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(鑑賞コメント)
これはいわゆる怪談ものですね。それに今時の(と言っても70年代ですが)スラッシャー映画の風味を加えた作品。静かに恐怖が迫ってくる感じ、異常に気づいてラジオで危険を呼びかけるDJ、霧の中から現れる亡霊たち。この独特の雰囲気は好きです。
カーペンターが「ハロウィン」に続いて監督した幽霊モノの佳作ですね。お話的にもそこそこの完成度を感じるし(カーペンター作品では)、エイドリアン・バーボーが演じるDJが単純な展開に違った流れをつけて面白くしていると思います。そして、なんと言っても主役?の”霧”が良いです。「霧の中には何があるのだろうか」と恐怖心をあおります。何時ものことだがカーペンター自らの音楽も冴えてます。 残念な点は霧が町を襲うクライマックスがちょっと短いかなぁ、と。 町を襲ったわりに、事の事態に気づいたのは一部の人間だけですし。
この映画では、霧が出現すると恐怖がやって来ました。亡霊が現れるだけでハラハラ、ドキドキします。
日記によって、明らかになる事実。
町外れの教会で、突然、壁が崩れ中から日記が出てきました。
その日記によると、この町の創設者6人は、百年前の霧の夜に
“エリザベス・デイン”の乗組員を、彼らが持っていた黄金欲しさに
殺した事が記されていた。
この町は、血に汚れた手で作られた呪われた町だったのでした。
そして、日記の最後にはこう記されていました。
“殺された乗組員たちが百年前の怨みを晴らすため亡霊となって、
創設者の数と同じ6人を殺しに必ずやって来る”と。