仮に歌詞が意味的に繋がっているとすれば、「花火=核」、「月の光=核の熱線」とも捉えられ、「身体はくだけちる」「あのこのカケラ」とは、核投下後の惨状を表現していると解釈できます。
たま さよなら人類
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PARADISE(サザンオールスターズ)⇒核の脅威についての歌
サザンオールスターズの桑田佳祐が、自身の楽曲について「歌詞カードも含めて一つの作品」というスタンスを取っているのは有名な話。
たしかに、彼の書く歌詞の中には、歌を聞き流しただけでは読み取れない、掛詞・当て字などが頻繁に見受けられます。『PARADISE』も、そういった歌詞カードありきな楽曲の一つ。一聴すると、ゴージャスなサウンドのダンスチューンのように聞こえる同曲ですが、歌詞を見てみると、核兵器の脅威を唄っていることがよく分かります。
たしかに、彼の書く歌詞の中には、歌を聞き流しただけでは読み取れない、掛詞・当て字などが頻繁に見受けられます。『PARADISE』も、そういった歌詞カードありきな楽曲の一つ。一聴すると、ゴージャスなサウンドのダンスチューンのように聞こえる同曲ですが、歌詞を見てみると、核兵器の脅威を唄っていることがよく分かります。
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♪巨大な傘に呑まれそうな♪
「巨大な傘」⇒核爆弾のキノコ雲
♪Amen.保有(も)つべきか♪
何故 保有(も)たざるべきかの See Saw Game♪
「保有」を「もつ」と読んでいるのは、歌詞カードを読まなければ分かりません。
♪二度と帰らぬ魂の叫び♪
♪あの夏の悪夢を永遠の心に♪
「あの夏の悪夢」⇒ヒロシマ、ナガサキのことを唄っていると考えるのが妥当でしょう。
『Driver's High』(L'Arc〜en〜Ciel)⇒神風特攻隊の歌
『Driver's High』…直訳すると、「運転手の高揚」。アップテンポでノリノリなこの曲が「ドライブの疾走感」を表現していることは、アメリカの荒野をメンバー4人が車で走り抜ける公式のミュージックビデオの存在一つとっても、明らかというものでしょう。
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しかし、歌詞をよく確認すると、同曲が、太平洋戦争時の「神風特攻隊」について歌っているとしか思えない描写が何か所も見受けられます。
♪悲鳴をまじらせ暴走する鼓動♪
♪目の前にはミサイルの雨♪
「ミサイルの雨」という表現で、乗り込んだものが「車」ではなく「戦闘機」であることを示唆。
♪街を追い越して この世(よ)の果てまで♪
♪ぶっ飛ばして心中しよう♪
「死」を連想するワードが、ところどころちりばめられています。
♪もう数えるくらいで 僕らは消え失せて 真暗な朝が来るね♪
「僕らは消え失せて」「真暗な朝」⇒死を暗示。特攻隊は早朝飛び立つことも多かった。
♪来世でまた会おう Yeah!♪
ラストの一節。来世での再会を誓い合って逝った隊員もいたことでしょう。
(こじへい)