子役時代から主演を務めるまで
観月ありさのドラマ初出演は『教師びんびん物語Ⅱ』 pic.twitter.com/V1khOrfcn5
— リイゲー (@3koichi) August 31, 2016
「あぶない少年III」と1989年に放送された「教師びんびん物語Ⅱ」では本名の観月ありさ役でした。生徒役ですね。モデルをしていたので当然といえば当然ですが当時からかわいらしいですし、今でもしっかり面影がありますね。
その後、ジェットコースタードラマ言われた「もう誰も愛さない」では主人公に狙われていた女性・美幸(山口智子さん)の妹役で、記憶喪失になってしまう女性を演じていました。
その他は単発ドラマなどに出演していましたよ。
初主演は「放課後」
午後もご安全に。#世界に広げよう共演の輪 25#放課後
— Rick’s Cafe (@rick_dandy_824) July 14, 2021
観月ありさ→いしだ壱成 pic.twitter.com/IDAGArjY0X
「ボクたちのドラマシリーズ」は1作品5話という短いドラマなのですが、すごく印象深い作品で、今でも続きが見たくなる作品です。本編も映像化されていないので再放送などでもう一度見たい作品です。
山中恒さんの「おれがあいつであいつがおれで」という小説のドラマ化で、観月ありささんといしだ壱成さんの体が入れ替わってしまう、というお話。昔からある設定ですが、当時衝撃的でしたね。
観月ありささんの演じた秋山あずさはお嬢様タイプの優等生なのですが、いしだ壱成さん演じる高本浩平は正反対の劣等生タイプ。これが入れ替わっているので観月さんは終始男前な演技でとってもかっこよかったです。(反対にいしださんはナヨナヨした演技でしたが、それがはまっていましたね)
続きがありそうな終わり方だったので続編を待っていたのですが制作されませんでした。
いしだ壱成さんとはその後、「じゃじゃ馬ならし」、「ボーイハント」でも共演されています。「放課後」が好きすぎてこの2人の共演というだけでテンションが上がった記憶があります。
たった5話なのにこれほど強烈に記憶に残るとは、という感じですね。
「いつも心に太陽を」
はじめまして。ラジオで「観月ありさの相手役(?)で、僕の代わりに袴田吉彦になった」と話してたことがあるので、1994年の「いつも心に太陽を」ではないかと思ってます。 pic.twitter.com/pxNHLWjHbf
— molan (@ai76924864) September 16, 2021
主人公は西田敏行さん演じる福田裕次郎。20代の頃、恋人だった美和子が事故死したと聞かされて以来恋ができず、独身の中年男性。
ある日テレクラで観月さん演じる高校生・高井智恵子に出会います。彼女は病気を抱えていて学校も休みがち。また、家庭に悩みを抱えていました。
智恵子は最初裕次郎を翻弄していたのですが、だんだん心を開いていきます。
そしてある日、今まで記憶を封印していたのですが、母が自殺したという記憶がよみがえってしまいます。
母は、裕次郎の初恋の相手、美和子でした。観月さんは美和子も演じているのです。美和子は裕次郎との結婚を反対され、駆け落ちを決意したのですがその後事故にあってしまいます。そして実家に連れ戻され、両親の勧めで結婚、智恵子を出産したのです。ですが裕次郎のことが忘れられず自殺。智恵子はその現場を見てしまっていたのでした。
記憶がよみがえり、一時は放心状態になっていた智恵子ですが裕次郎の努力で目を覚まします。そして最後は裕次郎と母に寄り添うようになくなるという切ないお話でした。
ナースのお仕事シリーズ
ドジで明るい新米ナース朝倉いずみが、一人前の看護師として成長していく姿を描いた医療コメディですね。医療ドラマというとこれまでは重いテーマの物が多かったですが、「ナースのお仕事」は笑ってみられる医療コメディです。医療コメディはこの作品が初。主人公が医者以外の医療ドラマもこの作品を境に製作されるようになったので各方面に影響を与えたドラマです。
「せんぱーい」「あさくらー」という松下由樹さんとの掛け合いが印象的でしたね。
基本的にはコメディですが、最後の方にはシリアスなシーンもあり笑って泣けるドラマでした。
いちばん大切なひと
観月さん演じる美和と香取さん演じる紘平は幼馴染で小学校から高校までずっと一緒でした。ですが美和が紘平にキスしたことで気まずくなり、2年間連絡を取っていませんでした。
20歳になって高校のクラス会に行ったことで再会しまず。
美和は小さい頃から両親が不仲なことで悩みを抱えていて、時々家出していた時に紘平と出会いました。それからは何かあると紘平の家にくるように。喧嘩の絶えない2人でしたが紘平にとって美和は初恋の相手でした。
お互い、他に恋人ができたりすれ違っていくのですが、恋愛とはまた違う「いちばん大切なひと」だと気が付くちょっと切ない物語です。
2000年以降も観月ありささんは「私を旅館に連れてって」「鬼嫁日記」「斉藤さん」「おひとりさま」などヒット作で主演を務めています。2020年の「私たちはどうかしている」では旅館の女将で腹黒い悪女を演じていて演技の幅も広がっていますよね。今後の観月ありささんの作品も楽しみです。