船井電機が、VHSビデオデッキの生産終了を発表
船井電機がVHS方式の家庭用ビデオデッキの生産を7月末で終了する。
40年前に日本企業が世界で初めて開発し、「歴史的偉業」とまで言われたVHS方式の家庭用ビデオデッキだったが、パナソニックやソニーなど大手電機が撤退する中、国内で唯一、生産を続けていた船井電機がついに生産を終了させる。
40年前に日本企業が世界で初めて開発し、「歴史的偉業」とまで言われたVHS方式の家庭用ビデオデッキだったが、パナソニックやソニーなど大手電機が撤退する中、国内で唯一、生産を続けていた船井電機がついに生産を終了させる。
via www.suruga-ya.jp
VHS方式の家庭用ビデオデッキは、DVDレコーダーなどの普及に伴う需要の低下で、国内メーカーでは唯一、大阪に本社がある船井電機が生産を続けていた。
近年は中国の工場に生産委託した商品を主に北米向けに販売していたが、部品の調達が難しくなったとして、今月で生産を終了すると発表した。
船井電機は1983年にビデオデッキに参入し、2000年前後には国内や欧米で年間1500万台以上を販売した。2015年の販売台数は75万台だった。
同社広報は「修理は継続する」と顧客に理解を求めている。
近年は中国の工場に生産委託した商品を主に北米向けに販売していたが、部品の調達が難しくなったとして、今月で生産を終了すると発表した。
船井電機は1983年にビデオデッキに参入し、2000年前後には国内や欧米で年間1500万台以上を販売した。2015年の販売台数は75万台だった。
同社広報は「修理は継続する」と顧客に理解を求めている。
via www.funai.jp
家電量販店では駆け込み需要も想定!
また、今回の発表を受けて、豊島区にある大手家電量販店では、駆け込み需要で問い合わせが増えることを想定し、15日からDVDへのダビングができるVHS方式の家庭用ビデオデッキを売り場の目立つ場所に移動させるなど対応に追われている。
店によると、これまでも「ビデオテープからDVDにダビングするためのデッキはないのか」という問い合わせが多かったということだが、今回の発表を受けてさらに問い合わせが増えることを想定して目立つ場所に移動させたとのこと。
店によると、これまでも「ビデオテープからDVDにダビングするためのデッキはないのか」という問い合わせが多かったということだが、今回の発表を受けてさらに問い合わせが増えることを想定して目立つ場所に移動させたとのこと。
「フナイ」で知られる船井電機。かつてのヒット商品
船井電機株式会社は、主にAV(テレビ、ビデオなど)機器を中心に製造・販売を行っている企業。通称はフナイ、FUNAI。
かつてはアーケードゲーム用テレビゲームの製造・販売も手がけていた。
近年は液晶テレビやBD/DVDレコーダー、3D対応BDプレイヤー、デジタルハイビジョンチューナーなどの製品をコンスタントに市場へ投入している。
かつてはアーケードゲーム用テレビゲームの製造・販売も手がけていた。
近年は液晶テレビやBD/DVDレコーダー、3D対応BDプレイヤー、デジタルハイビジョンチューナーなどの製品をコンスタントに市場へ投入している。
1980年代の急激な円高に伴い、日本国内市場への自社ブランドでの参入を決定。「FUNAI」のブランド名で販売を行った。
1987年にホームベーカリー『らくらくパンだ』の製造・販売を開始し、松下電器(当時)とともにこの分野での草分けとなり、ブームを引き起こし、消費者の認知度を高めた。
1990年代は「HRSフナイ」という子会社を通して、海外映画作品(主に独立系のB級、シアタースルー作品)やエンターテインメント作品のビデオソフトの版権取得・販売も行われていた。(その後 1995年に社名をクライムエンターテイメントと変更し、音楽作品レーベルも設立。)
1987年にホームベーカリー『らくらくパンだ』の製造・販売を開始し、松下電器(当時)とともにこの分野での草分けとなり、ブームを引き起こし、消費者の認知度を高めた。
1990年代は「HRSフナイ」という子会社を通して、海外映画作品(主に独立系のB級、シアタースルー作品)やエンターテインメント作品のビデオソフトの版権取得・販売も行われていた。(その後 1995年に社名をクライムエンターテイメントと変更し、音楽作品レーベルも設立。)
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当時は船井電機の急成長を支えた主力製品だった。