部屋は9種類あり、それぞれ固有の機能を持っている。各部屋はそれぞれエネルギーと仙丹を蓄積している。仙丹は部屋の強化に必要であり、エネルギーは部屋の活動に必要である。また、各部屋はそれぞれ侵入者の攻撃に対する耐久力がある。部屋の耐久力か蓄積エネルギーが無くなると部屋は活動を停止する。
また、部屋を作るには部屋ポイントとエネルギーが、通路を作るには通路ポイントとエネルギーが必要である。部屋の大きさは、付けられる強化メニューの数の多さに影響する。部屋ポイントは基本的に大きい部屋ほど多く消費するが、縦長・横長な部屋や小さすぎる部屋でも多く消費する。部屋ポイント・通路ポイントは、基本的に龍穴炉にエネルギーを振込むことで得られるが、アイテムで得ることも可能である。
◆生産部屋
エネルギーを生産する部屋である。主人公、及び仙獣はこの部屋からのみエネルギーを引き出す事ができる。
◆練丹部屋
仙丹を生産する部屋である。主人公、及び仙獣はこの部屋からのみ仙丹を引き出す事ができる。
◆召喚部屋
主人公が所持している仙丹を消費して、仙獣を召喚する事ができる。また、戦闘で死亡した仙獣を蘇生する事が可能。
◆攻撃部屋
部屋に貯蔵しているエネルギーを消費して、攻撃部屋に侵入してきた敵を攻撃する。また、1ターンごとにトラップを生産する事ができ、トラップは仙窟の好きなポイントに配置できる。
◆堀削部屋
一定時間ごとにアイテムを発掘する。発掘したアイテムを受け取る際、仙丹を消費する。
◆倉庫部屋
アイテムを保管する事ができる。シナリオ間でアイテムの持ち越しはできないが、保管したアイテムに関しては持ち越す事ができる。また。龍穴炉に一度に振り込めるエネルギーの上限を上げる事ができる。
◆索敵部屋
一定範囲内の侵入者と飛天石出口の位置を特定する。索敵範囲は強化する事で広げる事ができる。
◆転送部屋
主人公が所持しているエネルギーを消費して、一定範囲内の他の部屋に転送する事ができる。
◆階段部屋
龍穴炉、もしくはシナリオ上特殊な場所へと続く階段のある部屋。エネルギー、仙丹の消費、生産とは全く無関係なので、シナリオ進行上ただ必要な部屋である。
属性と部屋神・風水
部屋は、所属する属性によって作成できる部屋の種類が決定される。属性は火土金水木の5つであり、五行思想を踏まえたものである。属性は、部屋の位置と作成する時のターンに依存して決定される。
部屋神とは、各属性を司る5柱の神のことで、部屋を整地すると出現し、そこに作成する部屋の種類を選択できる。また、部屋神はシナリオに関わることもある。
部屋の属性は「気」として通路を通り、他の部屋へ流れ込む。これを風水と言い、属性によって流れの良い組み合わせと悪い組み合わせがある。部屋に流れ込む風水の組み合わせと量により、その部屋で強化可能な機能(強化メニュー)が決まる。
五行思想による部屋間の相性図
通路と扉
通路は風水の通り道であり、主人公や仙獣の部屋間の移動に必要なものである。部屋を一つ作ると、それに伴って通路も一つできる。また、通路だけを作ることもできる。風水の流れは基本的に直進で、曲がり角で曲げることは可能だが、T字の通路を作って分岐させるといったことは不可。1つの部屋には最大6つの通路を繋ぐことができる。
扉は、通路(部屋)の作成を開始する地点と部屋の間に1つ以上のブロック幅があり、なおかつ部屋の四隅でない場所へ通路をつなげると出現する。扉は風水の流れを良くするもので、扉がある部屋への風水の流れ込みが良くなる(風水量0の場合は1、1の場合は2、2の場合は4)。扉は敵の侵入を防ぐためのものではない。
部屋と通路、扉の風水の仕組みはゲーム中にチュートリアル有り!
個性豊かな仙獣と共に戦え!
仙獣の設定は干支にちなんでおり、基本となる陽属性の仙獣12種類と裏にあたる陰属性(陽属性とは色と名前が違う)12種類の計24種類がいる。陽属性は特殊能力に優れ、陰属性は基本能力に優れる。仙獣は主人公が所持している仙丹と引き換えに召喚部屋で召喚でき、それぞれ戦闘が得意だったり得意な作業分野がある。また、仙獣にはサイズの概念があり、大型仙獣は標準の仙獣2匹分のスペースをとる。
仙獣は召喚した後に主人公グループか仙獣グループに配属させなければならない。1つのグループには標準サイズの人間か仙獣が4匹まで配置でき、配置した人間及び仙獣からリーダーを1人(匹)選任しなければならない。仙獣は種類によって異なるリーダー特性が設定されており、リーダーに選任された仙獣のリーダー特性によって、グループ全員の能力値がパーセント修正される。
仙獣グループは集計タイムで設定された行軍ルートに従って仙窟内を巡回する。この時、巡回する部屋に対して仙獣は以下の働きをする。
・生産部屋で生産したエネルギーを回収し、他の部屋に運搬する
・練丹部屋で生産した仙丹を回収し、他の部屋に運搬する
・部屋の耐久力を回復させる
※エネルギーと仙丹の各部屋への分配方法には違いがあり、エネルギーは各部屋ごとに2 - 3ターン分の赤字分を供給するため(エネルギー収支が黒字なら供給無し)、前側の部屋ではエネルギーがかなり蓄積してしまったり後側の部屋では供給できなかったりすることに対し、仙丹は次の仙丹部屋までの巡回する各部屋に保有量を均等に分配する。
また、仙獣グループは巡回中に侵入者と遭遇すると撃退のために戦闘をする。リーダーの仙獣によっては、巡回経路に出現した飛天石出口を破壊するものもいる。ただしあくまで巡回経路にあればであり、巡回経路からずれた場所にある飛天石出口を破壊に行ったりはしない。
主人公グループの仙獣は主人公の操作に従うため、行軍ルートの設定は必要ないが、仙丹の運搬などは能力があっても行えない。しかしリーダーを主人公以外にすることは可能であり、リーダー修正や飛天石破壊属性も有効である。
まとめ: わかってくると、滅茶苦茶楽しいスルメゲー!
もし、かつて本作を風水って取っ付きにくい、めんどくさそうという理由で敬遠された方が居たらぜひ一度見直して欲しいと思う。そういった要素抜きで面白いからである。
なお、本作はセガサターンに『仙窟活龍大戦カオスシード』として改良・移植されている。
魅力敵なキャラ絵の追加、ボイスの大幅追加、新キャラ新シナリオの追加と大幅にリニューアルされているので、未プレイの方も、既プレイの方も一度チェックしていただければと思う。
仙窟活龍大戦カオスシード プレイ動画.wmv - YouTube
祝!カオスシード20周年!
そしてカオスシード20周年が近づいている。
— ふぇいと@8/7eufonius (@stfate) February 24, 2016
柏木「『カオスシード』でも泣きゲー要素も入れてくれないかという話だったんですが、人が死ぬという展開で泣かせたくなかった。それはあまりにも構造的に単純すぎるような気がしたんです」/『カオスシード』柏木准一インタビューhttps://t.co/S6m2XtpW8m
— PLANETS 世界の真実を告げるBot (@bot_PLANETS) February 24, 2016
五行は、カオスシードであんなに悩まされたのにまだ強弱関係覚えられない……。金がどこに入るのか、難しい。
— ゆみねえ@翡翠 (@crimson_roar) February 24, 2016
そんなポケモンと同じく、今年 20 周年となる大人気シリーズのカオスシードというゲームがあるのだがスクエニさん。
— のいさん (@trip_luv) February 26, 2016