ドイツ海軍の過酷な運命を描いた戦争映画『U・ボート』
2017年1月30日 更新

ドイツ海軍の過酷な運命を描いた戦争映画『U・ボート』

第2次世界大戦時を舞台に、ドイツ軍の潜水艦Uボートに乗り込んだ者たちを待ち受ける過酷な運命が描かれた。 映画では、Uボートで奇蹟の生還を果たし、壮絶なラストシーンへの反転的悲劇が待ち受けています。

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U・ボート

映画『U・ボート』

映画『U・ボート』

1981年に公開されたドイツの戦争映画。
ウォルフガング・ペーターゼン監督作品
『エアフォース・ワン』『トロイ』などのウォルフガング・ペーターゼンがメガホンを取り、1981年に放たれた戦争ドラマの傑作。
『ダ・ヴィンチ・コード』のユルゲン・プロフノウを筆頭に、ドイツ映画界の実力派が結集する。全編を支配する尋常ならざる緊張感の高さに圧倒される。2013年9月28日公開のバージョンは1時間以上ものフッテージを追加収録し、再編集したディレクターズカット版。

U・ボート ディレクターズ・カット版 予告編 (日本版) - YouTube

U・ボート ディレクターズ・カット版 日本版 DAS BOOT THE DIRECTOR'S CUT Japanese Ver.
出典 youtu.be

メインキャスト

艦長を演じるユルゲン・プロホノフ

艦長を演じるユルゲン・プロホノフ

ドイツ海軍Uボート潜水艦「U96」の艦長。階級は海軍大尉。部下からの正式な呼びかけはヘル・カピテーンロイトナント(大尉殿)であるが、ドイツ海軍全般の慣習により「ヘル・カーロイ」と略されている。歴戦のベテランであるが故に、前線の状況も知らずに大言壮語する上層部には冷ややかで、出撃に浮かれる若い乗組員には憂いの目を向ける。劇中では自国のプロパガンダ放送に嫌気がさして、敢えて敵国イギリスの愛唱歌「ティペラリー・ソング」のレコードをかけさせたこともあった。
ヴェルナー少尉を演じるヘルベルト・グレーネマイヤー

ヴェルナー少尉を演じるヘルベルト・グレーネマイヤー

Uボートを取材するために同乗した海軍報道班員。海軍報道班員だった原作者のブーフハイムが潜水艦を取材した際の体験が投影されたキャラクター。専用のベッドを与えられるなど序盤は“お客様”扱いされていたが、徐々にUボートの戦いの過酷な現実を知る。テレビドラマ版では物語の語り部を務めている。
機関長を演じるクラウス・ヴェンネマン

機関長を演じるクラウス・ヴェンネマン

多くの航海を艦長と共にしてきた、ベテラン機関長。階級は海軍中尉。ケルンに残した妻が出港前日に出産のため入院し、しかもケルンが空襲を受けたことから、出撃前夜祭では彼女のことを気遣っていた。今回が12回目の出撃で、これを最後に艦を降りる予定。艦長の命令通りに舵を操るため、艦橋下の発令所にいることが多い。
第一当直士官を演じるフーベルトゥス・ベンクシュ

第一当直士官を演じるフーベルトゥス・ベンクシュ

メキシコ育ちで農園の若旦那だったが、ドイツ国内の情勢変化に伴い帰国。ヒトラー・ユーゲント団長を経て海軍士官に任官した青年。階級は海軍中尉。生真面目な性格で、常に髭を剃って小奇麗にしているため、むさ苦しい艦内の雰囲気から浮いている。手の空いているときは士官候補生たちに講義を行っている。口先だけの人物というわけではなく、魚雷発射時には照準指揮をとる。
第二当直士官を演じるマルティン・ゼメルロッゲ

第二当直士官を演じるマルティン・ゼメルロッゲ

元銀行員で、先任士官とは対照的に陽気で空気の読めない冗談好き。階級は海軍中尉。暗号で届く指令をエニグマ暗号機で復号し報告するのが仕事の一つ。発令所その他においてヴェルナーの取材に積極的に協力し、現在の状況を素人であるヴェルナー(及び視聴者)に説明する。

ストーリー(ネタバレ)

1941年、ナチス占領下のフランスの港町ラ・ロシェルの...

1941年、ナチス占領下のフランスの港町ラ・ロシェルの酒場。ドイツ兵たちで賑わうその中に陸での最後の夜を楽しむUボートの乗組員たちがいた。最年長の30歳である艦長(ユルゲン・プロホノフ)をはじめ、乗組員たちは皆20代前半。初めてUボートに乗り込む報道部記者ヴェルナー(ヘルベルト・グリューネマイヤー)は22歳の若さだ。

翌日の早朝U96で出発した乗組員は、艦長を含めて総勢43名。

翌日の早朝U96で出発した乗組員は、艦長を含めて総勢43名。

艦長は、まずこのU96が水深何メートルまで可能かをテス...

艦長は、まずこのU96が水深何メートルまで可能かをテストした。

水深計は160メートルを指した。

水深計は160メートルを指した。

夜、ヴェルナーは興奮さめないまままに乗組員たちの話に耳...

夜、ヴェルナーは興奮さめないまままに乗組員たちの話に耳を傾けていた。そんな日々が何日か過ぎた。そして、やっと攻撃命令が来た。

敵の艦隊を攻撃するため、U96は潜航を開始。緊張したム...

敵の艦隊を攻撃するため、U96は潜航を開始。緊張したムードが艦内に溢れる。乗組員たちは肉体的にも精神的にも限界にまで達する。魚雷が発射し、駆遂艦が姿を現わす。敵の爆弾で艦内に破片が飛ぶ。そして、水深230メートルに達した時プレッシャーバルブが力尺きた。しかし150メートルまで浮上し、発射した魚雷が敵方を壊滅した。

そしていよいよ難関ジブラルタル海峡通過。予想通りU96...

そしていよいよ難関ジブラルタル海峡通過。予想通りU96は致命的な攻撃を受け、砲台は飛ばされ、状況は最悪となった。皆が息をのんでみつめる中、水深は230、260……と沈んでいった。遂に280メートルの海底に達し、皆の失望の表情が艦内に満ちた。

艦長は、しかしなおも希望を捨てず、修復作業を命じる。

艦長は、しかしなおも希望を捨てず、修復作業を命じる。

そしてU96は見事浮上した。翌朝、死線を乗りきった乗組...

そしてU96は見事浮上した。翌朝、死線を乗りきった乗組員たちの眼前にラ・ロシェルの港が見えてきた。乗組員たちの出迎えのパレードが行なわれる。

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