2017年3月8日 更新

最高2億5千万円!?バブル期に日本でプレミア価格を掲げたクルマたち

バブル期には、クラシックカーから当時の最新モデルまで、さまざまな珍しい輸入車が日本に上陸を果たしました。

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バブル期には、希少価値のあるクルマたちは投機対象とされてしまい、新車価格をはるかに上回る価格で販売されていました。その結果、本来手に入れたいと思っていた方たちの手の届かない存在となってしまったのです。

そこで今回は、当時新車で購入できた(デッドストックを含む)クルマたちを集めてみました。

フェラーリ テスタロッサ

最高額は約5,000万円。定価のほぼ倍でした。

最高額は約5,000万円。定価のほぼ倍でした。

初回点検を通すことなく、そのまま転売してしまう事態が続発したとか…。
正規ディーラーでテスタロッサを新車で購入した方が、初回点検を迎えるまえに売却するということも珍しくありませんでした。その結果「ディーラー車で低走行、程度良好なテスタロッサ」が市場に流通することとなりました。バブル崩壊後に適正相場で手にすることができた方は、まさに千載一遇のチャンスをモノにした方…なのかもしれません。

フェラーリ 288GTO

日本にも、1台が正規輸入されたと言われています。推定7...

日本にも、1台が正規輸入されたと言われています。推定7,000万円

正規輸入車は、とある有名なコレクターが所有されていましたね。
グループBのホモロゲーションを取得するため、272台だけ製作されました。スタイリングベースとなった308GTBの雰囲気を残しつつ、筋肉のように盛り上がったオーバーフェンダーによって横幅は+190mmもワイドになり、フロントの4灯フォグランプと共に一目で288GTOと分かる特徴になっています。ダックテールやリアフェンダーのスリットは、車名の由来ともなった60年代のレーシングカー「250GTO」をモチーフとしたもの。308より 110mmホイールベースの長いシャシーは、鋼管スペースフレーム製。アウターはケブラーやグラスファイバーで強化した樹脂パネルで構成されています。

フェラーリF40

最高額は2億5千万円!約60台のF40が正規輸入されました。

最高額は2億5千万円!約60台のF40が正規輸入されました。

未だに根強い人気を誇るF40。世界中のオークションでも注目度が高い1台です。
創業40周年を記念した、最も過激かつ純粋な市販フェラーリ。カーボンモノコックと鋼管フレームによる1100kgの超軽量シャシーに、478psのV8 ツインターボエンジンを搭載。1psあたり2kg未満の強烈なパワーウェイトレシオを誇ります。人気が高かったため、高価格にも関わらず生産台数は 1311台と言われています。

ケーニッヒ・コンペティション・エボリューション

F40を圧倒するスタイリング。最終的には1000psを...

F40を圧倒するスタイリング。最終的には1000psを標榜。推定1億円以上。

果たして本当に1000ps出ているのか?当時から議論が交わされた1台です。
そのケーニッヒが生み出した傑作コンプリートカー、コンペティション・エボリューションは、フェラーリ・テスタロッサをベースに、フェラーリF40を意識した迫力のアピアランスへとモディファイされています。そのボディパネルはカーボンケブラーを使用し、150kgとも200kgとも言われる軽量化を果たすと書いてあったと記憶しております。(実際はターボシステム等の重量増もあり、そこまで軽くはなっていない可能性が高いです)

そしてパワーは公称1000ps、100kg-m以上で、最高速は370km/h、0-100km/hは3.5秒、0-200km/hは10秒を標榜していました。デビュー当初はツインターボにスーパーチャージャーというシステムでしたが、複雑で重いということでツインターボのみに変更されたということです。色々な情報を総合すると、ターボスシステムはオーストリアのアルベルト社のものでタービンはT04Eツイン、そしてターボチューンを行ったのはローテックだそうです。

ポルシェ959

最高額は約1億円!6台が正規ディーラーから販売されたと...

最高額は約1億円!6台が正規ディーラーから販売されたと言われています。

「脳みそが口から出るッ!」の名言(迷言?)が生まれたのもポルシェ959でした。
959は、911モデルのテクノロジーをベースに開発され、292台のみが限定生産されました。4バルブのシリンダーヘッドを備えた水冷式水平対向ツインターボエンジン、電子制御シャシー、4WDシステム、そしてエアロダイナミクスを最適化したボディに至るまで、ポルシェが当時の自動車エンジニアリングの粋を結実させたモデルです。420,000ドイツマルクという価格にもかかわらず、959はすぐに完売となりました。

ランボルギーニ カウンタック

モデルによって差異はあるものの、推定3,000万円以上。

モデルによって差異はあるものの、推定3,000万円以上。

当時はもちろん、いまでも景気に左右されることなく高値で取り引きされているモデルです。
ベルトーネによる未来的なデザインのボディにV12を縦に搭載。初期のLP400(4.0リッターV12、385ps)は最高速度300km/hを謳い、フェラーリと性能を競いました。78年にオーバーフェンダーを備えた「LP400S」となり、その後も「LP500S」、「5000S」、「クワトロバルボーレ」と進化。ランボルギーニ25周年記念の「アニバーサリー」を最後に生産終了しました。

ランボルギーニ ディアブロ

バブル絶頂期に日本に上陸したため、こちらも約1億円まで…。

バブル絶頂期に日本に上陸したため、こちらも約1億円まで…。

写真の初期モデルはあまり見掛けなくなりました。改造されている個体が多いのもディアブロの特徴のひとつです。
1980年代半ば、ランボルギーニの社内では、それまでのカウンタックに代わるニューモデルの必要性が議論されるようになっていた。この時にP132なるプロジェクト・コードを掲げて開発がスタートしたのが、1990年に発表されたディアブロである。

メルセデス・イズデラ・インペレーター108i

わずかですが、日本に生息しているイズデラ。希少価値から...

わずかですが、日本に生息しているイズデラ。希少価値から、こちらも約1億円?

本当にごく希に、中古車市場に顔を出します。このまま日本に留まってくれると良いのですが…。
世界限定17台しか存在しないメルセデスベンツ・イズデラ・スパイダーがebayにて約1800万円で販売されています。この車はメルセデスベンツのコンセプトカーCW311をベースとして作られたイズデラインペレーター108iのオープンモデルです。

アズテック・バルケッタ

実はアウディ製のエンジンを搭載!当時はASKばかり。推...

実はアウディ製のエンジンを搭載!当時はASKばかり。推定数千万円。

助手席の人とはインカムで会話するのもアズテックの特徴のひとつ。いま見ても、未来的なデザインを持つ1台です。
1988年、カーデザインの名門、イタルデザインがトリノモーターショーで、近未来的な「アズテック・バルケッタ」を発表した。宇宙船を彷彿とさせるパネルが車体後方に採用され、ドアの一部やコックピットの天井はシースルーと、今見ても斬新なデザインだ。ボディにはアルミやカーボンファイバー、ケブラーを使用。エンジンは最高出力253psを発揮するアウディ「クワトロ」の5気筒エンジンを搭載し、トランスミッションにはランチアの「インテグラーレ」のものを採用している。

発表当時、量産モデルになることはなかったが、イタルデザインの創業メンバーである日本人起業家の宮川秀之氏がドイツのチューニングメーカー、MTM(Motoren-Tecknik-Mayer)に生産を依頼。1992年のモナコグランプリでお披露目走行後、世界で20~30台のみが生産された。

チゼータV16T

16気筒エンジンを搭載した超希少モデル。推定価格約1億円。

16気筒エンジンを搭載した超希少モデル。推定価格約1億円。

16気筒エンジンを搭載していることが話題となりました。まさに幻の1台と言えそうです。
プロトタイプの公開は1988年12月で、生産は91年にスタート。現在の「チゼータ・オートモービル・USA」のホームページによると、1992年から95年までに7台を生産・デリバリー。以後、受注生産で2台が製作されたようです。その後、生産設備やパーツを米国に移し、「チゼータ・オートモービル・USA」をカリフォルニアで設立。2003年にオープンモデルの「V16T スパイダー」を発表し、2008年1月現在でも米国で受注生産(最終組立)を行なっているようです。2006年時点の新車価格は64万9000ドル、スパイダーが84万9000ドル。予約金(デポジット)は10万ドルで、納期は約10ヶ月とのこと。

写真は90年代初期、日本国内に輸入された2台のうちの1台で、しかもナンバー取得済み(公道走行可)とした極めて貴重な車両です。もう1台は河口湖自動車博物館が所蔵しています。1989年当時、新車価格は8800万円でした。

Acura NSX

ホンダNSXの納車が待ちきれない方が逆輸入車を入手。推...

ホンダNSXの納車が待ちきれない方が逆輸入車を入手。推定価格1,300万円。

歴代オーナーに大切にされてきたのか、いまでも元気な姿を見掛けることができます。
大幅な軽量化を軸に、ホンダの最先端技術を結集し、動力性能と運転のしやすさを高い次元で両立させた、新世代のミッドシップスポーツカーNSX。量産車として世界初のオールアルミモノコックボディをはじめとして、エンジン、シャシー、足廻り、シートの構造部材に至るまでアルミ合金を多用し、大幅な軽量化を実現している。搭載エンジンは3L V型6気筒DOHC VTEC。5速マニュアルと4速オートマチックが用意され、MT:280馬力/AT:260馬力と30.0kgmを発生。ABSやトランクションコントロール、エアバッグシステムなど数々の安全装備も採用している。生産にあたっては、高性能・高品質のシビアな条件を充たすため、新たに少量生産の専用工場を栃木に建設。クラフトマンシップをフルに生かす生産システムで、1日25台の規模で生み出される

LEXUS LS400

当時、納車2年待ちといわれ、左ハンドル仕様の逆輸入車を...

当時、納車2年待ちといわれ、左ハンドル仕様の逆輸入車を入手。推定約1,000万円。

ACURA NSXとは異なり、LS400はほとんど見掛けなくなってしまいました。当時は左ハンドルの「Lマーク」と言うだけで、さりげなくもかなりのインパクトがありました。
トヨタの新たなフラッグシップカーとしてデビューしたセルシオ(CELSIOR)。エンジン・シャシー等すべてが新しく設計され、世界的トップレベルの静粛性や乗り心地を実現した。全長4995mm×全幅1820mmの4ドアセダンボディは、ウィンドーガラス面とサッシの段差が少なくでき、空力的、デザイン的に有利といわれるプレスドアを採用。エンジンはオールアルミ製4.0L V型8気筒ハイメカツインカム、260ps/36.0kgmを発生する。サスペンションは4輪ダブルウィシュボーンを採用し、4速ATと組み合わされ後輪を駆動する。グレードは上からC、B、A仕様。それにC仕様には、後席を重視したFパッケージを用意する。C仕様は電子制御エアサスペンション、B仕様はピエゾTEMS、A仕様はコイルスプリングのダブルウイッシュボーン形式サスを採用。ボディカラーはトーニングと呼ばれるツートンカラーを豊富に用意する。
いかがでしたでしょうか?

あれから20数年が経ち、景気動向に左右されて適正価格に戻ったと思いきや、価値が下がらない投機対象として、再び脚光を浴びることとなってしまったモデルも少なくありません。

「クルマはあくまで走ってナンボ」のもの。

絵画や骨董品などと同じく投機対象としてではなく、その性能を発揮しつつ、次の世代に受け継いでいって欲しいものです。
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