金八先生だけじゃない!桜中学シリーズのドラマまとめ
2021年12月20日 更新

金八先生だけじゃない!桜中学シリーズのドラマまとめ

「桜中学」といえばやはり金八先生が有名ですが、初期には金八先生以外の作品も登場しています。今回は桜中学シリーズの「じゃない方」をご紹介していこうと思います。

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桜中学シリーズとは?

1979年にスタートした「3年B組金八先生」。舞台は桜中学という架空の中学校でした。金八先生のヒットを受け、今でいうスピンオフ作品。桜中学を舞台にした他の先生の物語もドラマ化されていたのです。1983年までは毎年桜中学シリーズが放送されていました。

その後はやっぱり金八先生に落ち着いてしまい、他のシリーズが放送されることはなかったので世代ではない人は知らないということもあるかもしれません。今回は金八先生以外のシリーズを振り返ります。

1年B組新八先生

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金八先生の第1シリーズが放送終了したのは1980年3月。その次の月に登場したのが新八先生です。1980年4月から9月まで放送されました。時間帯は金八先生と同じく金曜20時です。1年生なので第1シリーズの生徒が卒業した後に入ってきた生徒たちということですね。

新任教師新田八郎太が、1年B組の生徒との交流や信頼関係を描いたドラマです。副担任の先生も存在します。金八先生も初期は若いですが、さらに若い先生ですね。生徒も1年生なので若いです。

主演は岸田智史さんです。宣伝もかねて岸田さんと副担任役の遥くららさんは金八先生第一シリーズの最終回に登場しています。ちなみに、岸田さんは実際に教員免許を持っているそうです。実はもともと金八先生には岸田さんがキャスティングされていたのですが、コンサートのスケジュールと合わなかったため、事務所が代わりに武田鉄矢さんを提案したそうです。金八先生が岸田さんだったらどうなっていたのでしょうね。

金八先生は直接登場しないのですが「この学校には金八先生という立派な先生がいる」というセリフがあったり、野球部の部室に第1シリーズの生徒の名前が書かれていたりして金八先生の存在を感じます。

また、先生は続投している方も。校長先生(赤木春恵さん)、野村教頭(早崎文司さん)、野球部顧問の服部先生(上條恒彦さん)、養護教諭の天路先生(倍賞美津子さん)、用務員の川村さん(三木弘子さん)が出演されていました。金八第二シリーズやその後の桜中学シリーズに出演されている方もいるのでずっと出演されていたことになりますね。すごいです。

生徒役には見栄晴さん(当時は藤本正則の名前で出演)、 斉藤康彦さん、高橋亜美さん、牛原千恵さん、のちに声優となる岩田光央さん、難波克弘さんなどが出演されていました。

2年B組仙八先生

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続く2年B組金八先生は、1981年4月から1982年3月まで1年間放送されました。時間帯も同じです。金八第1→新八→金八第2→仙八と続いていたんですね。

新八先生が担当していた生徒と同じ学年という設定なのですが、生徒が一新されています。1/3くらい残っていたら現実的でしたけど、ドラマなので仕方ないですね。ただ、他のクラスに所属しているという設定で新八先生に登場した生徒がゲスト出演する回もありました。

仙八役はさとう宗幸さん。他の中学から赴任してきて、問題児の多い2年B組を担当するというお話。持ち前の粘り強さで徐々に生徒をまとめていくというお話で基本は金八先生、新八先生と変わらないですね。ただ、新八、貫八もそうですが、金八先生のような大きな問題(生徒の妊娠、非行など)はなく、日常に起こりうる問題を先生が解決していくという感じですね。仙八以外の先生は寛八から続投されている方もいました。

校長、教頭、用務員さんは金八から続投されていますね。

生徒役には薬丸裕英さん、本木雅弘さん、布川敏和とシブがき隊の3人が出演されているほか、三田寛子さん、ミュージシャンの本田恭章さん、川原田新一さん、長谷川誉さん、岩本宗規さんなども出演されていました。

3年B組貫八先生

3年B組貫八先生は、仙八先生が終わった1983年4月から1984年3月まで放送されました。3年B組を金八先生以外が担当したドラマはこの作品が最初で最後です。

こちらも1年間です。新八、仙八と同じ学年の生徒ですが、やはりメンバーは一新されています。他にも多々つじつまが合わないことがありますが、それはご愛敬ですね。

生徒役には少年隊の初期メンバーとして活躍していた松原康行さん、荒川亮さん、井丸ゆかりさんなどがいました。

貫八先生の終了をもって、3年半放送されていた桜中学シリーズの放送はいったん終了となります。その後は金八先生のスペシャルが年に1回ペースでほうそうされ、1988年にふたたび連ドラとして登場します。(ただし、このシリーズは桜中学ではなく、金八先生は松ヶ崎中学校に赴任しています)

それから数年に一度連ドラとして放送されるようになり、2011年に完結しました。これだけ長いシリーズになるとは当初は思ってもみなかったでしょうね。金八先生以外はソフト化されていないので、再放送やオンデマンドなどで見られる機会があるといいですね。

主演は川谷拓三さん。貫八は中卒で集団就職をし、働きながら定時制高校、大学二部を卒業し、教員免許を取得。10年間夜間中学で教えていたという経歴の持ち主でまたほかの先生とは感じが違いました。この作品にも夜間中学で教えていた生徒たちが貫八を頼ってたびたびやってきます。

「進路相談などができるだろうか」という不安を抱えながら生徒たちにぶつかっていくという物語。そのほかの先生は校長、教頭が続投している他、カンカンこと乾先生(森田順平さん)、進路指導の上林先生(川津祐介さん)も登場しています。

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