オリコンウイークリー 1990年1月15日号 表紙
「およげ!たいやきくん」を超えるヒットは1990年代に出るのか、という質問。
遡るシリーズ!【1975年・昭和50年】のアレコレを振り返る - Middle Edge(ミドルエッジ)
この年の話題といえば、3億円事件の時効成立や広島東洋カープが球団創設以来26年目で初優勝を決めたことでしょうか。また、天皇陛下が史上初アメリカ合衆国に公式訪問された年でもありました。そんな1975年・昭和50年を振り返ってみたいと思います!
1970年代、邦楽累計売上ベストテン(Best10)!! (page 2) - Middle Edge(ミドルエッジ)
ありそうでなかったシリーズ。1970年、年代別の累計売上ランキングを自分なりに集計してみました!ベスト10をご覧ください。『およげ!たいやきくん』だけじゃない、実は相当な枚数を売り上げていた1970年代のヒット曲たち。 (2ページ目)
こちらの記事によると、「およげ!たいやきくん」の売上枚数は454万枚となっています。
1975年12月に発売された「およげ!たいやきくん」を超えるヒット曲が1990年代に果たして出るのか?という質問に、著名人がこのように答えています。
まずはこの人、秋元康さん。
ひとつ決定的な条件として、偶然でなければいけない。仕掛けたもの、CMがらみとか、僕のようなあざといプロデューサーが仕掛けたとか、そんなものは絶対に大ヒットが出ないと思うんですね。そうじゃなくて、誰も思いつかない時に、自分が好きでたまたま作ってたものみたいな偶然性からヒットが出てくる可能性があるんじゃないでしょうか。それがどういう風に広がるかというと、結局、最大公約数がダメですから、”世代のドミノ倒し”になっていくと思うんです。ある世代が最初に騒いで、それが次々と別の世代へ広がっていく、みたいな。
この予想(というか評論)は、さすがすごいなー、と思います。
via www.amazon.co.jp
ミドルエッジ世代に絶大なる支持を受けている「ガンダム」ですが、本来小学生あたりをターゲットにしていたかつての「アニメーション」というものが、壮大なストーリー性を加えることにより、非常に幅広い世代から圧倒的な支持を受け、巨大な市場に成長しています。
これも、「世代に限定されない」という点では、秋元さんの言う「世代のドミノ倒し」に当たるのではないかと思います。
これも、「世代に限定されない」という点では、秋元さんの言う「世代のドミノ倒し」に当たるのではないかと思います。
松井 五郎さん。
ダビング機器の普及やレンタル屋さんの存在とか、あの頃とは状況が違うので、単純に数字だけで比較すれば、やっぱりNOっていうことになるでしょうね。ただどれだけ大衆に浸透したとか、そういう形のない物差しで判断すれば、”たいやきくん”を超えるヒットも、もちろんたくさん出ていくと思います。10年前とは比べものにならないくらい音楽市場が大きくなってる現代ですから、もしレンタル屋さんとかがなかったら、今だに100万枚を超えるヒットもどんどん出てたでしょうし、100万枚っていう数字も、今ならそんなに大きな数字ではなくなっていたと思います。
この後1990年代半ばにかけ、J-POPブームが訪れ、ミリオンセラーが連発されます。
100万枚を超えるヒットが続出しましたが、確かに仮に松井さんの言うようにレンタルという分野がなければ、もしかしたら「およげ!たいやきくん」を抜く作品も出たかもしれませんね。
100万枚を超えるヒットが続出しましたが、確かに仮に松井さんの言うようにレンタルという分野がなければ、もしかしたら「およげ!たいやきくん」を抜く作品も出たかもしれませんね。
この号のイチオシ!懐かしさ。
CoCoは、ミドルエッジ世代の皆さんは、好きだった方が多いのではないでしょうか。
ヤングジャンプなどでキュートな水着姿を披露していたのも記憶に残っています。
ヤングジャンプなどでキュートな水着姿を披露していたのも記憶に残っています。