2017年1月26日 更新

最後の劇場版公開前に!「あぶない刑事(あぶデカ)」シリーズの歴史と豆知識をおさらい!!

私たち世代の男子なら誰もが知っている「あぶない刑事(あぶデカ)」。2016年初の公開予定の「さらば あぶない刑事」がいよいよラストになりそうな本作の、これまでの歴史と豆知識を簡単におさらいしておきましょう!

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あぶない刑事

あぶない刑事

あぶない刑事

横浜を舞台に、神奈川県警港警察署捜査課の刑事コンビ・鷹山敏樹(舘ひろし)と大下勇次(柴田恭兵)の破天荒な活躍を描くサスペンスアクション。
スタイリッシュな台詞回しや都会的なファッション性、コメディ調の演出などを前面に出し、足掛け30年に渡ってテレビシリーズ、劇場映画、テレビスペシャルなど累計80作品以上が製作される人気シリーズとなった。
基本的には一話完結型だが、シリーズの横軸として、広域暴力団「銀星会」との抗争も描かれた。

1980年代

テレビシリーズが開始

テレビシリーズが開始

1986年10月、テレビシリーズ第一弾となる『あぶない刑事』が(毎週日曜夜9時)放送開始。当初は2クール(半年間)で終了の予定だったが、回を重ねるごとに注目を集め、さらに2クール(半年間)延長。結果1987年9月までの1年間放送された。
その余勢を駆って、最初の劇場映画『あぶない刑事』が1988年の正月映画として製作・公開。配収15億円のヒットを記録。
1988年夏、劇場映画第2作『またまたあぶない刑事』が公開。同年秋からスタートのテレビ第2作目『もっとあぶない刑事』放送に先駆けるかたちでの公開であった。テレビ第2作目は金曜夜8時枠に時間帯を移して2クール(半年間)放送、それに続くかたちで劇場映画第3作『もっともあぶない刑事』が制作・公開され、この作品をもってシリーズは一旦の区切りとなった。

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1990年代

「リターンズ」そして「フォーエヴァー」へ

「リターンズ」そして「フォーエヴァー」へ

続編を望む声に応え、『もっともあぶない刑事』から7年後の1996年秋、当時の主なオリジナルキャストが再結集するかたちで劇場映画第4作『あぶない刑事リターンズ』公開。
本作の成功を足掛かりに舘ひろし・柴田恭兵・浅野温子・仲村トオルの主要キャストはビッグネームの一流俳優に成長しており、そのため各俳優の演技にもお遊び要素が強く見られる他、ミサイルが港署を通過するなどストーリーも破天荒に。
またこれまでのシリーズでの最大の敵組織だった広域暴力団・銀星会が『もっともあぶない刑事』で壊滅したために新たな敵として、カルト犯罪組織が据えられている。さらにロケ地である横浜市中区も、『もっともあぶない刑事』から『あぶない刑事リターンズ』までの間にみなとみらいなどの大規模な再開発事業が行われた結果、国際的な港町から観光スポットへと街の雰囲気が大幅に変わった。
「リターンズ」の一定の成功により、2年後の1998年秋、テレビと映画のメディアミックスによる『あぶない刑事フォーエヴァー』が制作。前編を『TVスペシャル'98』としてテレビ放送し、後編は劇場映画第5作『THE MOVIE』として公開された。

あぶない刑事フォーエヴァー予告.mkv - YouTube

あぶない刑事フォーエバーTHE MOVE銃撃&柴田恭兵の走りシーン - YouTube

あぶない刑事フォーエバーの映画のワンシーンです。

2000年代

まだまだ「あぶ刑事」

まだまだ「あぶ刑事」

映画『あぶない刑事フォーエヴァー』から7年後の2005年、劇場映画第6作『まだまだあぶない刑事』が同日からクランクインすることが一部スポーツ紙により明らかになった。
またしても7年振りに満を持して復活することとなった経緯は、主演の舘及び柴田が前作公開時に「歳月を重ねて渋くなったあぶ刑事を見せたい」と再々結集を約束していたことと言われている。
疾走シーンでは「足がもつれて転ぶことたびたび、歳を感じた」(舘のコメント)という。少年課の課長に出世した真山薫は、ギャグアニメを思わせる過激なコスプレキャラクターへと変貌を遂げ、往年のキャラとは何ら関連性が感じられなくなっている。また公開日である2005年10月は、シリーズ開始20年目突入の節目に当たったため、過去20年分のデータを収めたムック本や、過去の映画作品のサウンドトラックのコンプリートボックスなどが公開時期に併せて発売された。
出典 s.eximg.jp

まだまだあぶない刑事(予告編) - YouTube

2010年代

2015年2月、東映ラインナップ発表会にて劇場映画第7作『さらば あぶない刑事 - long good-bye -』の製作発表とともに、本作を最後としたシリーズの終結が宣言された。

映画の公開は2016年の正月第二弾興行を予定。

「あぶデカ」豆知識・・・ロケ現場編

①横浜

「あぶデカ」といったらハマ!

「あぶデカ」といったらハマ!

横浜市中区の山手・本牧・根岸エリアやその周辺が主に登場する。他には、中華街・山下公園・元町・馬車道・高島貨物駅・高島埠頭・新港埠頭やその周辺が頻繁に登場する。
横浜のロケ地としてはほとんどが中区内であり、横浜最大の繁華街として機能している西区・神奈川区の横浜駅周辺エリアは登場回数が非常に少ない。
そして港警察署として登場する建物の外観はロケ地の都合上5回変わっていた。
テレビ第1作目は横浜市中区本牧ふ頭の横浜船員教育センター。外観だけでなく第48話「無謀」では屋上も登場している。ただし、第28話「決断」だけは違う建物を使用した。
映画第1作目〜「もっとも-」は桜木町駅から程近い横浜市中区吉田町の大岡川沿いにある千代田生命ビル。現在は建て替えされて、テナントビルになる。また千代田生命は経営破綻したため、ビルの名前も変更された。
リターンズ〜フォーエバーは横浜市中区本牧ふ頭の港湾職業能力開発短期大学校横浜校(愛称:ポリテクカレッジ横浜港または横浜港湾カレッジ)。
テレビ第2作目の「争奪」では、犯人を追跡するシーンで外観が登場した。
2012年現在、本牧の米海軍住宅跡地はショッピングモールや住宅街として、高島貨物駅・高島埠頭・新港埠頭は横浜みなとみらい21として再開発されてしまい、テレビシリーズ当時の面影は段々と少なくなっている。

②東京

港警察署内の撮影

港警察署内の撮影

港警察署1Fフロアや地下の留置場といった撮影は、「もっとも~」までは調布市のにっかつ撮影所、「リターンズ」以降は練馬区の東映東京撮影所で行われていた。
テレビシリーズから「フォーエバー」まで港警察署1Fフロアの内装の雰囲気はほぼそのままだが、リターンズだけはオレンジ色の内装になっていた。「まだまだ」では基本構造に変化はないが、天井が高くなっている。

③埼玉県朝霞市

主に銃撃戦の撮影

主に銃撃戦の撮影

テレビシリーズから「もっとも-」までの作品で、犯人との銃撃戦シーンやアジトなどでかなり頻繁に登場したのが、横浜市中区本牧の米海軍住宅跡地(セリフでは本牧基地跡)である。
ただし、テレビシリーズが始まった1986年には、再開発計画が進んでおり、そのほとんどがすでに更地になっていた(テレビシリーズ第26話「予感」の尾行シーンでその造成地を通っている)。そのため、同跡地という設定で実際のロケに使用されたのは、埼玉県朝霞市の米陸軍キャンプ・ドレイク跡地。

「あぶデカ」豆知識・・・銃器編

こだわりのタカ、おまかせのユージ

こだわりのタカ、おまかせのユージ

「リターンズ」や「フォーエバー」では、大下、鷹山共同じ形状のハーネスのホルスターを使用、この理由としては当初、鷹山のガバメント用のホルスターは、「刑事貴族」や「代表取締役刑事」のようにヒップホルスターが製作されていたがリターンズのクランクイン直前に舘本人より「あぶない刑事の鷹山はやはりショルダーホルスターがよい」ということで急遽ショルダータイプが製作されたためハーネス部分を大下の物を流用して使うことでなんとかクランクインに間に合った。
また、大下のみ「まだまだ」でも継続して同じハーネスを使用している(ホルスター部分は全くの別物)。
「まだまだ」で鷹山が使用していたガバメントのホルスターは西部警察SPECIALで鳩村団長が使用する予定の物を使っている。
近年作の鷹山の銃と言えばコルト・ガバメントのカスタムだが、実はテレビ第1作目から、ヤクザから奪ってガバメントを使用していたこともある。また大下も、ガバメントのミリタリーモデルやコマンダーをはじめ、コルト32オートやブローニングM1910などのブローバックモデルを使用したことがある。
使用銃の選定に関しては、舘からは細かいオーダーが出て仕様が決まっていくが、柴田からは特に使用銃の注文はなく、ガンアドバイザーが大下と鷹山の2ショットになった時のバランスや、大下のキャラを加味した上で仕様を決めている。
町田が初期に使用したS&W M29 4インチの発砲用プロップはMGC製ハイウェイパトロールマン3.5inをベースに作ったカスタム銃であり、鷹山の使用しているボディガードは、コクサイ製M36チーフがベースのカスタム銃である。
犯人の使用拳銃もシリーズ初期の頃はコルト32オートやガバメント、コルト・ローマンの4インチモデルが多かったが、後にベレッタM92Fやグロック17、デザートイーグルなど多彩になってきている。
二丁拳銃がトレードマークの鷹山だが、テレビ第38話「独断」では、珍しく拳銃を1丁しか所持していなく、大下、長谷川と暴走族に捕まった際、それぞれの所持弾を抜かれてしまい丸腰になってしまった。
「もっとあぶない刑事」では、捜査課の面々の使用する拳銃は全て違う物を使用。
「もっともあぶない刑事」冒頭、大下はホルスターにも予備弾が収められているにもかかわらず、弾の補充はスピードローターを使用した。
映画版では「またまたあぶない刑事」より大型銃器も使用している。町田が大下・鷹山の2人に提供するパターンだが、「あぶない刑事リターンズ」では深町課長が提供している。

「あぶデカ」豆知識・・・スポンサー編

捜査車両は全て日産車

捜査車両は全て日産車

劇中に登場する捜査車両は日産レパードをはじめ全て日産車であった。しかし、舘は「なんでもできるスーパー刑事」というキャラクターを嫌ったためクルマの運転は大下を始めとする相方に任せることとし、鷹山が自動車を運転するシーンは皆無。
ただ、市民のバイクを勝手に借りて追跡するシーンがある際はまるで図ったかのようにスズキのバイク(主に使用していた車種は:スズキGSX-1100 ブラック&レッドツートン)に乗っていた(「もっと」ではカワサキ製のバイクも運転している)。
太陽石油(現・SOLATO)は放送当時、番組スポンサーでもあり、本編では太陽石油の給油所でロケが行われたり、テレビ第1作目松山ロケでは松山市内にある同社の給油所や菊間町(現・今治市)の製油所前で撮影を行っている。
「リターンズ」ではPC関係の機材協力がNECだったのに対し、当時舘は富士通のCMに出ていたことから、タカが指を舐めて画面操作しようとしたところをユージに「指タッチじゃねぇんだぞ」と突っ込まれている。なお、電気機器関係機材協力はテレビ第1作目〜またまたまでが番組メインスポンサーのリコー(同社が当時持たない録音機材などは主にソニーを使用)、「もっとあぶない刑事」〜「もっともあぶない刑事」、「あぶない刑事フォーエバーTHE MOVIE」が三菱電機(「もっとあぶない刑事」では、番組スポンサーも兼ねていた)、「あぶない刑事リターンズ」がNEC、「あぶない刑事フォーエバーTV SPECIAL'98」、「まだまだあぶない刑事」が富士通であった。

「あぶデカ」豆知識・・・パロディー編

とんねるずや志村けんなどがパロディーを

とんねるずや志村けんなどがパロディーを

本作品は20年以上にわたる人気作品となったため、以下のパロディ作品が存在する。
「もっとあぶない刑事」本放送中、フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげです」内に「ちょっとあぶない刑事」というパロディーコントコーナーがあった。めちゃくちゃな英語ばかり使い、取りあえず格好をつけているタカ(石橋貴明)と、柴田のモノマネの際よく使われるセリフである「関係ないね」「行くぜ」「ウェイカップ」をことあるごとに連呼するノリ(ユージ/木梨憲武)が通行人相手に突然イタズラしたり、時には本家以上にあぶない行為に走ったりという内容だった。
また「もっとあぶない刑事」では、柴田によるとんねるずネタもアドリブで多発(ぶっとばすぞー、タカさーんチェックなど)し、ギャグが相互乗り入れしていた。
同じくフジテレビ「志村けんのだいじょうぶだぁ」内でも志村けん・田代まさしによるコントがある。田代は柴田のモノマネをしているが、志村はモノマネをしていなく白髪混じりの中年刑事。パターンはいくつかあり、田代が成功パターンに対し志村が失敗パターン(オチ)になっている。
放映時はオリジナルサウンドトラックTV盤が使用されていたがDVD収録の際は別曲に差し替えられているため、曲に合わせてボケている志村の動きが死んでしまっている。
同じくフジテレビの「ワンナイR&R」内で「あぶないWコージ」というコントコーナーがあった。主人公の二人は(1980年代頃の)吉川晃司と玉置浩二を模したキャラクターだったが、脇役の町田(川田広樹)や真山(蛍原徹)は似せたキャラクターで登場し、シリーズ初期のオープニング映像も再現されていた。
「トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜」において、「メガネドラッグの社員は全員メガネをかけている」というトリビアが紹介された際、VTRが同番組の第1シリーズオープニングを意識した作りとなっていた。
2011年6月7日に放送されたリンカーン(TBS系列)では「(芸能人の)プロフィールは本当か!?」で「あぶないプロフィール刑事」を放送したが、コーナーオープニングは、本家に似せた作りだった。また、番組出演者も本家に扮した。

「あぶデカ」豆知識・・・その他

豆知識

豆知識

元々の設定は、タカ・ユージの2人ではなく、タカ・ユージ・ケンジの3人の予定だったが、ケンジが都合で削られ、2人になった。
企画段階では、主役の2人は別の人気俳優がキャスティングされていたが、黒澤満の意向で舘と柴田に変更された。
1984年にアメリカで大ヒットした刑事ドラマ「マイアミバイス」の影響を色濃く受けており、実際に主人公はクールなハンサムと女好きの二人組刑事が主人公で潜入捜査など型破りな捜査を進めて行く・それまでの刑事ドラマに比べBGMとして歌詞付きのものも多く使われているなど、共通点は多い。
テレビ第1作初期は、ハードボイルドタッチのドラマとして制作されていた。また、放映も2クールで終わる予定だった。
テレビ第1作では、小比類巻かほる、鈴木聖美らも楽曲を提供していた。
テレビシリーズから劇場版「もっとも」までセット撮影ににっかつ撮影所で行なわれていたからか、犯人役や端役ににっかつ作品で多く出演する俳優・女優が起用されていた(例:風祭ゆきや粟津號など)。
主役二人が物事をどちらがやるか(または、面倒なことをどちらが処理するか)を決める際にコインの裏表を当てることで決めていた。これは「テレビ第1シリーズ」の前番組であった「誇りの報酬」にて、主演の中村雅俊と根津甚八がコインを同様に使っており、この流れを受け継いだ物だった。
また、初期は真面目に裏表を当てることにより物事を決めていたが、途中よりコインを投げる鷹山が手品と思わしきトリックを使ったり(500円玉を途中で100円玉にすりかえるなど)、硬貨に関するマメ知識を披露すること(クォーターに書かれている鳥は鷲であって、鷹ではないなど)によって、戦わずして鷹山が勝つ図式ができ上がっている。
「もっとあぶない刑事」第11話「結婚」は当初、別の副題が用意されていたが、舘が「僕、結婚します」のセリフとともに終わりの演技を変えてしまい、その後プロデューサーに提案して変更になったという経緯を持つ。
「もっとあぶない刑事」の次クール(1989年4月 - )にテレビ朝日系で放送された「ゴリラ・警視庁捜査第8班」の撮影が重なったため、舘は「もっと-」の後期部分への出演回数が少なくなり、柴田・仲村コンビ主体の展開になって行く。
また、車の運転では仲村が運転席で、柴田が助手席といったパターンも多い。実際、劇場版第3弾である「もっともあぶない刑事」の中盤では、柴田&舘のシーンは少なく、柴田&仲村のシーンが多い。
テレビシリーズの副題は全て二字熟語になっているが(最近では、映画版のDVDのチャプタータイトルも二字熟語で表されている)、これは、その回の大下と鷹山の行動理念を現したものであるといわれる(全76話、全て違う副題が付けられている)。
本シリーズでは御法度とされていた演出があり、主演の舘によると「このドラマでは、刑事物特有の悲壮感を常に否定して行きたい」と言う一言により、レギュラー出演者の殉職展開は一切なく、主人公2人も過去何度も生命の危機に瀕する事態に陥ったが、毎回何事もなかったかのように復活し、さらに復活の仕方がどんどん面白おかしく描かれるようになっていった(降板したレギュラー陣も殉職場面はおろか、異動や退職といった経緯の説明をする場面も、近藤課長を除くと「まだまだ-」まで皆無(少年課:愛川や、鑑識課:安田が初の事例)、唐突に港署から姿を消していた(捜査課:吉田、虎井、少年課:鈴江、交通課:河野、警ら課:武田等他多数))。
また、柴田によると「ギャグで下ネタだけは止めよう」と言っていたが、その柴田演じる大下の町田に対する「僕のバズーカ」発言や、ベンガル演じる田中の「課長の大事な毛」発言等、禁断の下ネタは初期の頃にはあった。しかし「あぶない刑事リターンズ」以降は一切なくなった。
港警察署の署長や県警本部の幹部が登場することは非常に少ない。港警察署の署長に至っては「あぶない刑事フォーエバー」まで一度も本編で姿を現していない。なお、テレビ第1作第4話「逆転」時点において署長の名前が河野健男ということが、大下が書いた始末書で確認することができる。

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