ZERO-ONEでの闘いに加え、2004年からは「ファイティング・オペラ」と銘打って新たなプロレスの潮流となりつつあった「ハッスル」にも参戦。「ハッスルあちち」のニックネームで大会を盛り上げました。
“ハッスルあちち”大谷晋二郎
高田総統のプロレス界壊滅計画に立ち向かう。軽妙なマイクパフォーマンスを繰り広げ、表現能力はハッスル軍随一だ。プロレス界で、ハッスル軍副キャプテンとしても活躍し、個性的過ぎるメンバーをまとめる影の功労者でもある。しかしあまりに熱すぎるため、時に冷静さを失いポカをすることがあるのが玉にキズ。最近では頭の方が薄くなり、江頭2:50に似てきたと言われる。
しかし、ZERO-ONEは旗揚げ当初の勢いを徐々に失い、2004年11月、橋本選手はZERO-ONEの活動停止を発表。これを受けて、所属選手だった大谷選手たちは新たな行動に出ます。
ZERO1-MAX~ZERO1へ
ZERO1は形式的には「元ZERO-ONEの所属選手とスタッフの大半が独立して設立したプロレス団体」であり法人格上もZERO-ONEとは別会社である(この点だけを見れば全日本プロレスとプロレスリング・ノアの関係と酷似している)。しかしZERO1旗揚げ後間もない2005年7月11日に橋本真也が死去したこともあって現在では「ZERO-ONEの後継団体」という姿勢を強く打ち出しており橋本真也の長男である橋本大地を所属選手として受け入れていた。ZERO1旗揚げからの年数も現在では旧ZERO-ONE旗揚げ戦が開催された2001年3月2日を起点としてカウントしており2011年3月6日にはZERO1旗揚げ10周年記念大会を両国国技館で開催している。
2004年11月25日、プロレスリングZERO-ONE活動停止により橋本真也、明石鯛我、レフェリーの村山大値を除く選手とスタッフがZERO-ONEを引き継ぐ形でプロレスリングZERO1-MAX(プロレスリング・ゼロワン-マックス)を設立。
2005年5月1日、それまで専属フリー契約だった選手を正式所属させて一体感を強めた。
1月10日、後楽園ホールでプレ旗揚げ戦を開催。
1月23日、後楽園ホールで旗揚げ戦を開催。
大谷選手は2008年、ZERO1-MAXの運営会社ファースト・オン・ステージの社長に就任。ZERO1-MAXは2009年にプロレスリングZERO1へ改称、そして2016年に新運営体制に移行し、現在に至ります。
ZERO1が新運営体制 故橋本真也さん出身地・岐阜で再出発/ファイト/デイリースポーツ online
プロレス団体のZERO1(ゼロワン)が16日、都内で新運営会社「ドリームオンステージ社」の設立記念会見を行った。同社へは従来の運営会社・ファーストオンステージ社から10月1日に経営権が移行される。
ドリーム-社の代表取締役社長兼CEOとなる大野佳隆氏(51)は岐阜市に本店を持つ居酒屋チェーン「備長吉兆や」の経営者であり、その子会社となるプロレス運営会社の本社も岐阜市に置かれ、これまでの東京都港区の社屋はドリーム-社の支社となる。また、所属レスラーの大谷晋二郎(44)も取締役社長に就く。
ZERO-ONEの創始者であり、橋本真也選手は、右肩の手術から復帰を目指していた2005年7月11日、脳幹出血により40年の太く短い生涯を閉じました。
その後、橋本選手の長男、橋本大地選手は2011年3月にZERO1でプロレスラーとしてデビューし、現在は大日本プロレスに所属しています。
その後、橋本選手の長男、橋本大地選手は2011年3月にZERO1でプロレスラーとしてデビューし、現在は大日本プロレスに所属しています。
技も熱い!
若手時代は、伸びやかなドロップキックなどで会場を沸かせた大谷選手。現在も使われている得意技も、一味違う切れ味を見せます。
ドラゴン・スープレックス・ホールド
新日本所属時代から使用していた大谷最大の必殺技。大谷の身体の柔らかさもあって、フォームも美しい。ヘビー級へ転向してからは投げっ放し式が多い。
スパイラルボム
パワーボムの状態から一時静止し、グルグルとらせんを描く様にして開脚式で落とす技。フォールを取った場合は記録上エビ固めと記録される。披露した当初は旋回式ライガーボムとも言われた。
via www.z-1.co.jp
中でも、大谷選手といえばこの技を思い浮かべる人も多いでしょう。
顔面ウォッシュ
相手をコーナーにもたれかかるようにダウンさせ、靴の側面で相手の顔をこする挑発技。週刊ゴング誌の金沢克彦により命名される。大谷の試合で欠かせない技だが、逆にやり返されることもある。また、本人の意図するところではないが、意外とダメージも大きいようで、側頭部や耳などを負傷するケースもある。大谷とライバル関係にあった金本浩二、TAKAみちのくも使用する。元々は金本が発案し、高岩竜一によって顔面ウォッシングと命名されていた。
一度行った後、観客の『もう一回!』コールの後繰り返すのが恒例で、その際にマリオのジャンプのようなフォームから助走をみせるため「マリオジャンプ」、「マリオステップ」などと呼ばれる。
大谷晋二郎の顔面ウォッシュ
確かに、思った以上にダメージの大きそうな技です。
via www.youtube.com
プロレスの教科書
大谷選手がインタビューなどでよく引き合いに出すのが「プロレスの教科書」。選ばれた者しか読むことができないというその本には、プロレスのみならず、人生においても参考になる言葉が綴られているといいます。
p1「“生涯志高く、今が奇跡なり”」
p2「泣いてねぇ。悔しくねぇ。絶対にあきらめねぇ」
p8「日本一熱い刀を奪い取りたいなら、日本一高い山に登れ」
p11「誇りを持ったプロレスラーは、どんな場でも自分のスタイルに持ち込んで、プロレスラーの勝ち方をする」
p13「いろんな人生あるだろう。 あるだろうけど、自分が決めた道が真実である。オレはこのリングが大好きだ!」
p18「プロレスラーたるもの、骨は折れても、心は折れんのじゃ(広島弁)」
p44「レスラーを名乗るなら最後まであきらめるな」
p45「ジジイとの抗争は長引かせちゃいかん」
p60「思い切りプロレスしているやつがプロレス界を引っ張っていく」
p79「男だったらやりたいことをとことんやろうぜ。それで駄目なら後悔しねえよ」