女番長ゲリラ(予告編)
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杉本美樹
シリーズ4作目の「女番長」、5作目の「女番長 感化院脱走」の主役はめでたく杉本美樹が務めています。どうしても2番手ということで池玲子に比べると印象が薄い感じの杉本美樹ですが、女番長シリーズではもっとも多く出演してるんです。
女番長(予告編)
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4作目の「女番長」も良いのですが、中島貞夫監督によるスピード感あふれる演出とも相まって5作目の「女番長 感化院脱走」はカッコイイです。
そのカッコよさは、現在でもTシャツが販売されていることからも伺えますね。「残念ながらオジサンには着る勇気はありません」と思わずに、ぜひトライして頂きたい!
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池玲子が不在だった間、1972年の8月公開「温泉スッポン芸者」、9月公開「女番長ゲリラ」、10月公開「恐怖女子高校 女暴力教室」と3月連続で主演を演じるなど絶好調だった杉本美樹ですが、ポルノに拒否反応を示し1973年の「女番長 感化院脱走」以降東映を離れていくことになります。
叶優子
杉本美樹が去り、6作目「女番長 玉突き遊び」では3人目の女番長、叶優子が登場します。
本作は関本郁夫の監督デビュー作です。女番長シリーズを手掛ける前に既に実績があった鈴木則文監督、中島貞夫監督と比較されるのを避けるために新人の叶優子が起用されたという背景があります。
つまり東映は女優よりも監督を育てることに重きを置いたと。「女番長 玉突き遊び」とはそんな作品なんですね。
しかし、叶優子。悪くないですよ。キレイです。
つまり東映は女優よりも監督を育てることに重きを置いたと。「女番長 玉突き遊び」とはそんな作品なんですね。
しかし、叶優子。悪くないですよ。キレイです。
女番長 玉突き遊び(予告編)
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ところが、あろうことか撮影中に叶優子は骨折してしまいます。で、「女番長 玉突き遊び」は公開延期となり、その穴を埋める「女番長 タイマン勝負」がシリーズ6作目として公開されることになります。
主役を務めたのは、なんと、あの池玲子です。
主役を務めたのは、なんと、あの池玲子です。
女番長 タイマン勝負
女番長シリーズは7作作られました。「女番長 玉突き遊び」が公開延期となり最終作となるわけですが、実質的には「女番長 タイマン勝負」が最終作といえますね。その主役が池玲子というのは因縁深いといいますか、まさに宿命の女。そう言うしかありません。
南沙織のような清純歌手になりたかったという池玲子。好みによるとは思いますが、南沙織に十分対抗できる美しさですよね。
女番長 タイマン勝負(予告編)
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脚本:鴨井達比古、中島貞夫
出演者:杉本美樹、金子信雄、室田日出男、川谷拓三、菅井きん、渡瀬恒彦
音楽:荒木一郎
撮影:古谷伸
編集:市田勇
配給:東映
公開:1973年5月24日
上映時間:90分