東宝特撮映画女優 ベストセレクション 星 由里子・田村奈巳・浜 美枝・若林 映子・藤山 陽子・若尾文子・原節子・司葉子・白川 由美・八千草 薫・水野 久美ほか
2015年11月10日 更新

東宝特撮映画女優 ベストセレクション 星 由里子・田村奈巳・浜 美枝・若林 映子・藤山 陽子・若尾文子・原節子・司葉子・白川 由美・八千草 薫・水野 久美ほか

東宝の特撮映画に出演した女優のまとめです。星 由里子・田村奈巳・浜 美枝・若林 映子・藤山 陽子・若尾 文子・原節子・司葉子・白川 由美・八千草 薫・水野 久美・ひし美 ゆり子・小林 夕岐子・高橋 紀子・田島令子・長澤まさみ・満島ひかりの15人。

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1957年 朱雀門(大映)

1957年 朱雀門(大映)

大映カラー作品『朱雀門』は、市川雷蔵さん扮する有栖川の若宮に、若尾文子さんの和の宮と山本富士子さんの侍女夕秀の二人の美女が恋して悲恋絵巻を展開するのですが、その数あるラブ・シーンの一つ泉涌寺御所のセットは最も力の入った撮影でした。

 これは、夕秀が「女の心は誰でもこのように燃えているのです」と、若宮の手を持って自分の胸に当てさせるという激しい情熱的な場面で、何しろバックは緑の草、雷蔵さんの衣裳が水色、山本さんのが赤と白といった美しい色の配合。しかもピッタリ息の合った二人の名演技に、並みいるスタッフも思わずウットリするくらいでした。

 ところが、山本さんと雷蔵さんは、朝から夜までこのセットでほとんど抱き合ったままの同じ姿勢で撮影をつづけたものですから、足がすっかりシビれてしまい、ことに雷蔵さんの方は、山本さんに両手を強く握られどおしだったので、手が真っ赤になってしまうという有様。そこで雷蔵さん、その手を山本さんに見せながら、

 「苦痛の伴うラブ・シーンなんて生まれて初めてですよ」とこぼすと、山本さん、ちょっと気の毒そうな顔しましたが、すぐ笑って「でも、だいたい恋というものは、楽しいというより、本当は苦しいものなのよ」と、ひとかどの恋愛経験者のような口ぶりでした。しかし、このセットでは二枚目の宮様を演っている雷蔵さんも『大阪物語』の方ではケチンボ商人にこき使われる役、あんまりゼイタクはいえません。(月刊明星57年4月号より)
朱雀門のあらすじ

朱雀門のあらすじ

 生まれながらにして父孝仁帝を知らぬ和の宮と、母を知らぬ侍女夕秀とは、夕秀の父の陰陽師、熊の倉友房の占いによって、出生後間もない頃から同じ桂の御所で起居を共にし、十八の春を迎えた。

 孝明天皇が皇女和の宮の婚約者に選ばれた有栖川宮熾仁親王は、将来を嘱望される貴公子で、既に数年来書道の師として宮と親しんでおり、宮は勿論、夕秀もまたひそかな思いをよせていた。当時の宮家は慣習に従って、宮は御息所(正妻)、夕秀は家女房(側室)として共に帥の宮に嫁ぐ日を夢みていた。

 その頃幕府では当面の難局を切り抜けるため、公武合体を画策し、そのくさびとして和の宮を将軍家茂の御台所に迎えようと企んだ。天皇は苦悶の末、降嫁を勅許されたが、これを知った夕秀は、帥の宮に和の宮と京を逃げることをすすめる。しかし逃亡の夜、和の宮は夕秀とともに所司代の手の者に抑えられてしまった。焦燥の一夜を明かした帥の宮は、宇治川べりをあてどもなく歩く内、雲水の僧竜安に導かれ霧の中へ消えて行く。「私は力が欲しい。無力だからこそ妻を将軍に奪われるのだ」

 娘として友房に引き取られた夕秀は、ある日竜安に帥の宮の隠れ家へと導かれた。同じ屋根の下に起居する内、遂にある夜二人は結ばれる。この噂は和の宮に強い衝撃を与え、幕府と和の宮との板ばさみとなって苦しむ天皇を思い悲壮な決意をするのだった。生きた屍として家茂の妻となった和の宮は、冷たい江戸城内で前将軍の未亡人に苛まれたが、夫の家茂が好人物なのがせめてもの慰めだった。

 そして六年。この間に家茂は世を去り、鳥羽伏見の一戦に幕府軍は大敗し、東征軍は錦旗をひるがえして江戸へ進撃した。この東征大総督こそ、奇しくもかっての帥の宮その人だった。

 上野の戦が官軍の勝利を以って終結を告げようとする頃、江戸郊外の仮寓で、臨終の床にあった和の宮は、竜安の知らせによって夕秀と駆けつけて来た帥の宮の姿に歓喜の目を輝かした。二人は今こそ誰憚らぬ二人だけの法悦に浸ることが出来たのだ-。(公開当時のプレス・シートより)
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1960年 女は抵抗する(大映)

1960年 女は抵抗する(大映)

矢代美枝の父はベテランの興行師だったが、仲間の妨害から手持ちのバンドを横取りされプロダクションの崩壊とともに死んだ。美枝にファイトが燃えはじめたのはその時からだ。卒業を目前にした女子大生美枝の行動が開始された。人気バンド「グリーンガイズ」のリーダー久慈をくどいて、人気を二分する「ゴールデンキングス」とのジャズ合戦を企画した。美枝は久慈と、そして相手バンドのリーダー佐山をマネージする白崎興行の社長白崎をもくどいてその実現に成功した。空前のヒットだった。勝負は久慈の「グリーンガイズ」が勝った。敗けた白崎は、かつて美枝の父の世話を受けながら父をあざむき死に追いやった男だった。美枝は秘かに泣いた。矢代プロの代表となった美枝は、さらに活躍した。彼女に時折批判と忠告をする久慈は、美枝を愛していた。ジャズは、まもなくブームの波から消えていった。美枝はロカビリーに目をつけた。劇場側ではこの企画を危険視した。美枝はお百度を踏み、ようやく実現した。成功だった。ロカビリーは完全に十代を支配した。しかし、そのロカビリー・ブームもマスコミからほうり出され短命に終ってしまうことを美枝はすでに見抜いていた。次の流行はなんだろう。彼女にもまだつかめないが、いつもたくましい闘志に燃えている。
(引用:(c)キネマ旬報社|Movie Walker)
1962年 爛(ただれ)(大映)

1962年 爛(ただれ)(大映)

現代社会にひしめく男と女を生々しく凝視した傑作。したたかに、しなやかに生き抜く女を、若尾文子が絶妙に演じきる。
1964年 傷だらけの山河(大映)

1964年 傷だらけの山河(大映)

『傷だらけの山河』(きずだらけのさんが)は、石川達三の小説作品及び、それを原作として1964年4月4日に公開された日本映画。製作は大映。
1964年 獣の戯れ(大映)

1964年 獣の戯れ(大映)

『獣の戯れ』(けもののたわむれ)は、三島由紀夫の長編小説。3人の男女の間に生まれた奇妙な愛とその共同生活と終局への決断が、西伊豆の村の豊かな自然や花を背景に高雅なタッチで描かれた物語。扇情的なタイトルとは裏腹に、静寂的な作品となっている[1]。1961年(昭和36年)、週刊誌『週刊新潮』6月12日号から9月4日号に連載され(挿絵:東山魁夷)、同年9月30日に新潮社より単行本刊行された[注釈 1]。文庫版は新潮文庫より刊行されている。1964年(昭和39年)5月23日に若尾文子の主演で映画化された。(出典:Wikipedia)
1965年 不倫(大映)

1965年 不倫(大映)

1966年 刺青(大映)お艶:若尾文子

1966年 刺青(大映)お艶:若尾文子

「世の中が今のように激しく軋みあわない時分」、多くの人々が刺青をしてその意匠を比べ合っていた中に、清吉という、元浮世絵職人の彫り師がいた。清吉は美女の体に己の魂を彫り込みたいという宿願を持っていたが、満足する女を見つけられずに過ごしていた。そんな中、駕籠の簾から女の足がこぼれているのを見て、清吉はこれぞ自分の求めていた女だと確信したのだった。
(出典:Wikipedia)
1966年 刺青(大映)お艶:若尾文子

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1967年 雪の喪章(大映)狭山妙子:若尾文子

1967年 雪の喪章(大映)狭山妙子:若尾文子

昭和五年、妙子は金沢一の老舗、金箔商狭山家に嫁いだ。先代を継いだ夫の国夫は優しく、姑りつも美しい妙子が殊のほか気に入りで、妙子の生活は正しく幸福そのもののように思えた。だがそうした幸福は、国夫と女中せいとの関係を知ったその日から、妙子から去ってしまった。狭山家の“働き手”ではあるが、妙子は、夫や姑の意に反してもせいを出そうと決心した。しかし既にせいが妊娠していたことを知ると絶望のあまり妙子は家出してしまった。雪山で失心していた彼女を救ったのは狭山家の番頭群太郎であった。彼は秘めていた妙子への慕情を訴えるのだったが、そこへ飛びこんできた国夫を見て、逃げ去った。やがて妙子も彦一を出産し、せいの子は京太と名づけられ、こうして彼らの一種奇態な生活が始まった。数年後の冬、折りからの強風で狭山家は全焼した。戦争激化の事情もあり、国夫夫婦は大坂の取引先東屋を頼って行った。ここで妙子は初めて貧しいながらも生甲斐のある生活をした。だが一枚の赤紙が夫を戦地へと奪ってしまった。東屋も閉鎖になり妙子が次に勤めた所は、意外にも群太郎が経営する軍需会社であった。二人の心は微妙に揺れたが、そこへ前ぶれもなく胸を病んだ国夫が帰ってきた。今は金沢の旅館くすもとの女将になっているせいから手紙がきて、病弱な夫をかかえた妙子は涙をのんで金沢に戻った。やがて終戦、ある晩妙子はまたも夫とせいとの不倫の現場を見てしまった。だがせいは過労で倒れ、自分の死後旅館は群太郎に譲るつもりだと国夫に打明け、妙子には一言も口を聞かず息を引きとった。一カ月後の雪の日に国夫もせいの後を追うように喀血して死んだ。さらに数年後狭山家の金箔業を引継いでいた群太郎も妙子への実らぬ愛を抱きながら、やはり大雪の降る日にこの世を去っていった。...
(引用:株式会社キネマ旬報社)
1967年 雪の喪章(大映)狭山妙子:若尾文子

1967年 雪の喪章(大映)狭山妙子:若尾文子

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