「麦畑」が3曲同時にランクイン!!【オリコンウイークリー1990年1月15日号】
2018年1月31日 更新

「麦畑」が3曲同時にランクイン!!【オリコンウイークリー1990年1月15日号】

1990年代の幕開けとともに、「どういう時代になるのか」と著名人がコメントを寄せた「オリコンウイークリー1990年1月15日号」。ランキングでは不思議な曲が3曲同時にランクインという快挙を成し遂げています。

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オリコンウイークリー 1990年1月15日号 表紙

オリコンウイークリー 1990年1月15日号 表紙より引用。 (1970764)

via オリコンウイークリー 1990年1月15日号 表紙より引用。

「およげ!たいやきくん」を超えるヒットは1990年代に出るのか、という質問。

1975年12月に発売された「およげ!たいやきくん」を超えるヒット曲が1990年代に果たして出るのか?という質問に、著名人がこのように答えています。

まずはこの人、秋元康さん。

ひとつ決定的な条件として、偶然でなければいけない。仕掛けたもの、CMがらみとか、僕のようなあざといプロデューサーが仕掛けたとか、そんなものは絶対に大ヒットが出ないと思うんですね。そうじゃなくて、誰も思いつかない時に、自分が好きでたまたま作ってたものみたいな偶然性からヒットが出てくる可能性があるんじゃないでしょうか。それがどういう風に広がるかというと、結局、最大公約数がダメですから、”世代のドミノ倒し”になっていくと思うんです。ある世代が最初に騒いで、それが次々と別の世代へ広がっていく、みたいな。
via オリコンウイークリー 1990年1月15日号 14ページより引用。
この予想(というか評論)は、さすがすごいなー、と思います。
大人が夢中になる「ガンダム」。

大人が夢中になる「ガンダム」。

ミドルエッジ世代に絶大なる支持を受けている「ガンダム」ですが、本来小学生あたりをターゲットにしていたかつての「アニメーション」というものが、壮大なストーリー性を加えることにより、非常に幅広い世代から圧倒的な支持を受け、巨大な市場に成長しています。
これも、「世代に限定されない」という点では、秋元さんの言う「世代のドミノ倒し」に当たるのではないかと思います。

松井 五郎さん。

ダビング機器の普及やレンタル屋さんの存在とか、あの頃とは状況が違うので、単純に数字だけで比較すれば、やっぱりNOっていうことになるでしょうね。ただどれだけ大衆に浸透したとか、そういう形のない物差しで判断すれば、”たいやきくん”を超えるヒットも、もちろんたくさん出ていくと思います。10年前とは比べものにならないくらい音楽市場が大きくなってる現代ですから、もしレンタル屋さんとかがなかったら、今だに100万枚を超えるヒットもどんどん出てたでしょうし、100万枚っていう数字も、今ならそんなに大きな数字ではなくなっていたと思います。
via オリコンウイークリー 1990年1月15日号 14ページより引用。
チャゲとタッグを組み大ヒットした松井五郎さん作詞「ふた...

チャゲとタッグを組み大ヒットした松井五郎さん作詞「ふたりの愛ランド」

この後1990年代半ばにかけ、J-POPブームが訪れ、ミリオンセラーが連発されます。
100万枚を超えるヒットが続出しましたが、確かに仮に松井さんの言うようにレンタルという分野がなければ、もしかしたら「およげ!たいやきくん」を抜く作品も出たかもしれませんね。

この号のイチオシ!懐かしさ。

オリコンウイークリー 1990年1月15日号 6ページより引用。 (1970824)

via オリコンウイークリー 1990年1月15日号 6ページより引用。
CoCoは、ミドルエッジ世代の皆さんは、好きだった方が多いのではないでしょうか。
ヤングジャンプなどでキュートな水着姿を披露していたのも記憶に残っています。
CoCo写真集。

CoCo写真集。

CoCoのちょっとエッチな記事はこちら。

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