ゲーセン野郎御用達【月刊ゲーメスト】
2015年11月10日 更新

ゲーセン野郎御用達【月刊ゲーメスト】

唯一のアーケードゲーム専門誌『ゲーメスト』をゲーセン野郎たちは楽しみにしていました。伝説の誤植も網羅した月刊ゲーメストまとめ

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月刊ゲーメスト

『ゲーメスト』(GAMEST)は、新声社が1986年から1999年まで発行していたゲーム雑誌である。アーケードゲームを専門に扱っており、その専門性の高さから全盛期には売り上げが30万部に達し人気を得ていた
当時、アーケードゲームを専門に扱った唯一の雑誌ゲーメスト。どのような経緯でこの雑誌が誕生したのでしょうか。
http://mandarake.co.jp/information/2007/03/30/12spr04/p1.jpg (1371954)

新声社が当時大手であったビデオゲームサークルVG2(ベリーグッド・ビデオゲーマーズ)に「VG2の会報を商業誌ベースで再現してほしい」と声を掛けたのをきっかけに隔月刊誌として1986年4月創刊(同年5月号)。初代編集長はVG2総本部長の植村伴北。
創刊号表紙の煽り文が「ゲームファンのためのハイスコアマガジン」であったように創刊当初は主にアーケードのシューティングゲームを主に取り上げていた。ただし、初期はまだアーケードゲーム攻略に特化するわけでなく、『ゼルダの伝説』や『マイティボンジャック』などのテレビゲームやパソコンゲームなども取り上げていた。第6号より月刊化、その後対戦型格闘ゲームのブームに乗り部数を増やし、1994年の第116号からは月2回刊化。 アーケードゲーム専門誌の代表格的存在だった。
出典:wikipedia

紙面の特徴

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非常に独特のノリと勢いが特徴。創刊時の合言葉が「いくぜ、同人誌のノリだ!」であり、創刊からしばらく誌面でゲームサークルの紹介をしていた事もあり、編集部内にもVG2以外のゲームサークルのメンバーが次々と参加。後に編集長となる石井ぜんじもゲームサークルECMのメンバーだった。
後期の読者投稿ページは常連投稿者などが多かった事もあり非常に濃く、誤植の多さ(後述)などともあいまって、少しゲームをかじった程度の人間ではノリに付いていく事はおろか、意味さえも読み取れないような状況になっていた。
出典:wikipedia
全体的にハイテンションな印象でしたね。ゲームの紹介や攻略も独特のノリがあったと言いますか、「ここは気合で抜けろ」とか、まったく攻略の体をなしていない記事があったりしましたが、しかしそういうノリもまた面白くて、特にやっていないゲームなのにその攻略記事を読んだりしていました。

ハイスコア集計

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全国のゲームセンターからの申請に基いて、誌上で全国ハイスコア集計が実施されていた(創刊当初は、個人によるハイスコア申請も受付けられていた)。情報環境のない当時としては、『マイコンBASICマガジン』と並んで数少ない全国規模の集計であり、店舗・プレイヤーともに「全一(全国一位)」の称号を懸けての全国的な競争を繰り広げていた。これにより数多くの有名スコアラーが誕生し、その中には後のゲーム雑誌業界・ゲーム業界で活躍することとなった人もいる。
出典:wikipedia
一地方プレイヤーとしては遠い世界の出来事でしたが、当時最新の話題のゲームから古いゲームまで凄まじいハイスコアで埋め尽くされていて、毎月羨望の眼差しでチェックしていました。

ゲーメスト出典の用語

めくり

対戦型格闘ゲーム用語。相手をぎりぎりで飛び越すようにしながら攻撃することによって、防御操作のレバー入れの方向を迷わせる技術。または、着地後に連続攻撃を入れやすくするため、相手を飛び越すようにしながら背中側に攻撃を当てること。「背中の皮めくり」が語源。
当時は同じ技術に対して「裏まわり」などの別呼称も存在したが、現在も一般的に「めくり」が使われている。
安全地帯

シューティングゲーム等の用語。絶対に敵の攻撃が当たらない場所を指す。略して「安地」。
実際の『ゲーメスト』誌上では更に発展した「玉置」と言う言葉が同義語として使われていた(由来は、当時の安全地帯のヴォーカルだった玉置浩二から)。また、敵弾(玉)に対して自機を置ける場所とも掛けている。もともとは「安全地帯」という言葉がメーカーチェックにより不許可となったための言い換え語。
当て身

対戦型格闘ゲーム用語。相手の打撃技を受け止めて反撃する技の総称。
本来、当身といえば格闘技用語で打撃技そのものを意味するが、ゲーメスト誌上において『餓狼伝説』のギース・ハワードの必殺技「当て身投げ」が安易に略されたことから、本来とは違った意味で広まってしまった。
大パンチ、小パンチ(キックなども)

対戦格闘ゲームでの固有表現。ゲーム内の表記では「強パンチ」、「弱パンチ」だった場合でも、語呂や表記の関係でまとめて「大パンチ」「小パンチ」と表記されるようになり、この呼び方が一般的となった。なお超絶倫人ベラボーマンなど作品によっては正式に大パンチ、小パンチ表記の作品が存在する。
脱衣麻雀

それまで「脱がせ麻雀」など呼称は複数あったが、『ゲーメスト』の表記以来「脱衣麻雀」の呼称が一般的になった。
レゲー

「レゲーの魂」コーナーから。元々は「レアゲームの略」とされていたが、近年では「レトロゲームの略」として普及した。
今でも普通に使う用語ばかりですね。格ゲープレイヤーにとって『めくり』や『大パンチ』などは超有名ですが、その他はゲーメストが発祥だったということを知らなかったものばかりでした。

ゲーメスト大賞

http://replayburners.web.fc2.com/ab2/gallery/gamest_1988_02p2.jpg (1371970)

ゲーメスト大賞(ゲーメストたいしょう)は雑誌『ゲーメスト』誌上で行われた企画で、1年に1度、その年に発売されたアーケードゲームのうち最も優れたものを、読者の投票によって選出するというものである。
大賞のほか、さまざまな部門賞も存在した。
出典:wikipedia
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思い出を語ろう

     
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  • エルッフリン 2020/7/25 23:16

    今のe-スポーツの原点のハイスコアランキングとかありましたね。僕がコンピュータゲームに関心を持つ、というかゲーセンが僕の青春になったのも、ゲーメストのおかげです。廃刊後、2000年になってから「アルカディア」と言うアーケードゲーム誌が創刊されたのは嬉しかった。

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