全日の外人シュニアヘビー級の常連と言えば「ディーン・マレンコ」との「マレンコ兄弟」として活躍していたこの方よね。渋いレスラーなんだけど「ダイナマイトキッド&デイビーボーイスミス」の「ブリティッシュ・ブルドックス」との戦いは本当に熱かったわ!(是非、youtubeで探してみて!最高の試合よ!)彼の「ジャーマン・スープレックス」は綺麗だったのよ!仕事師として黙々とプロレスをするマレンコもセミリタイヤをしていてたまにプロレスをやっているみたいよ。9年前に来日しているわ。そして余談だけど現在のお仕事は「薬剤師」。これも何かマレンコらしいと言えばらしいのかも知れないわね!
「蛇の穴」出身の職人レスラーでマレンコ兄弟のような渋いレスラーの一人よ!ヨーロッパレスラーのいいところを凝縮したようなレスラーだったわ。風貌が風貌だけに(失礼)カッコいいと言うレスラーではなく「上手い」と玄人を唸らせるレスラーだったの。それは「木戸修」や「初代タイガーマスク」との戦いで発揮されたわ。まさに「蛇の穴」VS「虎の穴」と言う何とも言えないギミックだったような気もするわ。あたしのイメージは「緑色のパンツ」なんだけど黒いパンツでも戦っていた見たいね。外人レスラーで「卍固め」を多用するレスラーとしてもあたしの記憶に残ってるの。皆さんにとっては地味な存在だけど「マーク・ロコ」(初代ブラックタイガー)と共にヨーロッパの強敵レスラーとしてベスト3のランクインよ!
リアルにジュニアヘビーで誰が強いかと聞かれたらほとんどの方がこの人を推すのではないかしら?そう!彼はリアルに強かったの!レスリングでオリンピック銀メダル、ボクシングでは全米ゴールデングロブチャンピオンにもなっているの。27歳デビューの遅咲きだったけど、1年後には「NWA世界ジュニアチャンピオン」に就くのよ!そして、ジュニアでありながら「ルー・テーズ」を破りTWWA世界ヘビー級王者になるの。凄い事よね!人間風車「ビル・ロビンソン」がゴッチやテーズと共に3大シューターの一人として彼を挙げていることは有名な話よね!リンゴ潰しも彼のパフォーマンスも人気があったの。本当は1位でもいいレスラーなんだけど「あの人」がいるから2位で勘弁して頂戴ね!
私の「ジュニアヘビー級外国人レスラー」第1位は2018年12月5日、60歳の誕生日に天に召された「爆弾小僧」ダイナマイト・キッドよ!「初代タイガーマスク」のデビュー戦に抜擢された彼のパフォーマンスは「咬ませ犬」ではなく将来の「好敵手」になる片鱗を見るものに見せつけたわ!あたしもこの試合でキッドの虜になった一人よ!「高速ブレンバスター」やわざと遠くのコーナーポストから飛ぶ「ダイビングヘッドバッド」はあたしのハートを鷲掴みにしたの。そして「デイビーボーイ・スミス」との「ブリティッシュ・ブルドックス」は最高のタッグチームよ!いつか「タッグチームベスト10」がやれたらやって見たいわ!きっと上位に食い込むこと間違いなしね!しかし、小さくてヘビー級相手に戦うためにこの頃はお約束の「ステロイド」が彼の寿命を縮めることになったの。晩年は病気で苦労したみたいよ。多分今天国では「ダイナマイト・キッド&デイビーボーイ・スミスVSオーエン・ハート&クリス・ベノワ」で戦っているかも知れないわね。いつまでも忘れないわ!プロレスありがとう!