物語の舞台である”教立大学”は、周防監督の出身校である”立教大学”を文字ったものである。
また、対戦校にも遊び心が垣間見える。”本日医科大学”は”日本医科大学”だろうし、”応慶大学”は当然”慶応大学”と予想される。
他にも劇中には、一工夫があり、学生達が先輩の噂話をする際に出てくる人物は、立教大学出身であるあの”長嶋茂雄”のことだと察しが付く。
噂とは最初の英語の授業で、THEをテヘって読んだこと、隣の席の人に「凄い便利だねその本、日本語訳が出てるんだ」と絶賛したら、普通の英和辞典だったといったものだ。
野球が好きで、中学はわざわざ越境入学までしたという周防監督らしい演出である。
本作はそもそもの展開からしてコメディであるが、こうした細かい部分を充実させることで、より遊び心を伴ったフィクション性が強まり、映画に親しみを覚えるのではないだろうか。
また、対戦校にも遊び心が垣間見える。”本日医科大学”は”日本医科大学”だろうし、”応慶大学”は当然”慶応大学”と予想される。
他にも劇中には、一工夫があり、学生達が先輩の噂話をする際に出てくる人物は、立教大学出身であるあの”長嶋茂雄”のことだと察しが付く。
噂とは最初の英語の授業で、THEをテヘって読んだこと、隣の席の人に「凄い便利だねその本、日本語訳が出てるんだ」と絶賛したら、普通の英和辞典だったといったものだ。
野球が好きで、中学はわざわざ越境入学までしたという周防監督らしい演出である。
本作はそもそもの展開からしてコメディであるが、こうした細かい部分を充実させることで、より遊び心を伴ったフィクション性が強まり、映画に親しみを覚えるのではないだろうか。
エピソード
本作で主演を務めた本木雅弘は、前作『ファンシイダンス』に続く主役起用だったが、坊主頭の僧侶役に続き、まわし姿を披露した役者根性が高く評価されることになった。
また、配役では、間宮正子役は一般からのオーディションでの選考だった。週刊明星、月刊明星との合同企画で募集記事を掲載し、参加を募った。
記事では「映画で本木雅弘と共演出来る」と銘打っていたが、ストーリーや役どころなど具体的な内容は一切記載されていなかった。ただ「極度の肥満体型」「若い女性」のみが応募条件であった。
また、配役では、間宮正子役は一般からのオーディションでの選考だった。週刊明星、月刊明星との合同企画で募集記事を掲載し、参加を募った。
記事では「映画で本木雅弘と共演出来る」と銘打っていたが、ストーリーや役どころなど具体的な内容は一切記載されていなかった。ただ「極度の肥満体型」「若い女性」のみが応募条件であった。
竹中直人が演じた「青木富夫」の名前は、その後の周防監督作品である「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」「舞妓はレディ」でも使われ、竹中が演じている。
作品データ
監督 周防正行
脚本 周防正行
出演 本木雅弘、清水美砂、柄本明、竹中直人、田口浩正等
公開 1992年
配給 東宝
時間 105分
脚本 周防正行
出演 本木雅弘、清水美砂、柄本明、竹中直人、田口浩正等
公開 1992年
配給 東宝
時間 105分
90年代初期、大相撲が人気のスポーツとなっていた頃。脂肪の全く無いモックンが相撲に挑戦した映画という事でも印象深い『シコふんじゃった。』。
DVDなどで今見直しても、非常に楽しめると思うので、オススメです。
ちなみに劇中ハイレグのお姉さんが登場し、当時を懐かしむことも可能だ。
DVDなどで今見直しても、非常に楽しめると思うので、オススメです。
ちなみに劇中ハイレグのお姉さんが登場し、当時を懐かしむことも可能だ。