2019年7月23日 更新
お茶の間の話題を独占中の吉本社長の会見!かつての「山一證券社長の号泣会見」との対比が話題に!
現在お茶の間を騒がせている吉本芸人の闇営業問題。このたび吉本興業の社長が記者会見を開き、そのお粗末な内容がネットを中心に炎上しています。そんな中、かつての山一證券社長が行った「社員は悪くない」といった旨の号泣会見に再び注目が集まっています。
お茶の間の話題を独占中!吉本興業社長の会見騒動!!
現在お茶の間を騒がせている吉本芸人の闇営業問題。昨日、一連の問題に関して吉本興業の岡本昭彦社長が会見を開き、その際に発した「『テープ回してないやろな』は冗談だった」「『全員クビ』は和ませようと思って言った」「ギャラの配分は平均で5:5(これには所属芸人が総ツッコミ)」といった対応のまずさが話題となっています。
吉本の「表営業」への反社会的勢力の関与疑惑も浮上!
この会見にはテレビも批判的なコメントを展開しており、岡本社長は「在京5社、在阪5社は吉本の株主だから大丈夫」と発言したと言われていますが、株主であるテレビ局も吉本批判に舵を切った可能性があります。また、吉本の「表営業」への反社会的勢力の関与も指摘されており、この問題についての説明責任も今後問われていくものと思われます。
そんな中、かつての「ある社長」の会見が再び注目を集める!!
このように、岡本社長の会見が大きな話題となる一方で、かつての「ある社長」の会見が一躍注目を集めています。それは、1997年に経営破綻した山一證券の野沢正平社長(当時)の記者会見です。
こちらが話題のツイート!!
こちらが現在話題となっているツイート。当時の野沢社長の映像を引用したもので、「私らが悪いんであって、社員は悪くありませんから」と号泣しながら社員を全力で擁護した際の模様を取り上げています。このツイートには当時を思い出す人が続出。5000を超えるリツイート、1万を超えるいいねを獲得しています。
社員のために力を尽くした野沢社長!!
1997年に経営破綻し、同年11月に自主廃業を決定した山一證券。バブル経済をけん引した大手証券会社であったものの、バブル崩壊後の収益悪化を不正な取引(「飛ばし」と呼ばれる)で隠蔽。この損失隠しが明らかとなり、経営破綻に追い込まれました。そして記者会見に臨んだ野沢社長は、全責任を自ら負い「社員は悪くない」と大きく頭を下げました。さらに、社員の再就職先の受け入れにも尽力し、社員の人生を預かるトップとしての職責を最後まで果たしたのです。
野沢社長の会見を振り返りたい方はこちらで!!
後年、山一證券がテレビドラマ化される!!
吉本興業社長の記者会見をきっかけとして、再びクローズアップされることとなった山一證券ですが、2013年には清武英利のペンにより「しんがり 山一證券 最後の12人」としてノンフィクション小説化。再就職で会社を離れる社員が続出する中、最期まで経営破綻の原因を追究し、清算業務にあたった「しんがり」社員の奮闘を実話を元に迫っています。2015年には江口洋介の主演でドラマ化もされています。1997年当時野沢社長の会見に心を打たれた方は、ぜひこの機会にドラマで当時を振り返っておきましょう!
「しんがり」はこちらで視聴できます!
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