『サイコダイバーシリーズ』とは?
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『サイコダイバー・シリーズ』は、『魔獣狩り(淫楽編)』から始まる夢枕獏のSF小説およびそこから派生した作品の総称。作品タイトルのほとんどが『魔獣狩り』の名前を冠するので、別名『魔獣狩りシリーズ』とも呼ばれる。
小説は作者自ら、「この物語は面白い」と熱く語る代表作にして自信作である。作者の得意分野である伝奇小説・格闘ものの要素が取り込まれている。
原作は小説ですが、マルチメディア展開され、1997年にはOVA化、2001年からは漫画化も実現しています。今回の記事では、OVA作品『サイコダイバー魔性菩薩』を中心に紹介し、最後には関連商品にも触れさせていただきます。
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DVDのパッケージだけを見ると、お色気が強い作品といった印象をもちますが、そちらの要素は控えめです。ミステリー的な感覚のあるSFといった内容に仕上げられています。
『サイコダイバー魔性菩薩』の本編動画・ストーリー
サイコダイバーとは、特殊な装置を用いて人間の精神に潜り込む行為。意図的に記憶操作したり、精神に干渉しての治療を専門的に行なうプロがいました。超一流のダイバーとして業界に知られる毒島獣太の元に、アイドル歌手・ユキのマインドコントロールを解く依頼が舞い込んできます。
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ユキ自身は類稀なるサイコダイバーとしての能力も持ち、そのうえでエスパーとしても強力なチカラを秘めていました。毒島がユキにサイコダイブすると、想像を絶するチカラの前に失敗に終わりますが、その背後に潜んでユキの影響を与えている闇の存在に気づきます。
毒島が再びユキにサイコダイブするための準備を進めていると、ユキのマネージャーをしていた京子が何者か殺害され、毒島自身も命を狙われるのでした。一連の犯行に関わった連中を調べていると、ゴードン教団という怪しげな宗教団体にいきつき、ゴードン教団はユキのマインドコントロールにも関与していたのです。
こうして毒島はユキのマインドコントロールを解くため、京子の仇を討つためにゴードン教団に乗り込むのでした…
毒島が再びユキにサイコダイブするための準備を進めていると、ユキのマネージャーをしていた京子が何者か殺害され、毒島自身も命を狙われるのでした。一連の犯行に関わった連中を調べていると、ゴードン教団という怪しげな宗教団体にいきつき、ゴードン教団はユキのマインドコントロールにも関与していたのです。
こうして毒島はユキのマインドコントロールを解くため、京子の仇を討つためにゴードン教団に乗り込むのでした…
『サイコダイバー魔性菩薩』の魅力とは?
後世のSF業界にも多大な影響を与えた”サイコダイブ”という着想。特殊装置を用いて、別世界にダイブするという世界観は…
『攻殻機動隊』
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『マトリックス』
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といった有名タイトルの先駆けといえるものといえる気がします。どちらも人間の精神にログインするといった内容のストーリーではありませんが、脳の神経ネットを電気信号に変換して異世界にダイブするといった世界観は似ているのです。
それぞれシチュエーションが異なっているだけで、仮想空間にダイブするといった部分では共通した設定があります。登場する機器も、どことなく類似したテイストを感じられて面白いです。
それぞれシチュエーションが異なっているだけで、仮想空間にダイブするといった部分では共通した設定があります。登場する機器も、どことなく類似したテイストを感じられて面白いです。
そして、『サイコダイバー魔性菩薩』はサスペンスものの要素があるのも楽しめるポイントです。SFチックな世界観ながら、謎解き要素があって、先の展開を予想するのも楽しいでしょう。
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登場人物たちにどのような背景があって、それぞれ絡まった糸を手繰り寄せるかのような物語展開に、ついつい本編に惹き込まれてしまいます。ユキのマネージャーである京子が殺害されてしまうところは、テレビドラマの『〇〇殺人事件』といったミステリーものの展開そのものといえるでしょう。
個人的には『サイコダイバー魔性菩薩』の結末は、まさにサスペンスものに見られるような締め括りと思えましたが、皆さんはどのように感じましたか?
個人的には『サイコダイバー魔性菩薩』の結末は、まさにサスペンスものに見られるような締め括りと思えましたが、皆さんはどのように感じましたか?
『サイコダイバー』の関連商品
小説
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出版社 :桃園書房
『月刊小説』
祥伝社
『小説NON』
小学館
『週刊ポスト』
発売時期:1984年~2010年
巻数 :シリーズ全25巻