黄金期の週刊少年ジャンプで回収にまでなった「燃える!お兄さん」の用務員事件
2015年10月23日 更新

黄金期の週刊少年ジャンプで回収にまでなった「燃える!お兄さん」の用務員事件

1990年のジャンプ黄金期。連載漫画「燃える!お兄さん」で、用務員への差別描写があり、店頭のみならず家庭・飲食店のものまでお詫び・回収となる大騒動がありました。

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「燃える!お兄さん」とは

燃える!お兄さん | NeoApo アニメ・ゲームコミュニティサイト (1502493)

出典 neoapo.com
佐藤正による日本の少年向けギャグ漫画作品。1987年から1991年まで、集英社の漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』にて連載。主人公ケンイチと、その周りの人々の非常識な日常を描いたドタバタギャグ漫画であり、学園でのイベント、また中期以降は宇宙人の襲来といった格闘ギャグ路線へと発展。終盤では格闘要素を排除し、ショートコント風のシリーズなども取り入れた。
 (1502502)

燃える!お兄さん OPアニメ - YouTube

1988年にはアニメ化(全24回)もされ、結構人気がありました。

製作:東宝、スタジオぴえろ
放送局:日本テレビおよび系列局
放送期間:1988年3月14日 - 1988年9月19日
ファミコンカセット『燃える!お兄さん』

ファミコンカセット『燃える!お兄さん』

ファミリーコンピュータ『燃える!お兄さん』
1989年8月8日、東宝より発売

FC 燃えるお兄さん ステージ1~3  1/3 - YouTube

こちらはゲーム化されたものです。
当時、ジャンプで人気のマンガはよく、ファミコンでゲーム化されました。
発行部数500万部の頃の「週刊少年ジャンプ」に連載、単行本はバカ売れ、アニメ化、ゲーム化。まるで神が舞い降りていたと言っても過言ではない、この頃の佐藤先生ですが、この後、とんでもない事態が起こってしまうんです。

用務員さん事件でお詫び回収

 (1497898)

出典 pierrot.jp
1990年、黄金期の週刊少年ジャンプで連載されていた「燃える!お兄さん」で、職業差別であるとされた描写があり、掲載号が回収騒ぎとなりました。回収されたのは、「サイボーグ用務員さんの巻」という回で、教員から用務員に格下げになった「早見」に対し、主人公・ケンイチが暴言を吐きまくるという内容でした。用務員の職業への、蔑視であると各関連団体からクレームを受け、発行元の集英社が回収し、お詫びをするという運びになりました。
大炎上  | 「燃える!お兄さん」用務員さん事件の『少年ジャンプ』を手に入れた (1497907)

問題の「サイボーグ用務員さんの巻」が掲載された号のジャンプです。ドラゴンボール、ジョジョの奇妙な冒険、スラムダンク、ダイの大冒険、魁!男塾など、信じられないくらい大人気漫画が多数掲載されていました。
実際にそのエピソード中では「役に立たない教員が格下げされて用務員になる」との偏見を与えかねない描写や、ケンイチが用務員を蔑んだり、暴力的手段に出たりするシーンもある。よく読めば職業差別の意図はなく、ケンイチの嫌いな早見というキャラクターがたまたま用務員になっていたに過ぎないのだが、全国の少年に広く読まれている少年ジャンプの掲載作であることを考えると、回収と謝罪文掲載の判断は妥当だったのかもしれない。
 (1502492)

しかも、店頭にならんだものだけでなく、家庭や飲食店にまで行きわたったものまで、回収になったのには驚きでしたね。そもそも教員から罰として用務員になるっていう設定って…。

問題になった描写

「なにいってるのだバカ!! おっさんはもう先生じゃないのだ」
「先生じゃなきゃタダの人だからなにをいってもかまわないのだ!!」
「先公でなきゃ体罰はただの暴力だからな」
「さっさと帰るのだ このバカ職員!!」  というセリフも。
「燃える!お兄さん」

「燃える!お兄さん」

著者:佐藤 正
出版社:集英社
全19巻
佐藤正先生のマンガはギャグがわかりやすくて、「燃える!お兄さん」も全体的には、けっこう面白い作品だったんですけどね。たった一話だけでも、こういう描写をしてしまうと、大騒動になっちゃうんですよね。子ども心に残念な思いをしたのを覚えています。でも、この後も連載はちゃんと続いて、コミックス全19巻まで出ています。

そんな「燃える!お兄さん」が

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