1997年に当時番組アシスタントで同局アナウンサーだった大神いずみが熱湯ルーレットで「スケスケ生着替え」のマスに当たるという事態が起きた。大神はその際入湯を拒否し、代わりに同席した松永二三男(当時日本テレビアナウンス部長)が藪本の一件以降のアナウンス部の方針について謝罪した後、松永をはじめ、居合わせた藤井恒久(日本テレビアナウンサー)と金子茂(当時日本テレビアナウンサー。現:記者)が代わる代わる熱湯に浸かった。しかしながら、大神のこの態度には全国から抗議の声が殺到した。この放送後、本人不在のまま大神を番組から降板させることが決定。ただ、この入浴拒否に対する抗議の中には「これは仕事だろ」といった内容のものが多かった。
もはや伝統芸能!ダチョウ倶楽部のギャグ「押すなよ!絶対押すなよ!」も熱湯コマーシャルから生まれた!
上島が熱湯風呂に入る時の決まり文句で、「押すなよ」は準備中、「絶対に押すなよ」は準備完了(押してくれ)の合図である。初出は上島が熱湯兄弟の長男も務めた「スーパージョッキー」(日本テレビ)の名物企画「熱湯コマーシャル」。
ソフトバンク CM 白戸家 ダチョウ倶楽部 「熱湯」篇
“熱湯風呂”は実は熱くなかった!?
上島は、熱湯風呂のコーナーで人気を博した往年のバラエティ番組「スーパージョッキー」(日本テレビ系)の頃を振り返った。
そのコーナーは、熱湯風呂に30秒間入っていられれば、コマーシャルの時間を与えられるという企画で、上島は「一般の人は本気で30秒入っちゃうんですよね。だからちょっと設定より熱くするんですよ」と当時の内幕を明かした。
さらに上島は、熱湯風呂の温度を「芸人さんが何組も入ると、もう熱くなってないときありますからね。冷めてるときあるから」と、後半の風呂はぬるかったことを告白して笑いを誘った。
ビートたけしが明かした“熱湯風呂”の原点
“熱湯風呂”が生まれたきっかけを語ったビートたけし
当時、ステージ脇で小道具や舞台進行係もやっていたとのことで・・・
たけしはステージと観客席を懐かしそうに眺めると、「ここに張り出し舞台があったんだ」といわゆる花道の位置を説明しながら「踊り子たちがそこで裸になった後に、ステージに戻り、準備されたお風呂に入って“入浴ショー”をやるんだ」と当時を振り返る。
彼はその頃、舞台横で進行係をこなしながらお風呂のお湯を入れる役目も受け持ったという。「時間がなくて熱湯を入れちゃって、踊り子が入って“あっつーっ!”と熱がった。それが熱湯風呂につながるんだよね」
今も続く「熱湯コマーシャル」人気
◆「突然熱湯コマーシャル」として『めちゃイケ』でパロディ化!
コーナーの元ネタは、日本テレビ「スーパージョッキー」の人気コーナー「熱湯コマーシャル」。フジテレビ内の廊下に隠された熱湯(定かではない)風呂に突然はまった芸能人が、熱湯に浸かっていた時間を番組などの宣伝タイムとして獲得するというものである(時間計測は本家とは違い、矢部がストップウオッチで計る。)。元々は、2008年4月26日に、岡村も出演した映画「少林少女」の宣伝コーナーとして放送されたものが原型となっている。
コーナーとして行われなくなってからは、他の企画に内包される形で不定期に行われている。