東海林さだお
東海林さだお は1937年10月30日生まれで現在も現役バリバリの漫画家でありエッセイストです。もちろん皆さんご存じですよね。昭和を生きた男で東海林さだお を知らないヒトはいない筈です。誰もが(男性に限る)一度は見たり読んだりしてる筈ですよ。
東海林さだお の面白さは独特だ。エッセイにしろ漫画にしろ主人公はなんだかいつもジタバタしている。滑稽であり哀愁がある。で、笑える。
作品は等身大で日常的。なので、とても身に染みる思いがする。読者は全員そう感じるに違いない。そこんとこが人気の理由だと思いますが、間違いなく一種の天才ですね。唯一無二です。
東海林さだお には多数の作品がありますが、内容的には、まぁ、どれも同じです(笑)。唯一無二の天才に違いありませんが、作品内容はみな同じ(笑)。
では代表作を見ていきましょう。先ずは「タンマ君」です。
東海林さだお の面白さは独特だ。エッセイにしろ漫画にしろ主人公はなんだかいつもジタバタしている。滑稽であり哀愁がある。で、笑える。
作品は等身大で日常的。なので、とても身に染みる思いがする。読者は全員そう感じるに違いない。そこんとこが人気の理由だと思いますが、間違いなく一種の天才ですね。唯一無二です。
東海林さだお には多数の作品がありますが、内容的には、まぁ、どれも同じです(笑)。唯一無二の天才に違いありませんが、作品内容はみな同じ(笑)。
では代表作を見ていきましょう。先ずは「タンマ君」です。
漫画作品
東海林さだお の漫画作品を代表する「タンマ君」。
「タンマ君」は1968年1月から週刊文春に現在も連載されています。
1967年2月から連載が始まった「碧南一家」に次いで現在日本で連載中の全漫画のうち2番目に連載期間が長い漫画作品です。
「タンマ君」は1968年1月から週刊文春に現在も連載されています。
1967年2月から連載が始まった「碧南一家」に次いで現在日本で連載中の全漫画のうち2番目に連載期間が長い漫画作品です。
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長い間連載されているということは、面白さの証明ですよね。内容はサラリーマンの日常を切り取ったものですね。
そしてもうひとつ、「アサッテ君」です。「アサッテ君」は1974年から2014年まで40年にわたり毎日新聞の朝刊に掲載されました。
因みに連載13,749回というのは全国紙の連載漫画としては堂々の最多記録です。
そしてもうひとつ、「アサッテ君」です。「アサッテ君」は1974年から2014年まで40年にわたり毎日新聞の朝刊に掲載されました。
因みに連載13,749回というのは全国紙の連載漫画としては堂々の最多記録です。
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新聞掲載というこで4コマ漫画ですね。で、多分に「サザエさん」を意識したのだと思いますが、家族構成も似た感じのファミリーものになっています。
「タンマ君」と「アサッテ君」を比べて見ると分かる通り、いや比べるまでもなく、完成されているってことでもありますが、キャラに違いはほぼほぼありません(笑)。
で、このサラリーマンキャラ、CMにも使われたんです。
「タンマ君」と「アサッテ君」を比べて見ると分かる通り、いや比べるまでもなく、完成されているってことでもありますが、キャラに違いはほぼほぼありません(笑)。
で、このサラリーマンキャラ、CMにも使われたんです。
中外製薬 バルサン(1974年)【CM】
via www.youtube.com
CMに使われているキャラは「タンマ君」なのか「アサッテ君」なのか?はたまた「ショージ君」か?
もしかしてCM用のオリジナルかもしれませんが、いずれにせよ、そんな小さなことはどうでもいい!という暴力的とも思えるおおらかさが感じられて最高です。
ところで漫画の代表作である「タンマ君」「アサッテ君」「ショージ君」はキャラだけではなくタイトルも似たり寄ったりですね。これは、おそらく、そんな事には興味がないってことなのでしょう。最高だなぁ。
もしかしてCM用のオリジナルかもしれませんが、いずれにせよ、そんな小さなことはどうでもいい!という暴力的とも思えるおおらかさが感じられて最高です。
ところで漫画の代表作である「タンマ君」「アサッテ君」「ショージ君」はキャラだけではなくタイトルも似たり寄ったりですね。これは、おそらく、そんな事には興味がないってことなのでしょう。最高だなぁ。
サラリーマン専科
漫画の代表作「タンマ君」「アサッテ君」「ショージ君」と書きました。が、東海林さだお にはもうひとつ代表作がありまして、もしかするとそれが一般的にはもっともよく知られているかもしれません。
何故かというと映画化されましたからね。「サラリーマン専科」です。
「サラリーマン専科」は週刊現代にて1969年1月1日号から2024年12月21日号まで実に50年以上にわたって掲載されたロングランと言うにふさわしい作品です。
何故かというと映画化されましたからね。「サラリーマン専科」です。
「サラリーマン専科」は週刊現代にて1969年1月1日号から2024年12月21日号まで実に50年以上にわたって掲載されたロングランと言うにふさわしい作品です。
内容的には時事問題などをからめつつのサラリーマンの日常を描いています。まぁ、他の漫画作品と一緒ですね。違いはほとんどありません。
では映画化になった理由はなんなのか?!なぜこの作品だけが映画化になったのか?内容が同じなら「タンマ君」でも「アサッテ君」でも「ショージ君」でもよかったではないか!
まぁ、そうなのですが、おそらくはタイトルではないでしょうか?「サラリーマン専科」というタイトルが良かったのでしょう。一般受けすると思われたのでしょう。
「釣りバカ日誌」に代わり「男はつらいよ」の同時上映作品として1995年から1997年にかけて3作公開されました。大抜擢ですよ、これは。
では映画化になった理由はなんなのか?!なぜこの作品だけが映画化になったのか?内容が同じなら「タンマ君」でも「アサッテ君」でも「ショージ君」でもよかったではないか!
まぁ、そうなのですが、おそらくはタイトルではないでしょうか?「サラリーマン専科」というタイトルが良かったのでしょう。一般受けすると思われたのでしょう。
「釣りバカ日誌」に代わり「男はつらいよ」の同時上映作品として1995年から1997年にかけて3作公開されました。大抜擢ですよ、これは。
サラリーマン専科
監督:朝原雄三
脚本:山田洋次、朝原雄三、梶浦政男
原作・題字:東海林さだお
撮影:近森眞史
美術:横山豊
音楽:渡辺剛
主題歌 : 「ミモザの咲く頃」笹本安詞≒下町兄弟
照明:中村裕樹
録音:岸田和美
編集:石島一秀
助監督:佐々江智明
ドック・トレーナー:宮忠臣
現像:IMAGICA
製作者:佐生哲雄
プロデュース:秋葉千晴、椿宜和、高橋信仁
脚本:山田洋次、朝原雄三、梶浦政男
原作・題字:東海林さだお
撮影:近森眞史
美術:横山豊
音楽:渡辺剛
主題歌 : 「ミモザの咲く頃」笹本安詞≒下町兄弟
照明:中村裕樹
録音:岸田和美
編集:石島一秀
助監督:佐々江智明
ドック・トレーナー:宮忠臣
現像:IMAGICA
製作者:佐生哲雄
プロデュース:秋葉千晴、椿宜和、高橋信仁
主演は三宅裕司。これは適役だと思いますね。とても合っています。ただ田中好子こそ1作目、2作目と出ていますが、三宅裕司以外のキャストは固定させていません。
映画「サラリーマン専科」(1995)日本版劇場公開予告編
via www.youtube.com
渥美清が1996年8月に死去したことにより「男はつらいよ」シリーズは終了となりましたが、国民的人気の映画だっただけに渥美清が元気であれば、まだまだ続いていたことでしょう。
となると、同時上映作品の「サラリーマン専科」も続いていたのではないですかねぇ。残念です。
となると、同時上映作品の「サラリーマン専科」も続いていたのではないですかねぇ。残念です。
あれも食いたいこれも食いたい
エッセイストとしても、その非凡な才能を見せつけ多くの作品を残していますが、エッセイストとして東海林さだお の代表作は?と問われると、それはもう間違いなく「あれも食いたいこれも食いたい」ですね。
「あれも食いたいこれも食いたい」は、1987年から2023年5月に掲載誌「週刊朝日」が休刊となるまで36年間にわたり長期連載されていました。
内容的には毎回様々な食材をとりあげて、それにまつわる随想と複数のカットで構成されています。
単行本、文庫本として刊行される際には「○○の丸かじり」とタイトルを変更し、丸かじりシリーズとして人気を博しています。
「あれも食いたいこれも食いたい」は、1987年から2023年5月に掲載誌「週刊朝日」が休刊となるまで36年間にわたり長期連載されていました。
内容的には毎回様々な食材をとりあげて、それにまつわる随想と複数のカットで構成されています。
単行本、文庫本として刊行される際には「○○の丸かじり」とタイトルを変更し、丸かじりシリーズとして人気を博しています。