『コズミック・ファンタジー』とは?
『コズミック・ファンタジー』
『コズミック・ファンタジー』は、1990年から1994年にかけてPCエンジン、メガCDで発売されたRPGゲームシリーズ。
日本テレネットのブランド「レーザーソフト」(メガCD版のみ「RIOTブランド」)によるRPGシリーズで、企画・シナリオ・監督は越智一裕、メカデザインはアニメーターの小原渉平。CD-ROMによるテレビゲームの黎明期に「RPGの重要シーンにアニメーションを使って表現する」手法を本格的に採用した作品である。該当シーンは作品中は「ビジュアルシーン」と呼ばれている。
ゲームを原作として、後にファンクラブ発足や小説、漫画、OVAが発売されるまでに至る人気作となった。このうち漫画版は、『月刊PC Engine FAN』誌に越智一裕によって1年3ヶ月間連載され、いくつかのコマを修正後に単行本(全2巻・徳間書店)化された。
シリーズ作品中PCエンジン版の『2』と、メガCD版の「ストーリーズ」のみ英語に翻訳されて、アメリカをはじめとした日本国外で発売された。
今回の記事では、こちらOVA版『コズミック・ファンタジー銀河女豹の罠』の内容を中心に振り返っていきます。
OVA版『コズミック・ファンタジー銀河女豹の罠』の本編動画・ストーリー
Cosmic Fantasy: Galaxy Cougar's Trap - English Subs - YouTube
普段は宇宙海賊たちや犯罪の対応に大忙しのユウ・サヤでしたが、久々に休暇を取得して、普通の恋人たちのようにデートを楽しんでいました。しかし、プライベートの時間を満喫しているにもかかわらず、無情にもユウに緊急呼び出しがかかってしまいます。
その背後には、テレビでアイドルのように取り上げられるコズミック・ハンターのユウを倒し、宇宙海賊としてひと旗上げようする女豹の存在が…
OVA版『コズミック・ファンタジー銀河女豹の罠』の魅力とは?
特に正解者もいらっしゃらないようなので…答えは『コズミック・ファンタジー 銀河女豹の罠』☆
— 吉田正高 (@yoshidamasataka) April 5, 2017
越智一裕さんの名作といえば、ヒカルオンじゃなくて、こっちだ!という方も多いのではないでしょうか?
この辺の話が全く分からない若者は、周囲の●●●●なオタクの方々に聞いてみてね(苦笑) pic.twitter.com/jbP31ylQHU
まるでゲーム中に発生したイベントを楽しむかのような感覚でご覧になれるOVA版『コズミック・ファンタジー銀河女豹の罠』。やはり、残念ながら一般ユーザーの評価は低いようです。
PCエンジンのゲームからのスピンオフOVA『コズミック・ファンタジー 銀河女豹の罠』のLD♪ ゲームの『コズミックファンタジー』については、稀に熱く語っている方をお見受けしますが、「で、銀河女豹のほうは?」って聞くと黙殺されます(泣) pic.twitter.com/ylG33a08GO
— 吉田正高 (@yoshidamasataka) April 8, 2014
何よりこの三流悪党がまんまとトンズラこいたのも歯切れ悪く、「終わりよければ全てよし」とは言いがたい展開でした。評価は厳しいけど、やはり作品のキーとして重要な悪役の出来の悪い作品には「普通」以上の評価は無理です。
ゲーム自体は結構PCエンジンのRPGの中では人気作であったため、注目点もあったのでしょうけど、それでも内容的にはそれほど新鮮味がなく、OVAとしても標準作という形にはなったのだけど、それだけで終わった感もあります。
機種:PCエンジンCD-ROM²
メガCD
制作:レーザーソフト
発売:1990年~1994年