アプサラスIIIとの闘い
アプサラスの開発者であるギニアスも、連邦との和解を訴えるアイナに疑念と憎悪を募らせる。そして、アプサラスIII完成という妄執に取り憑かれたギニアスが関係者全員を謀殺し、完成した同機で出撃したことによって、事態はラサを包囲する連邦軍との睨み合いに発展してしまう。シローはアイナを助けるために連邦軍を抜ける覚悟を決め、単独でガンダムEz8を駆ってアプサラスIIIに立ち向かう。
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シローはアイナとともにアプサラスIIIの撃破に成功したが、ギニアスが死の寸前に放ったメガ粒子砲にガンダムEz8ごと巻き込まれて相打ち
ラスト・リゾート
シローはアイナとともに生死不明となっていた。その後、一年戦争の終戦にともなって08小隊は解体され、隊員はそれぞれ別々の任地に配属された。その中の1人であるミケル・ニノリッチは、他の隊員たちからシローを探して欲しいという願いを託され、連邦軍を除隊してキキと共にシローを探す旅を続けていた。
ある日、放棄されたコムサイの中で野宿したミケルとキキは、現地で生活する7人の孤児たちに捕らわれる。孤児たちを率いる少年が語るところによると、自分たちはジオンのフラナガン機関から脱走してきた少年兵であり、戦争に利用されることを嫌って脱出してきたのだという。やがて、孤児たちがある少女の遺体を埋葬しようとしているのを見つけた2人は、死んだ少女がアイナ、リーダーの少年がシローという名前であることを知る。詳細を尋ねると、かつて本物のシローとアイナがここを訪れた際、孤児たちに08小隊のメンバーと同じ名前をつけ、宇宙から来たばかりで何もわからない彼らに生活の知恵を授けたということだった。そして、シローとアイナも自分たちが新たな生活を送る決意として、自分たちの墓をここに作ったのだという。
まもなく、シローたちが北にいるという情報を得たミケルとキキは、河を下ってとある湖のほとりに辿り着く。そこには、左足を失いながらも平和な生活を送るシローと、彼の子供を身ごもったアイナがおり、穏やかな笑顔でミケルとキキを迎えるのだった。
これはこれでハッピーエンド。
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機動戦士ガンダム/第08MS小隊 特別編
まとめ
登場人物
シロー・アマダ
声 - 檜山修之
本作品の主人公。極東方面軍所属機械化混成大隊(コジマ大隊)所属の第08MS小隊の隊長。階級は少尉。
アイナ・サハリン
声 - 井上喜久子
本作のヒロイン。ジオンの名門サハリン家再興のため、技術士官である兄ギニアスを献身的に支える健気で優しい女性。
スタッフ
企画 - サンライズ
原作 - 矢立肇、富野由悠季
キャラクターデザイン - 川元利浩、門智昭(『ラスト・リゾート』)
メカニカルデザイン - 大河原邦男、カトキハジメ、山根公利
美術監督 - 池田繁美
撮影監督 - 谷口久美子
音楽 - 田中公平
音響監督 - 浦上靖夫
監督 - 神田武幸(第1話 - 第5話)、飯田馬之介(第6話 - 第11話)、森邦宏/仕舞屋鉄(『ラスト・リゾート』)、加瀬充子(劇場版)
プロデューサー - 植田益朗・望月真人(サンライズ)、寺田将人、池口和彦、湯川淳(バンダイビジュアル)
制作 - サンライズ
『機動戦士ガンダム』(宇宙世紀)シリーズの歴史(宇宙世紀0079年「一年戦争」前後から宇宙世紀0096年頃「機動戦士ガンダムUC RE:0096」まで) - Middle Edge(ミドルエッジ)
『機動戦士ガンダム』(宇宙世紀)シリーズをテレビシリーズ『機動戦士ガンダム』(1979年–1980年に放映)と劇場三部作・宇宙世紀0079年「一年戦争」前後から、機動戦士Ζガンダム(一年戦争が終結し、7年の月日が流れた宇宙世紀0087年「グリプス戦役」を描いた)、機動戦士ガンダムΖΖ(宇宙世紀0088年「第一次ネオ・ジオン抗争」を描いた)、OVA『機動戦士ガンダムUC』 をテレビ版へリメイクしたテレビシリーズ 「機動戦士ガンダムUC RE:0096」(2016年4月3日からテレビ朝日系列で放映中)「宇宙世紀0096年」まで振り返ります。OVA「ポケ戦」「0083」「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」なども入ります。1970年代後期の合体系ロボットアニメが主流の流れに、突然変異のように生まれたリアルロボット系戦争劇のガンダム。時代を先取りしすぎており、打ち切りになったのも理解できます。