最高2億5千万円!?バブル期に日本でプレミア価格を掲げたクルマたち
2017年3月8日 更新

最高2億5千万円!?バブル期に日本でプレミア価格を掲げたクルマたち

バブル期には、クラシックカーから当時の最新モデルまで、さまざまな珍しい輸入車が日本に上陸を果たしました。

27,775 view
バブル絶頂期に日本に上陸したため、こちらも約1億円まで…。

バブル絶頂期に日本に上陸したため、こちらも約1億円まで…。

写真の初期モデルはあまり見掛けなくなりました。改造されている個体が多いのもディアブロの特徴のひとつです。
1980年代半ば、ランボルギーニの社内では、それまでのカウンタックに代わるニューモデルの必要性が議論されるようになっていた。この時にP132なるプロジェクト・コードを掲げて開発がスタートしたのが、1990年に発表されたディアブロである。

メルセデス・イズデラ・インペレーター108i

わずかですが、日本に生息しているイズデラ。希少価値から...

わずかですが、日本に生息しているイズデラ。希少価値から、こちらも約1億円?

本当にごく希に、中古車市場に顔を出します。このまま日本に留まってくれると良いのですが…。
世界限定17台しか存在しないメルセデスベンツ・イズデラ・スパイダーがebayにて約1800万円で販売されています。この車はメルセデスベンツのコンセプトカーCW311をベースとして作られたイズデラインペレーター108iのオープンモデルです。

アズテック・バルケッタ

実はアウディ製のエンジンを搭載!当時はASKばかり。推...

実はアウディ製のエンジンを搭載!当時はASKばかり。推定数千万円。

助手席の人とはインカムで会話するのもアズテックの特徴のひとつ。いま見ても、未来的なデザインを持つ1台です。
1988年、カーデザインの名門、イタルデザインがトリノモーターショーで、近未来的な「アズテック・バルケッタ」を発表した。宇宙船を彷彿とさせるパネルが車体後方に採用され、ドアの一部やコックピットの天井はシースルーと、今見ても斬新なデザインだ。ボディにはアルミやカーボンファイバー、ケブラーを使用。エンジンは最高出力253psを発揮するアウディ「クワトロ」の5気筒エンジンを搭載し、トランスミッションにはランチアの「インテグラーレ」のものを採用している。

発表当時、量産モデルになることはなかったが、イタルデザインの創業メンバーである日本人起業家の宮川秀之氏がドイツのチューニングメーカー、MTM(Motoren-Tecknik-Mayer)に生産を依頼。1992年のモナコグランプリでお披露目走行後、世界で20~30台のみが生産された。

チゼータV16T

16気筒エンジンを搭載した超希少モデル。推定価格約1億円。

16気筒エンジンを搭載した超希少モデル。推定価格約1億円。

16気筒エンジンを搭載していることが話題となりました。まさに幻の1台と言えそうです。
プロトタイプの公開は1988年12月で、生産は91年にスタート。現在の「チゼータ・オートモービル・USA」のホームページによると、1992年から95年までに7台を生産・デリバリー。以後、受注生産で2台が製作されたようです。その後、生産設備やパーツを米国に移し、「チゼータ・オートモービル・USA」をカリフォルニアで設立。2003年にオープンモデルの「V16T スパイダー」を発表し、2008年1月現在でも米国で受注生産(最終組立)を行なっているようです。2006年時点の新車価格は64万9000ドル、スパイダーが84万9000ドル。予約金(デポジット)は10万ドルで、納期は約10ヶ月とのこと。

写真は90年代初期、日本国内に輸入された2台のうちの1台で、しかもナンバー取得済み(公道走行可)とした極めて貴重な車両です。もう1台は河口湖自動車博物館が所蔵しています。1989年当時、新車価格は8800万円でした。

Acura NSX

ホンダNSXの納車が待ちきれない方が逆輸入車を入手。推...

ホンダNSXの納車が待ちきれない方が逆輸入車を入手。推定価格1,300万円。

歴代オーナーに大切にされてきたのか、いまでも元気な姿を見掛けることができます。
大幅な軽量化を軸に、ホンダの最先端技術を結集し、動力性能と運転のしやすさを高い次元で両立させた、新世代のミッドシップスポーツカーNSX。量産車として世界初のオールアルミモノコックボディをはじめとして、エンジン、シャシー、足廻り、シートの構造部材に至るまでアルミ合金を多用し、大幅な軽量化を実現している。搭載エンジンは3L V型6気筒DOHC VTEC。5速マニュアルと4速オートマチックが用意され、MT:280馬力/AT:260馬力と30.0kgmを発生。ABSやトランクションコントロール、エアバッグシステムなど数々の安全装備も採用している。生産にあたっては、高性能・高品質のシビアな条件を充たすため、新たに少量生産の専用工場を栃木に建設。クラフトマンシップをフルに生かす生産システムで、1日25台の規模で生み出される

LEXUS LS400

当時、納車2年待ちといわれ、左ハンドル仕様の逆輸入車を...

当時、納車2年待ちといわれ、左ハンドル仕様の逆輸入車を入手。推定約1,000万円。

ACURA NSXとは異なり、LS400はほとんど見掛けなくなってしまいました。当時は左ハンドルの「Lマーク」と言うだけで、さりげなくもかなりのインパクトがありました。
トヨタの新たなフラッグシップカーとしてデビューしたセルシオ(CELSIOR)。エンジン・シャシー等すべてが新しく設計され、世界的トップレベルの静粛性や乗り心地を実現した。全長4995mm×全幅1820mmの4ドアセダンボディは、ウィンドーガラス面とサッシの段差が少なくでき、空力的、デザイン的に有利といわれるプレスドアを採用。エンジンはオールアルミ製4.0L V型8気筒ハイメカツインカム、260ps/36.0kgmを発生する。サスペンションは4輪ダブルウィシュボーンを採用し、4速ATと組み合わされ後輪を駆動する。グレードは上からC、B、A仕様。それにC仕様には、後席を重視したFパッケージを用意する。C仕様は電子制御エアサスペンション、B仕様はピエゾTEMS、A仕様はコイルスプリングのダブルウイッシュボーン形式サスを採用。ボディカラーはトーニングと呼ばれるツートンカラーを豊富に用意する。
いかがでしたでしょうか?

あれから20数年が経ち、景気動向に左右されて適正価格に戻ったと思いきや、価値が下がらない投機対象として、再び脚光を浴びることとなってしまったモデルも少なくありません。

「クルマはあくまで走ってナンボ」のもの。

絵画や骨董品などと同じく投機対象としてではなく、その性能を発揮しつつ、次の世代に受け継いでいって欲しいものです。
38 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

走る不動産と言われた車【フェラーリF40】見たことありますか?

走る不動産と言われた車【フェラーリF40】見たことありますか?

バブル時代の車と言えば、何台もありますが1987年にフェラーリが創業40周年を記念して製作した車は、なんとプレミアが付き、一時は2億5,000万円で取引されたこともあった。
M.E. | 11,513 view
スーパーカーブームを覚えていますか?

スーパーカーブームを覚えていますか?

70年代後半から巻き起きたスーパーカーブーム。 スーパーカーの撮影会なんかも各地で開催されました。
BMイワ王 | 37,845 view
【高橋ひとみ】クール系美女としてご活躍!愛車のポルシェやスピード婚・ヌード情報もチェック!

【高橋ひとみ】クール系美女としてご活躍!愛車のポルシェやスピード婚・ヌード情報もチェック!

大人びた雰囲気を漂わせて活躍された女優・高橋ひとみさん。その美貌ぶりは今も健在で、女優として最前線を走り続けています。今回の記事では、そんな高橋ひとみさんをフォーカスして全盛期やプライベートのことなど振り返っていきたいと思います。ヌードや濡れ場の情報もリサーチしていますので、ぜひ記事をご覧になってくださいね。
tsukumo2403 | 5,498 view
60年代におけるル・マン24時間耐久レースの攻防を描いた映画「フォードVSフェラーリ」が公開決定!!

60年代におけるル・マン24時間耐久レースの攻防を描いた映画「フォードVSフェラーリ」が公開決定!!

60年代にル・マンにおいて繰り広げられた、フェラーリとフォードの対決を描いた映画「フォードVSフェラーリ」が、2020年1月10日より日本各地の映画館で公開されることが決定しました。
隣人速報 | 912 view
F1ドライバー『ミハエル・シューマッハ』現在の容体と「植物人間状態」の噂が!!

F1ドライバー『ミハエル・シューマッハ』現在の容体と「植物人間状態」の噂が!!

かつて「ターミネーター」や「サイボーグ」と呼ばれたF1ドライバーのミハエル・シューマッハ選手が事故で脳死で植物人間状態と言われています。心配なので現在の容体について調べてみました。
ギャング | 21,210 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト