Got To Do With It)』がナンバーワンの座から陥落しました。そのことが理由で1996年、ティナ・ターナーは本曲をカバーしています。
ジョン・ウェイトは、その後、ソロヒットには恵まれなかったものの、後に結成したバンド、バッド・イングリッシュ(Bad English)でリードボーカルを務め、『When I See You Smile』がナンバーワンに輝きました。
John Waite - Missing You (Official Video)
via www.youtube.com
トーキング・イン・ユア・スリープ / ロマンティックス
『トーキング・イン・ユア・スリープ(Talking in Your Sleep)』は、アメリカのロックバンド、ロマンティックス(The Romantics)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位3位、年間チャートで19位を記録しました。
バンド結成は1977年でしたが、大きなヒットには恵まれず、最初の成功が、1983年のアルバム『イン・ヒート(In Heat)』でした。そして、第一弾シングルの本曲が大ヒット。ミュージックビデオでは、ランジェリーやパジャマを着た女性たちが立ったまま眠っていて、ロマンティックスのメンバーはその中を歩きながら歌っています。
翌年以降はヒットに恵まれなかったものの、今日まで音楽活動を継続しており、リードボーカルのウォーリー・パルマー(Wally Palmar)も健在です。
バンド結成は1977年でしたが、大きなヒットには恵まれず、最初の成功が、1983年のアルバム『イン・ヒート(In Heat)』でした。そして、第一弾シングルの本曲が大ヒット。ミュージックビデオでは、ランジェリーやパジャマを着た女性たちが立ったまま眠っていて、ロマンティックスのメンバーはその中を歩きながら歌っています。
翌年以降はヒットに恵まれなかったものの、今日まで音楽活動を継続しており、リードボーカルのウォーリー・パルマー(Wally Palmar)も健在です。
The Romantics - Talking in Your Sleep
via www.youtube.com
ウォッチング・ミー / ロックウェル
『ウォッチング・ミー(Somebody's Watching Me)』は、モータウンレコードの創業者ベリー・ゴーディの息子でシンガーのロックウェル(Rockwell)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位2位、年間チャートで26位を記録しました。ヨーロッパで大ヒットしており、フランス、スペイン、ベルギーでナンバーワンとなっています。
あのマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)が、本曲のサビを歌っていることでも話題になりました。ロックウェルにとってマイケルは子供の頃からの友人で、また、マイケルの兄、ジャーメイン・ジャクソン(Jermaine Jackson)もバックボーカルで参加しています。
その後はヒットに恵まれず、1986年に活動を休止しますが、2018年に再開。なんと2021年には、『ウォッチング・ミー』が、全英シングルチャートで47位に再ランクインしました。
あのマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)が、本曲のサビを歌っていることでも話題になりました。ロックウェルにとってマイケルは子供の頃からの友人で、また、マイケルの兄、ジャーメイン・ジャクソン(Jermaine Jackson)もバックボーカルで参加しています。
その後はヒットに恵まれず、1986年に活動を休止しますが、2018年に再開。なんと2021年には、『ウォッチング・ミー』が、全英シングルチャートで47位に再ランクインしました。
Rockwell - Somebody's Watching Me (Official Music Video)
via www.youtube.com
想い出のステップ / マシュー・ワイルダー
『想い出のステップ(Break My Stride)』は、マシュー・ワイルダー(Matthew Wilder)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位5位、年間チャートで27位を記録しました。
1970年代から音楽活動を行っていたマシュー・ワイルダーでしたが、1983年は、自分に合った音楽スタイルを見つけられず、葛藤していた時期でした。レコードレーベルにも不満があった彼は、なんと自費で本曲をレコーディング。レコードプロモーターが "大ヒット曲" と錯覚させるような仕掛けを施したところ、各ラジオ局がこぞってオンエアし、ついにヒットチャートに登場しました。
その後、ソロ活動は低迷しますが、ソングライターやプロデューサーとして活躍。ノーダウト(No Doubt)の大ヒットアルバム『Tragic Kingdom』や、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)の人気ドラマ『ハンナ・モンタナ』の楽曲『G.N.O. (Girls Night Out)』は、彼のプロデュースです。
1970年代から音楽活動を行っていたマシュー・ワイルダーでしたが、1983年は、自分に合った音楽スタイルを見つけられず、葛藤していた時期でした。レコードレーベルにも不満があった彼は、なんと自費で本曲をレコーディング。レコードプロモーターが "大ヒット曲" と錯覚させるような仕掛けを施したところ、各ラジオ局がこぞってオンエアし、ついにヒットチャートに登場しました。
その後、ソロ活動は低迷しますが、ソングライターやプロデューサーとして活躍。ノーダウト(No Doubt)の大ヒットアルバム『Tragic Kingdom』や、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)の人気ドラマ『ハンナ・モンタナ』の楽曲『G.N.O. (Girls Night Out)』は、彼のプロデュースです。
Matthew Wilder - Break My Stride (Audio)
via www.youtube.com
ロックバルーンは99 / ネーナ
『ロックバルーンは99(99 Luftballons)』は、ドイツのポップバンド、ネーナ(Nena)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位2位、年間チャートで28位を記録しました。
バンド名のネーナは、リードボーカルのガブリエレ・ズザンネ・ケルナー(Gabriele Susanne Kerner)のニックネームで、スペイン語で "小さな少女" という意味です。
1983年にシングル2作目の本曲が本国西ドイツでヒットすると、翌年には全米シングルチャートに登場。ドイツ語の曲にもかかわらず、アメリカで大ヒットします。後に、英語翻訳版の『99 Red balloons』もリリースされ、全英シングルチャートでナンバーワンとなりました。ネーナは世界的な人気となり、日本でも、全国7ヶ所でコンサートを行っています。
その後、バンドとしてのネーナは1987年に解散しますが、ソロアーティストとしてのネーナは活動を継続。2000年代に入り、ドイツで再び人気が上昇し、アルバム、シングルともにヒットチャートを賑わせています。
バンド名のネーナは、リードボーカルのガブリエレ・ズザンネ・ケルナー(Gabriele Susanne Kerner)のニックネームで、スペイン語で "小さな少女" という意味です。
1983年にシングル2作目の本曲が本国西ドイツでヒットすると、翌年には全米シングルチャートに登場。ドイツ語の曲にもかかわらず、アメリカで大ヒットします。後に、英語翻訳版の『99 Red balloons』もリリースされ、全英シングルチャートでナンバーワンとなりました。ネーナは世界的な人気となり、日本でも、全国7ヶ所でコンサートを行っています。
その後、バンドとしてのネーナは1987年に解散しますが、ソロアーティストとしてのネーナは活動を継続。2000年代に入り、ドイツで再び人気が上昇し、アルバム、シングルともにヒットチャートを賑わせています。
NENA | 99 Luftballons [1983] [Offizielles HD Musikvideo]
via www.youtube.com
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