【祝サブスク解禁】一世を風靡したバンド「たま」の音楽に耳をすませて—心に残る7曲を丁寧にたどる
2025年5月22日 更新

【祝サブスク解禁】一世を風靡したバンド「たま」の音楽に耳をすませて—心に残る7曲を丁寧にたどる

1990年代、型破りな音楽性と不思議な歌詞で日本の音楽シーンに旋風を巻き起こしたバンド「たま」。 その楽曲には、時代に流されない強さと、人の弱さに寄り添うやさしさがあります。 今回はそんな「たま」の中でも、とくに印象的な7曲を取り上げ、それぞれの魅力をたっぷりと紹介していきます。

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バンド「たま」の旧譜11作品が5/21一斉配信解禁されました!

前年に昭和が終わり、平成となった2年目の1990年。
ドイツが再統一され、ソ連のゴルバチョフ書記長がノーベル平和賞を受賞するなど、冷戦の時代が終わりを告げ、世界的にも大きく変革が訪れていた時代に日本でもバブル景気が崩壊していくなど時代の変化が始まっていました。

そんな1990年に伝説のバンドが「さよなら人類」でメジャーデビューを果たします。
そう、白いランニングシャツのドラマーが「着いたーーーー!」と叫ぶ新人類的なバント「たま」です。

TBS系音楽番組『平成名物TV・三宅裕司のいかすバンド天国』の14代目イカ天キングとなっていた「たま」でしたが、あくまで深夜放送のバンド番組であったため、その認知度はお茶の間までは届いておらず、このメジャーデビュー曲で世間の認知を得ることになりました。

たま「さよなら人類」 (Official Music Video)

<今回配信解禁される作品>

・1st アルバム 「さんだる」
 オリジナルCD発売日:1990年7月10日

・2nd アルバム 「ひるね」
 オリジナルCD発売日:1991年1月21日


・3rd アルバム 「きゃべつ」
 オリジナルCD発売日:1991年10月21日


・1st シングル「さよなら人類 (シングル・ヴァージョン) / らんちう (シングル・ヴァージョン)」
 オリジナルCD発売日:1990年5月5日


・2nd シングル「オゾンのダンス / ワルツおぼえて」
 オリジナルCD発売日:1990年9月21日


・3rd シングル「夕暮れ時のさびしさに / 家族 / まちあわせ」
 オリジナルCD発売日:1990年12月10日


・4th シングル「海にうつる月 / ばいばいばく」
 オリジナルCD発売日:1991年4月5日


・5th シングル「きみしかいない / 魚」
 オリジナルCD発売日:1991年11月21日


・6th シングル「そんなぼくがすき / ぼくはヘリコプター」
 オリジナルCD発売日:1992年1月21日


・8th シングル「星を食べる / 方向音痴」
 オリジナルCD発売日:1992年12月20日

・友部正人&たま
 アルバム「けらいのひとりもいない王様」
 オリジナルCD発売日:1992年3月5日

バンド「たま」とは?

ふしぎで、ヘンで、やさしい。
でも一度聴いたら忘れられない──それが「たま」の音楽です。

1990年代初頭、日本の音楽シーンに突如現れた4人組バンド「たま」。
フォークでもロックでもない、不思議な音楽と個性的なルックスで一躍脚光を浴びた彼らは、“異端”でありながらも一時代を象徴する存在となりました。

この記事では、たまというバンドの魅力を、その独特な世界観を形づくったメンバーたちと共にご紹介します。
“クラウンスター★セレクション”シリーズのたま編

“クラウンスター★セレクション”シリーズのたま編

バンド「たま」とは?

たまは1984年に結成され、1990年に「さよなら人類」でメジャーデビュー。
その年の紅白歌合戦にも出演し、“奇跡のバンド”と称されました。
どこか古びた音楽性と、子どもっぽさと大人の陰影が混ざり合った歌詞、そしてなにより強烈な個性を持ったメンバーたち。
彼らの存在は、いわゆるJ-POPのフォーマットを軽々と越え、音楽ファンの心を掴んで離しませんでした。

2003年に解散したあとも、メンバーそれぞれが音楽活動を続けており、“たま”の精神はいまも息づいています。

バンド「たま」のメンバー

知久 寿焼(ちく としあき)

担当:ギター・ボーカル
生年月日:1965年2月10日

高くて震えるような歌声と、詩的で不思議な歌詞の世界で「たまの顔」とも言われた存在。
代表曲「夕暮れ時のさびしさに」「おやすみいのしし」など、日常の中にある寂しさややさしさを掬い取るような作品が印象的です。
現在もソロアーティストとして活動中。絵本のような音楽を奏で続けています。

石川 浩司(いしかわ こうじ)

担当:パーカッション・ボーカル
生年月日:1961年7月3日

赤いちゃんちゃんこ、裸足に洗面器──見た目のインパクトでは間違いなくNo.1。
けれどその佇まいの奥には、「誰もが置き忘れてきた遊び心」が息づいています。
楽器も音楽も、枠にとらわれない彼の姿勢は、たまの自由さを体現していました。
現在はソロやユニット「ホルモン鉄道」で活動中。2023年には体調不良から復帰し、元気な姿を見せています。

柳原 陽一郎(やなぎはら よういちろう)

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