インターネットにおける「炎上」とは?
炎上(えんじょう、英: Flaming)とは、不祥事の発覚や失言などをきっかけに、非難が殺到し収拾が付かなくなっている事態または状況を差す。
近年ネット上でよく耳にする「炎上」という言葉。実際にその場面に遭遇されたことのある方も多いと思います。実はこの炎上、ネット黎明期には既に存在しておりました。今回は2000年に発生した2ちゃんねるにおける最古の炎上の一つ「まっちゃん事件」について書いてみたいと思います。
炎上のきっかけ「裏情報掲示板」
ネット黎明期に多く見られた個人運営の掲示板!
ツイッターやフェイスブックなどのSNSが無かったネット黎明期においては、オープンな形での個人間のやりとりに使用されるのは主に掲示板でした。掲示板は「あめぞう」「2ちゃんねる」「Yahoo!掲示板」といった巨大なものから個人運営の小規模のものまであり、ネット黎明期においては後者の数が非常に多かったと記憶しています。
掲示板で芸能人の電話番号がやりとりされていた?
via twitter.com
当時の掲示板は共通の趣味を持つ人の意見交換の場といった健全なものから、違法行為を助長するような不適切なものまで様々ありました。そんな中「芸能人の個人情報をやり取りする」という不健全な掲示板がありました。それが、この記事で取り上げる「まっちゃん」の運営していた「裏情報掲示板」です。
嫌がらせの方法にも使われる!
60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/30(土) 05:52
俺の知り合いでゴマキの電話番号とか言われて電話番号公開された子いるけど、
ありゃ悲惨だぞー毎日50本以上の確認電話が1ヶ月以上来たらしい。
嫌いな人間の電話番号を「有名人の電話番号」として拡散する嫌がらせは昔からありましたが、「裏情報掲示板」のようなアンダーグラウンドな掲示板でももちろんありました。そもそも、有名人の電話番号なんてそうそう流出するものではありません。大抵が嫌がらせ目的で拡散されたデタラメな情報だったのではないでしょうか?
迷惑行為を諭す者が現れる!
「先生」が現れ、掲示板利用者に説教を始める!
裏情報掲示板での迷惑行為を見るに見かねた人がついに彼らにツッコミを開始しました。そして2ちゃんねるにも彼らに関するスレッドが立てられます。