2017年2月1日 更新

ガールポップの先駆者『渡辺美里』。当時の音楽界を震撼させたスーパーボーカリスト。

17歳にして歌謡界の登竜門・セブンティーンコンテストの最優秀歌唱賞受賞。歌唱力の無いビジュアルだけのアイドルと違い、本格的なボーカリストの出現に、各音楽メディアはザワついたのでした。そんな渡辺美里の歌をご紹介しましょう。

11,205 view

クリックリの目をした18歳

デビュー曲 I’m Free

1985年5月発売。
ドラマ「スーパーポリス」の主題歌としてメジャーデビュー。
この歌は、アメリカの映画「フットルース」(主演;ケヴィン・ベーコン)のサントラ盤の中の1曲をカバーしたものでした。
 (1784792)

「すごい娘が現れた」。当時の音楽界を震撼させたのが、渡辺美里。
1984年の「ミスセブンティーンコンテスト」(応募者数、約18万人)で最優秀歌唱賞に輝き、しっかりした音程で抜群の声量と伸びのある歌声、スーパーボーカリストと呼ぶにふさわしい若き歌手の出現に、音楽メディアは驚愕したのでした。
当時、歌はイマイチでもビジュアルだけのアイドルがゴロゴロしていた時代、彼女の歌声が目立たないわけがなかったのです。
抜群の歌唱力と大きく見開いた目が印象的な彼女は、若きミュージシャンたちの間でも話題となっていたのでした。

セカンドシングル

GROWIN´UP

シングルリリースのフォトにしては珍しい構図です。
何やら叱られているような、すねているような。
ソッポを向いた目にとんがらせた口元。キュートですね。
あどけなさの残る18歳の美里ちゃん、という感じです。
 (1784838)

作曲は岡村靖幸(尾崎豊と深い親交があった)。
当時は何でもないセカンドシングルだったのでしょうが、実はこの歌、なかなかすごいんですよ。

アレンジは後藤次利(のちに沢田研二、近藤真彦、中森明菜、中島みゆき、おニャン子クラブ等々多くの歌手の作・編曲を手掛ける)。そしてバックコーラスにTMネットワークが参加しているのです。
才能があっても、まだこの頃は売れていなかったんですね。
今では考えられないことです。

渡辺美里 GROWIN' UP 19才のスタジオライブ

ビッグ ヒット

My Revolution

1986年1月発売の、渡辺美里の代名詞と言える歌。
そして、小室哲哉(作曲)が「世」に出た曲です。

楽曲のコンペで小室哲哉が選ばれ、電話でその報告を受けた時のことは今でも忘れられない、というほど感激をしたようです。
サビに向かってどんどんテンポアップし、高音で爆発する。渡辺美里のスーパーボイスを見事に際立たせています。

そして、この歌のもう一つの特徴が、「イントロ」。
幻想的であり、なめらかであり、サビの部分との相違が実におもしろくもあり、とてもマッチしたイントロになっています。
編曲は大村雅朗が担当した。この曲の最も印象的とされるイントロのコードは大村のアイデアによるもので、同コーラスは渡辺がさりげなく口ずさんだ鼻歌から採用されたもの
 (1784831)

作曲を手がけた小室哲哉は、当時TM NETWORKとして既にデビューしていたとはいえまだ無名に近く、この曲で作曲者として(大衆に)認められたいという強い信念があり、曲が完成すると渡辺の待つスタジオに自ら足を運んで、ピアノ演奏でメロディーを伝えたという。
小室哲哉が作曲家としてメジャーデビューし、最初に組んだ歌手が渡辺美里だったのです。
そしてこの後もこのコンビは続いていきます。

My Revolution

美里&哲哉 第2弾

Teenage Walk

 (1784937)

1986年5月発売、小室哲哉2曲目の作曲です。
本人はMyRevolutionの次曲いうことで相当なプレッシャーがあったそうですが、この歌は全日空のキャンペーンソングにもなったことから、メディアにのりヒットしました。

Misato Watanabe/Teenage Walk NK7j0hUznUU youtube com

D・A・T・E 恋したっていいじゃない

恋したっていいじゃない

 (1784987)

1988年4月発売の記念すべき10枚目のシングルです。
UCCコーヒーのCMにのりヒットしました。

恋したっていいじゃない / 渡辺美里

いつか新しいムーンライトダンス 僕と踊ってみませんか?

ムーンライトダンス

 (1785010)

1989年6月に発売された、13枚目のシングル。
作曲は小室哲哉。作詞は渡辺美里。
歌唱力ばかりか、こんなロマンティックな詩も書けるんですねぇ。
男子目線の悲しい恋歌です。

渡辺美里 「ムーンライト ダンス」

次の波やってきたら もう1度駆け出すよ

サマータイム ブルース

 (1785049)

渡辺美里作詞作曲、1990年5月発売のヒット曲。
自身がシングルで作曲したのはこれが初めてです。
明治生命のCMにのってヒットしましたね。
サビの「サマ~タイム ブル~ス」が印象的なとてもいい歌です。

【渡辺美里】サマータイムブルース(1990年)

本当の夏が来た

50 件

思い出を語ろう

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

音楽配信サイト"AWA"でミドルエッジがお届けする「昭和J-popに酔いしれる!!」をご紹介!

音楽配信サイト"AWA"でミドルエッジがお届けする「昭和J-popに酔いしれる!!」をご紹介!

音楽配信サイト"AWA"で公式プレイリスターとして情報提供しているミドルエッジがお届けする「‘70 ‘80 ‘90 Best」シリーズ!今回はその集大成と言える「昭和J-popに酔いしれる!!」に収録した84曲の一部をライナーノーツ的に紹介します。曲のチョイスは「何故この曲?」なんて堅いことは言いっこなし(笑、有線さながらのバックミュージックに使えて、そして懐かしむミドルエッジの王道を是非ご堪能ください。
Your&My | 6,141 view
オリコン50年特番で、篠原涼子と小室哲哉が20年ぶりに対面!厳選した1位を100曲選曲!!

オリコン50年特番で、篠原涼子と小室哲哉が20年ぶりに対面!厳選した1位を100曲選曲!!

堺正章、篠原涼子、「雨上がり決死隊」宮迫博之の3人が、音楽チャート「オリコン週間ランキング」の50年の歴史を振り返るTBS特番「歌のゴールデンヒット~オリコン1位の50年間」の司会を務めることが決定。
red | 633 view
LOVEソングの歌姫『竹内まりや』。J-POP~バラードまで彼女の恋歌はとてもドラマチック。

LOVEソングの歌姫『竹内まりや』。J-POP~バラードまで彼女の恋歌はとてもドラマチック。

歌手としてデビューした後、シンガーソングライターとして活躍する傍ら、多数の歌手に楽曲を提供し続けてきました。そんな彼女を陰から支えてきたのが、同じくシンガーソングライターで夫の山下達郎です。彼女が歩んだ道程を代表曲と共にご紹介しましょう。
ナベゲン | 1,020 view
ハートに響く歌声『稲垣潤一』。彼のクリスマスの定番ソングをあなたも歌いませんでしたか?

ハートに響く歌声『稲垣潤一』。彼のクリスマスの定番ソングをあなたも歌いませんでしたか?

独特の澄み切った歌声でファンを虜にし、「ドラマティックレイン」でブレイク、そしてクリスマスの定番ソング「クリスマスキャロルの頃には」で大ヒットを飛ばし、ファンを魅了した稲垣潤一の歌をご紹介しましょう。
ナベゲン | 1,142 view
斉藤由貴が25年ぶりにクリスマス放送の『ミュージックソン』パーソナリティを担当!生歌披露の計画も!

斉藤由貴が25年ぶりにクリスマス放送の『ミュージックソン』パーソナリティを担当!生歌披露の計画も!

今年で42回目を迎えるニッポン放送「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」。そのメインパーソナリティを斉藤由貴が25年ぶりに担当する。12月24日(土)正午から25日(日)正午まで放送する。斉藤の前回担当時には、故森光子さん、SMAPらをゲストに迎えた。

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト

懐かしい!記憶をくすぐる商品

(PR)アマゾンで購入可能