鬼島作二 大滝秀治
拘置所の中の主的存在。大山のことを気にかけてやっている。20年間で取り調べを受けたのは1度きりで、それ以来看守と将棋をさしたり、たまに外出(!)したりと自由度の高い拘置所生活をおくっている。※20年前アル中になりつつある妻を殴ったところ、「なにさ、ハゲのくせに!」と言われナイフで刺して殺害した。
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ちなみに
「3億円事件の犯人!」
「府中の3億円事件」の犯人は、「ニヤニヤした顔」のため、「目が厳しい、したたかな男」じゃないと世間は許してくれない、と他の容疑者と同様、放っておかれている。
※航空機を墜落させた機長も表向きは精神病院に入っていることになっているが、クシャミで操縦桿を引かずに倒してしまい墜落させたことから、「世間にそんな理由で200人死んだじゃ通らない!」と大山たちと同じ拘置所で紙飛行機を飛ばす毎日。
※航空機を墜落させた機長も表向きは精神病院に入っていることになっているが、クシャミで操縦桿を引かずに倒してしまい墜落させたことから、「世間にそんな理由で200人死んだじゃ通らない!」と大山たちと同じ拘置所で紙飛行機を飛ばす毎日。
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高倉裁判長 三谷昇
唯一(?)二階堂が丁重にもてなす人物。思い込みが激しくキレやすいが、「悪いことがあれば言ってくれれば直す。反省するから。」謙虚そうな一面も見せる。アイコという23歳で最近嫁に行った一人娘がいる。
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美由紀 大西多摩恵
熊田の恋人。二階堂曰く、毛深い。熊田が上京するときに捨てられる。ホステスだが客を取っていた。熊田ともそれが縁で付き合い始める。熊田と付き合うようになってからは2人しか客を取っていないらしい。
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ストーリー
熱海で工員、大山次郎が幼馴染の女性、山口アイ子を絞殺するという事件が起きた。大山の運命は、警視庁の名物刑事“くわえ煙草伝兵衛”こと二階堂部長刑事に委ねられる。伝兵衛は謹慎を解かれたばかりだが「大山の殺意を一級の文学作品に仕立ててみせる!」と相変わらずの見得をきる。彼をサポートするのは10年来の愛人で、明後日には他の男と結婚式を挙げる予定の水野朋子刑事と、富山県警から赴任して来た妾腹の弟である熊田留吉刑事。ただでさえ尋常でない伝兵衛の捜査室は怪しげな雰囲気に充ちている。そんなことは知らない大山の面倒を見るのは、女房殺して20年、一度だけ取り調べを受けたという牢名主の鬼島作二である。取り調べが開始されたが、注射器を持ってきてシャブ中毒にしようとしたり、伝兵衛のやり方はメチャクチャ。その上、わけのわからないヒステリー裁判長が乱入して来て暴れたり、挙句の果て、大山を置いて見場のいい過激派人質事件に三人揃ってしゃしゃり出て行ってしまう。また、熊田と妊娠中の愛人、美由紀の痴話喧嘩を無理矢理見学させられ、伝兵衛と水野の別れ話につきあわされたりと、ひどい目ばかり。
水野の結婚式まで後6時間という早朝午前4時、最終取り調べが始まった。伝兵衛オリジナルの事件再現である。伝兵衛が机の引き出しに仕掛けられたスイッチを押すと、一瞬にして捜査室に事件当時の現場が現われる。水野が山口アイコに扮し、あの日の自分に戻った大山の告白が始まった。彼はソープランドのかぶせ屋におちたアイコに結婚を申し込んだが、彼女がふたりの神聖な想い出を汚すようなことを口走ったためカッとなったのだった。
「熱海殺人事件」ちょい見せ!
映画『熱海殺人事件』(1986) より。
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二階堂伝兵衛の名セリフ
【誰でも人を殺せますが、犯人にはなれない。これが私の美学です】
拘置所の鬼島から「一度くらい容疑者(大山)の顔くらい見に来てくれ」と何度も連絡が来ている事を伝える水野。「行きません、あの男には私たち捜査官の血をたぎらすものは何もない!」と言い切り、最後に水野に諭すように言った一言。
via けん
まだ二階堂に未練タラタラだが10年待ってもプロポーズしてくれなかった為、結婚退職を決めた。二階堂のためならと、危ない仕事でも必死にやってきた。