自虐ネタ「ヒロシです」と、ひょうきん族の何人トリオ「ラブ・ユー・貧乏」における自虐ネタの相違点。
2016年6月13日 更新

自虐ネタ「ヒロシです」と、ひょうきん族の何人トリオ「ラブ・ユー・貧乏」における自虐ネタの相違点。

自虐ネタはいつの時代にも存在します。笑えるもの、笑えないものとありますが、「ヒロシです」は秀逸な自虐ネタだったと評されます。そしてその世界観、「ひょうきん族」で人気を博した「ラブユー貧乏」を思い出さずにはいられませんでした。

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自虐の貴公子「ヒロシです」

ヒロシです・・・

ヒロシです・・・

ヒロシ(1972年1月23日- )は、日本のお笑いタレント、漫談師、ベーシスト、俳優。本名、齊藤 健一。
ヒロシ・コーポレーション所属(サンミュージック企画業務提携)。

ひろし - YouTube

実はこの自虐ネタ、筆者は大好きだったりします。
自身の日常や失敗談を題材とする、いわゆる自虐ネタを得意とする。基本的なスタイルは、ポケットに手を突っ込み上目使いで「ヒロシです」と名乗ってから、うつむきつつ九州弁(詳しく言えば、肥筑方言の「 - とです。」)でネタを言って笑いをとる、というもの。

この時、ラテン音楽のスローナンバーやブルースがBGMとして流れる(主にペピーノ・ガリアルディの『ガラスの部屋(Che Vuole Questa Musica Stasera)』が使われる)。「ヒロシです」が3回以上繰り返される事でネタは終了する。

「一発屋」と呼ばれることが多いため、近年は「給料が少なくなった」などの自虐ネタが定番となっている。

「しくじり先生」で最高月収が4000万円だったことを公表

「いつもは(テレビで)最高月収を400万円とうそをついてました」と吐露したヒロシだが「これまでの最高月収が4000万円です」と告白すると、共演者たちも「え~!」「すげ~!」と絶叫。だが、ブレークから6年後、月収「0円」という事態になり、所属事務所から給与明細すら届かなくなったと壮絶なエピソードも打ち明けた。
正直、「一発屋」の破壊力に呆然としてしまいますね。
そしてもう一組、かつて自虐ネタといえばこの方たちでした。

ラブ・ユー・貧乏(オレたちひょうきん族のコーナー)

憶えているでしょうか、「何人トリオ」を

懐かしの「何人トリオ」

懐かしの「何人トリオ」

(左) 村上ショージ
(中) Mr.オクレ
(右) 前田政二
「ひょうきん族」後期の人気コーナーでした

「ひょうきん族」後期の人気コーナーでした

さんまの司会で何人トリオが己の貧乏自慢をしてもらう。三人の話が終わるとロス・プリモスの「ラブユー東京」の「東京」の部分を「貧乏」に変えた替え歌を歌う。
コントの最後、わざわざ来てくれているロス・プリモスに物乞いの一言で締めくくられます。

元々はさんまが出演していた舞台やラジオ番組「MBSヤングタウン」で、何人トリオの3名が「難民トリオ」名で「We Are The World」を流しながら行っていたもので、ビートたけしがフライデー襲撃事件で謹慎となり代替企画を探していた番組スタッフにさんまが推薦した企画。

その後、ロス・プリモスがネタ切れによる降板を拒否したため、なんでもやると言う条件で「ラブユー貧乏ちゃん」(代わりにロス・プリモスメンバーと強面のマネージャー)、「貧乏DEデート」(クイズ)が行われるようになっのです。

「ラブユー貧乏」はオリジナルの歌詞を加え、1987年4月1日にレコード・カセットテープとして発売。同年9月時点で5万枚を売り上げるヒットに。

オレたちひょうきん族 ラブユー貧乏 - YouTube

ヒロシと何人トリオ、ともに自虐ネタではありますが

ヒロシは、最高月収4000万円という輝かしい「一発屋」としての栄光を持っています。

対して何人トリオは「カセット5万本売り上げが」最高、メンバー3人が当時「一発屋」として当てたわけでもなく、本当に貧しかったという点があげられるでしょう。
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