私立極道高校とはどんな漫画だったのか
作者は「魁!男塾」を代表作に持つ宮下あきら先生。
冒頭でもふれたように、男塾よりも先に書かれた作品でまさしく宮下作品の「先駆け」とも言える漫画でした。
しかしながら、ある不祥事(詳しくは後述)によって連載は途中で打ち切り。
読み切りを含む全42話の連載で、打ち切られてしまったある意味幻の作品です。
男塾のベースとなったであろう作風・内容
主人公は学帽がトレードマークの「学帽政(がくぼうまさ)」というキャラクター。
顔立ちこそ二枚目で主人公らしいのですが、その風貌は男塾に出てきた「富樫源次(とがし げんじ)」にソックリです。
カッコいい
— セイイチ (@TR6801) July 22, 2019
男の色気を感じるのは
学帽 政 pic.twitter.com/azjtGlOR1G
【祝】4月10日は『魁!!男塾』のキャラクター・富樫源次の誕生日です!#魁男塾#富樫源次#富樫源次生誕祭2018#ケンカ殺法#爆挺殺#祝ってくれる人RTかいいね #RTした人全員フォローする #いいねした人全員フォローする pic.twitter.com/kOsc0VPE4G
— パワーゲート水樹🅟🅖🅜 (@symphogearLb) April 10, 2018
・学生帽がトレードマーク
・武器として愛用するのはドス
・腹巻き(サラシ)
・ベルト位置やボンタンの履き方
など、顔立ち以外はほぼ同じキャラクターなのではないか?と思えるほどに類似点が多く見当たります。
また、男塾と極道高校はどちらも「私設の養成機関」となっています。
ただし、男塾が宮下先生本人が「高校ではないよくわからない施設」と言っていますが、極道高校はその名の通り一応は高校という設定になっていますね。
男塾同様に、極道高校に関しても「高校生設定に無理がある」世界観になっていますが(汗
私立極道高校はなぜ打ち切りになってしまったのか
その不祥事とは
作中に登場した校章や生徒氏名が【実在する物や人を無断で使用】した
というものでした。
宮下作品は中々に尖った内容や描写が多いだけに、無断使用された学校が怒るのも判る気がしますね。
校章が使われたとして抗議したのは
滋賀県の近江八幡市と八日市市、さらに蒲生郡安土町の学校や教育委員会でした。
実はアシスタントの一人が滋賀県の出身で、校章や記載する氏名を任されアイディアの一つとして
地元の実在する学校や古い友人の名前を使ってしまったことが原因でした。
実際に盗用したのはアシスタントでしたが、宮下あきら先生の「監督不行き届き」ということになり
私立極道高校は打ち切りという憂き目を見ることになってしまったのです。
時を超え2012年に「復活版」上下巻が発売!
その後、宮下あきら先生は「激!!極虎一家」を経て大ヒットとなる「魁!男塾」で一気にブレイクします。
しかし私立極道高校には思い入れがあったのか、はたまたコアなファンが熱望したのか、経緯は定かではありませんが2012年に問題となった箇所の修正と、新たに書き下ろしを加えた「復活版」が全二巻で発売されています。
男塾を書いた宮下あきら先生のファンなら、一度は読んでおきたいですよね!
まとめ
何を隠そう筆者も男塾ファンの一人です。
しかし恥ずかしながら私立極道高校については、今回執筆するまでその存在はおろか、内容などについても知りませんでした。
復活版は現在でもアマゾンなどで購入して読むことが可能なので、さっそく筆者も読んでみたいと思います。
気になった!という方は、是非読んでみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。