織田裕二がドコモの契約終了直後にIDOのCMに出演した!?「cdmaOne」とは?
2023年6月14日 更新

織田裕二がドコモの契約終了直後にIDOのCMに出演した!?「cdmaOne」とは?

1998年にサービスが開始となったIDOならびにDDIセルラーグループ提供の「cdmaOne」。そのサービス開始初期のCMに、直前までNTTドコモのCMに出演していた俳優の織田裕二が起用され話題となりました。

1,668 view

織田裕二がドコモ契約終了直後にIDO(現au)のCMに出演した!?

1999年にそれまでNTTドコモのCMに出演していた織田裕二が、全国でのサービスが開始となったばかりの「cdmaOne」のCMに出演。その斬新さと掟破りともいえる変わり身の早さが話題となりました。
IDOのクオカード

IDOのクオカード

cdmaOneとは当初IDOならびにDDIセルラーグループが提供していた第2世代移動通信システム(2G)サービスのこと。音質の良い通話が可能だったcdmaOneは、全国展開され人気を獲得しました。

そして、同サービスは織田のまさかのタイミングでの起用法でよりインパクトを残すことに成功しました。

織田のドコモ時代である90年代中盤から後半にかけては、ビジネスシーンでも携帯電話が一般化した時期。CMの中で颯爽と携帯電話を使いこなし、仕事の出来る若手サラリーマンを演じていた織田。そこから一転、IDOのCMでは電波が悪いのか通話が何度も途切れ、あたふたするサラリーマンを演じています。そして、CMの最後にはIDOの販売店の前で足が止まり「cdmaOne?IDOかな」との挑発的な台詞があり、ドコモを連想せざる得ない演出もまた際どさの目立つものとなりました。

ライバル会社の携帯CMに早々に出演するという話題必至のアイデアは、当時賛否がありましたが、今でも語り継がれる印象深いCMとなったのは間違いありません。

NTTドコモ時代のCM

NTTドコモ 携帯電話 織田裕二 CM 1996

IDO時代のCM

【懐かしいCM】(1)cdma One(シーディーエムエーワン)  IDO 織田裕二 1999年 Retro Japanese Commercials

また、2009年に公開された織田主演の映画「アマルフィ」のスピンオフが「ドコモ動画」のみで公開され、これにより織田はドコモのCMに再登板した恰好となりました。

同作はフジテレビ開局50周年記念作品として、NTTドコモと連動して大規模な宣伝を行なったことも特徴でした。興行収入の面ではイマイチの結果となりましたが、時を経て携帯電話企業を行き来した織田にとっては、ある意味エポックメイキング的な作品となったことでしょう。

今後もいずれかの携帯CMに出演するのか注目です。
DVD「アマルフィ 女神の報酬」

DVD「アマルフィ 女神の報酬」

「織田裕二」に関連したオススメ記事

14 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

ピッチ、使ってた?今思えば不便なこともあったPHSの機能

ピッチ、使ってた?今思えば不便なこともあったPHSの機能

ピッチの愛称で親しまれていたPHSを昔使っていた人も多いと思います。今思い返してみると不便なこともなかなか多かったですよね。PHSの機能や歴史を振り返ってみました。
saiko | 933 view
【クイズで振り返る携帯電話の歴史】ガラケー時代のサービスや端末に関する問題!

【クイズで振り返る携帯電話の歴史】ガラケー時代のサービスや端末に関する問題!

携帯電話で新しい端末やサービスが出たら気になるのは今も昔も変わらないですよね、ガラケー時代にあったサービスや端末を覚えていますか?クイズ形式で振り返ります。
「iモード」ガラケーの出荷が年内で終了!NTTドコモが1999年に提供開始し、当時の広告塔は広末だった!

「iモード」ガラケーの出荷が年内で終了!NTTドコモが1999年に提供開始し、当時の広告塔は広末だった!

NTTドコモは1999年から続くiモードケータイの出荷を、11月〜12月を目処に終了すると発表。iモードのサービス自体は当面継続するという。また、サービス開始当初は、ポケベル同様に広末涼子をイメージキャラクターに起用していた。
ガラケー時代は独自の進化をとげて「世界初」がいっぱい!日本の携帯電話業界を振り返る

ガラケー時代は独自の進化をとげて「世界初」がいっぱい!日本の携帯電話業界を振り返る

ガラケー時代のほうが、新商品発表会がワクワクした!それは、日本が独自路線で様々な機能やサービスを提供してきたらからではないでしょうか。ここでは、ガラケー時代の「世界初」を振り返ってみましょう。
M.E. | 12,064 view
NTT、KDDI、ソフトバンクの通信キャリア3社の歴史を知る。PHSやガラケーからスマホへ、その歩みがこれで分かります。

NTT、KDDI、ソフトバンクの通信キャリア3社の歴史を知る。PHSやガラケーからスマホへ、その歩みがこれで分かります。

1990年代以降、日常生活に大きく入り込んできた「ケータイ」。すでに20年以上も慣れ親しんでケータイには、通信キャリア大手3社をはじめとする大きな動きが常にありました。今やスマホが当たり前の世の中ですが、そこに至るまでのケータイやPHSの歴史をまとめてみました。
青春の握り拳 | 416,557 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト