via i2.ytimg.com
この映画の飛行機を使うシーンでは、かなり危険なアクションが展開されています。
映画解説
第一次世界大戦の終結後まもない頃のお話。空中戦の激闘の経験者の中には、空に魅惑され、終戦後も飛行機と離れずに生きているヤローたちがいました。彼らの生活の糧は遊覧飛行や曲芸飛行。ウォルド・ペッパー(ロバート・レッドフォード)もそんな一人です。彼の自慢は独軍の伝説的なパイロット、エルンスト・ケスラー(ボー・ブルンデン)と空中戦を繰り広げたこと。撃墜王の異名をとるケスラー1機に対して米機は5機。次々と米機を撃墜して、とうとうウォルドとの一騎打ちに。ウォルドの機銃が故障していることを知ったケスラーは機体を寄せ敬礼し、翼をひるがえして去ったという美談です。
ヒコーキ野郎に怪我はつきもの。怪我で済めば幸いで、命を落とすこともザラ。それでも飛行機に乗りたいウォルドは、遊覧飛行から曲芸飛行、そしてハリウッド映画の飛行スタントマンへの道を歩みます。CGなんてない時代ですから、危険なシーンは全てスタントマンのお仕事。ことに戦争映画での空中戦の撮影は命がけです。やがて、ケスラー本人の主演による、「マドンの空中戦」が撮影されることになり、ウォルドが米軍パイロットのスタントを引き受けることに。撮影所でケスラーと対面して感激したウォルドの目が輝きます。
第一次世界大戦時には敵味方で戦った者らの、地上での笑顔の再会シーンは、胸を打つものがあります。。ケスラーは「私の人生は空にしかない。空は敵にさえも勇気と名誉と、騎士道精神があった」と述懐します。この後繰り広げられる、空中戦撮影での、ウォルトとケスラーのバトルが圧巻です。この映画の原動力は、活力に満ちたヒコーキ野郎のチャレンジ魂でしょうね。空中戦シーンはフランク・トールマンの監修です。
最後シーンで登場する2機
via impdb.org
via impdb.org
映画テーマ曲
この映画のテーマ曲を担当したのは、『ティファニーで朝食を』『シャレード』などオードリー・ヘプバーン作品で注目を集めたヘンリー・マンシーニです。
The Great Waldo Pepper(1975) - March - YouTube
via youtu.be
映画『華麗なるヒコーキ野郎』は、本物の飛行機を使っての撮影なのでとても迫力があります。是非ご覧ください。