腰パンって?
腰パン(こしパン)とは、ズボン・パンツを通常より低い位置で穿くファッション。近年は腰穿き(または腰履き)とよばれる。若年男性が主な流行域で、学校の制服またはジーンズ、ジャージなどで行われることが多い。
オーバーサイズのズボンを腰骨より3cmから4cm下げて穿くのが一般的だが、中にはジャストフィットサイズのズボンをわざわざずり降ろしている者もいる。
※ こしあんパンの略ではありません
via www.bakery-c.com
腰パンの歴史
英語ではsagger(sagは垂れ下がったという意味)と呼ばれ、元々は、ニュースクールのヒップホップ系ファッションだった。
その始まりには諸説あるが、囚人服の風采に由来するとの説が有力視されている。囚人服は、たいてい大きめの物が用意されており、自殺防止や武器として使用を防ぐ理由で、ベルトの着用が許されていなかったため、自然とずり落ちてきた。ヒップホップは抑圧されたアフリカ系やヒスパニック系の文化であり、社会への反骨と受刑者への羨望、あるいは実体験から、囚人のスタイルを模して、腰パンファッションが生まれたと考えられる。実際は貧困から成長後も着用できる大きなサイズの服を買い与えたところから定着した。
日本においては、一部のヒップホップ系ファッション、サーファーやスケーターの間で1990年代前半からされていたが、1990年代後半に男子中高校生の間で制服の着こなしとして大流行した。関東から全国へ広がり、茶髪・ピアス・ミニスカート・ルーズソックスと並び、校則違反のファッションとして学校を悩ませる社会問題となった。
2000年前後の流行には、ドラゴンアッシュなどのJポップのミュージシャンの模倣があった。
また、近年では女性においても学校指定ジャージ、スウェットなどで腰パンしている者も見受けられるようになり、男性に限ったものではなくなってきている。
な、なんと女性の「腰パン」もあるのだそうですね。
腰パンのボーダーライン
via www.agape.jp
だけど、、腰パンしない人たちに共通する思い・・・
via pbs.twimg.com
腰パンの着こなし方
当時、着こなしが難しそうに感じたものです
ゆったり感を出すファッションになるため、上衣もオーバーサイズをあわせることが多い。
ズボンからはみ出す下着は下着然と見えないトランクスやボクサーパンツが用いられ、間違っても白ブリーフは着用しないことが暗黙の了解とされている。
下着は他人から見えることを前提に着用し、上着、ズボンと一体のファッションとして意識される一方で、シャツを出したり、ダブつかせたりして下着やベルト位置を見せないファッションもある。下着と同じく、ベルトも見えやすくなるために意識される。
普通より下げて穿くため、ズボンの裾はそのままにして穿くとひきずることになり、路面で磨耗する。最近は脛まで捲り上げて引きずらないようにする場合も多い。裾が地面に着かないほど足りないという事は稀である。
足元にボリュームを持たせたファッションという点ではルーズソックスとも似ている。
ズボンのシルエットは、初期では太くルーズのものを穿く傾向があったが、最近では細身も多く用いられる。
pants ぱん苦労 2021/11/7 08:18
もとは「アフリカ系受刑者」のカンゴク的イメージだから・・・
日本のツッパリが着る「ぼんたんやチョーラン」みたいな嫌悪も?